「あいつ抱けると思う?」…恋愛から遠ざかっていた女性が『バチェラー』に参加して再起するまで
大人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』。その最新シリーズであるシーズン5の最終回が8月24日、配信され、1組のカップルが誕生し、幕を閉じた。
約1700人の中から選ばれた、生い立ちや人生、価値観も全て違うからこそ、それぞれの魅力を放つ16人の女性メンバー。
なかでも、一際個性的なのに、癒されるという不思議な魅力を発揮し、視聴者の興味を一気に集めた現代美術家・齋藤由依(さいとうゆい)さんに話を聞いた。
恋愛も仕事もどちらも両立できるような器用なタイプではないと自身を分析していた齋藤さんだが、なぜバチェラー・ジャパンに応募したのだろうか?
「元々『バチェラー・ジャパン』は見たことがなくて、全然知らなかったんですけど、友達がすごく好きで、その友達に勧められたことがきっかけで、私もここ1、2年で見始めたんですね。私が長年、恋愛から遠のいていたということもあり、その友達が真実の愛を探す旅っていうテーマも、ピッタリなんじゃないかということで、本当に軽い気持ちで応募してみようと応募しました。
また他の友達にも、私の作品を見て『愛しいものを描こうとか思ったことはないの?』と言われ、確かにここ数年は、一人で戦ってます!というような作品ばかりだったなと気づいたんです。人を好きになるということも、分からなくなっていた頃で、自分にとって足りない部分として浮かび上がってきていたのが、『愛を知る』ということでした。
『愛を勉強したいかも』と、漠然と感じていたことに対して、友達が言ってくれた言葉がすごく良いタイミングで後押ししてくれたのが、大きなきっかけになりました」(齋藤由依、以下同)
今回のバチェラー長谷川さんといえば、2022年7月に配信された男女逆転版の「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン2に、選ばれる側として参加していた経験を持つ。
参加メンバーの中で、最もバチェラーの長谷川惠一愛が強いと言われていた、齋藤さんだが、実際のやりとりを経て、長谷川さんの印象が変わった部分などはあったのだろうか?
「視聴者として、『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2で長谷川さんが出てきた瞬間からタイプでしたし、あの少年ぽさがたまらなかかったんですよね。なので今回のバチェラーが長谷川さんだったと知って、『えーこんなことある!?』って縁というか、運命を感じました。
皆さんは長谷川さんのことわかりやすいって言ってましたけど、私は正直、長谷川さんの気持ちがわからなくて(笑)。確かに長谷川さんは素直なので、もっと話したいなと思った人とはどうしても時間が長くなるし、場合によっては自分を知ってもらう機会すら回ってこないこともある。
でもそんな状況の中で、あんなに素敵な人たちがたくさんいるのに、ちゃんと私のことを女の子扱いして、丁寧に向き合ってくれたんですよね。しっかり恋人繋ぎで手をギュー! って握ってくれたことも印象深いです。女性として自信が持てましたし、もっと可愛くなりたいと素直に思っていいのかなという気持ちに自然となれたんですよね。
だからこそ、なんでその後選ばれなかったのか、本当に要因が全くわからないぐらいで、やっぱり最初の気合い入れた髪型がいけなかったのかなあとか思いましたけど(笑)。でもそれぐらい、周りと比べて『自分なんか』という空気感にならなかったですし、そうなれたのは、長谷川さんと他の女性メンバーが、本当に人間的にも磨かれてる人たちばかりで、そこに支えられていた部分は大きかったと思います」
愛を知らない自分の弱点に気づいた
選ばれなかった要因がわからない…
歌手・音楽家・仏像オタクニスト・ライター。「イデア」でUSEN1位を獲得。初著『生きるのが苦しいなら』(キラジェンヌ株式)は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。日刊ゲンダイ、日刊SPA!などで執筆も行い、自身もタレントとして幅広く活動している
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『バチェラー・ジャパン』シーズン5
配信開始日:2023年8月3日(木) 22時より独占配信中
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※配信内容・スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。
話数:本編10話
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