ファミコン40周年記念!連射ブームから生まれ、一世を風靡した「連射測定時計」とは?
1983年の7月15日は何の日?と聞かれて、「ファミコンの発売日!」と即答できるのは、おそらく現在、40〜50代ではないでしょうか?
この日発売された「ファミリーコンピュータ」は日本国内で約2000万台、海外版のNES(ニンテンドー・エンターテイメント・システム)は約3500万台、合計すると5000万台を超える驚異的なセールスを記録したゲームハードです。
ちなみに、1993年12月1日には、AV仕様(コンポジット端子装備)の「NEWファミコン」が発売されましたが、その時点ですでに「PCエンジン」「メガドライブ」も発売されており、翌年には次世代機と呼ばれた「プレイステーション」が登場する時期でもあり、あまりセールスはよくありませんでした。
ファミコンが大人はもちろん、子供たちの中で大ブームになっていった背景には、魅力的なソフトの数々もそうですが、いくつかの要因があったのです。
当時はよほどのお金持ちでない限り、1つのソフトを友達と貸し借りしながらまさに「しゃぶりつくす」ように遊び倒していました。すると、プレイヤーはゲームの内のプログラムのミス、つまりはバグを発見し、それが話題となり、ゲーム雑誌などでもそれを遊び方のひとつとして取り上げるようになったのです。
次第に裏技の中には、ファミコンのカセットを電源を入れたまま入れ替える、端子部分をハサミ等で触りわざとショートさせるなど、機材を傷つけたり、感電等しかねないものまで登場してしまうようになります。
そこで当時ファミコンを多く取り上げていた漫画雑誌が、注意喚起も含めある定義をしたのです。その雑誌とは小学館発行の『コロコロコミック』でした。
同漫画内では端子をショートさせたりするものはNGとし、普通にカセットを差し込み、電源を入れ、「コントローラーの操作のみで起こすことのできる現象」を、ある意味正式ではない遊び方、つまりは「裏技」として定義したのです。
「NEWファミコン」は話題にならず
人気を支えた裏技という存在
ファミ通 編集者→エイベックス→学校の先生数年→新垣結衣さん他、タレントさんのピアノ&歌講師。番組、CMを作る人。昭和レトロ なガチャ『コスモス』アプリ開発中。レトロゲームの話はお任せあれ。育児奮闘中。X(旧Twitter):@sukesankoba note:SUKESAN
記事一覧へ
記事一覧へ
【関連キーワードから記事を探す】
この記者は、他にもこんな記事を書いています