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那須川天心、ボクシングデビュー戦から見えた課題とは。試合会場では「珍しい現象」が

「1年後には日本で一番になっていると思う」

「強いヤツと戦っていくのが格闘技の面白さ」と話す那須川の希望を容れるのならば、世界ランカーとの対戦の可能性も出てきそうだ。本田会長は「1年(時間を)くれれば本物になる。タイトルを取るかどうかは別として、1年後には日本で一番になっていると思う」と那須川の成長に自信をみせる。 「これからどんなストーリーが始まるのか楽しみ。見ている人と一緒に成長する育成ゲーム、RPGを僕で楽しんでほしい」(那須川)  誰よりも自分を客観視し、そして新たな挑戦を楽しんでいるのは、那須川自身かもしれない。走り出した金の卵は、いつ、どれだけ大きくなって羽化するのだろうか。 <取材・文/ボクシングライター 原功 撮影/福田直樹>
日本大学法学部新聞学科卒業後の1982年4月、ベースボールマガジン社に入社。「ボクシングマガジン」編集部に配属となり、1988年~1999年まで11年間、同誌編集長を務める。2001年に退社しフリーのボクシングライターになる。以来、20年以上にわたりWOWOW「エキサイトマッチ」の番組構成を担当。そのほか日刊スポーツWeb版などに寄稿。著書は「ボクシング 名勝負の真実・日本編」「ボクシング 名勝負の真実・海外編」(いずれもネコパブリッシング)、「タツキ ~愛とボクシングに生きた男の半生~」(PHP研究所)など
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