レトロゲームの価格高騰が続くワケ。海外マニア、転売ヤーが“数百万円で購入”している現実
初代「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」が発売されたのが1983年7月15日。気がつけばもう40年の月日が経っていたのですね。当時、ファミコンを持っている子はスターとなり、学校が終われば本体を持っている子の家に集まってワイワイと遊んだのは今の40代以上の方には懐かしい思い出ではないでしょうか?
ちなみに筆者は発売日からしばらくは本体は売り切れ、そして裕福ではなかったというダブルの理由で買えず、カセットだけを購入して(ちなみに、ポパイでした)友人の家で遊んでいた悲しい記憶があります。
この世代にはさまざまな思い出を与え、そして令和の今になってもなお、ファミコンはSwitchなどでもアーカイブとして遊べたり、テレビ番組でも取り上げられたり、タイトルコンプリート系の書籍が次々と発売されるなど、もはや文化として根付いている唯一無二の玩具だと言えるでしょう。
また話は少々脱線しますが、実は日本から遅れること約2年。アメリカでも1985年に名称を「ニンテンドーエンターテインメントシステム」(通称NES)として性能はほぼそのままですが、見た目はかなり違うファミコンが発売されています。
僕らを楽しませてくれたファミコンですが、発売から40年、何度かブームというのがありました。これは個人の感覚もありますが、初代「プレイステーション」が発売された1994年あたりに次世代機に反発するようにレトロゲームのブームが訪れたのです。
リサイクルショップやゲームショップでは「定価を超える値段」でファミコンをはじめ、「PCエンジン」「メガドライブ」他のゲームをある意味の「骨董」扱い、同時にヤフーオークションなどでもレトロゲームとして高値がつくようになっていったのです。
それからしばらくは一部のマニアを除いては時代の流れには逆らえず、「セガサターン」「プレイステーション2」「ニンテンドー64」「ゲームキューブ」「ドリームキャスト」などの最新ゲームに夢中になり、レトロゲームブームは一時去ることになります。筆者はこの頃、雑誌『ファミ通』の編集者、攻略本の執筆をしていましたので、ゲームファンの動向はかなり明確に認識していたと思います。
ファミリーコンピュータの悲しい記憶
レトロゲームが高価で取引されている現実
ファミ通 編集者→エイベックス→学校の先生数年→新垣結衣さん他、タレントさんのピアノ&歌講師。番組、CMを作る人。昭和レトロ なガチャ『コスモス』アプリ開発中。レトロゲームの話はお任せあれ。育児奮闘中。X(旧Twitter):@sukesankoba note:SUKESAN
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