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前回は抽選倍率100倍超え「五輪選手村跡地に建つタワマン」晴海フラッグは買いか

その割安感から抽選倍率100倍超えを連発した晴海フラッグ。いよいよ街のシンボルタワー棟の分譲が開始される。話題の激アツ物件の実力はいかほどか!

注目を集めている「晴海フラッグ」

晴海フラッグ ’22年12月に東京23区で発売された新築マンションの平均価格は8302万円(不動産経済研究所調べ)。バブル期以来の高水準だ。土地も建築資材も高騰するなか、都内マンションは高嶺の花に。そんななか大きな注目を集めているのが、’19年から順次販売されている東京五輪選手村跡地の「晴海フラッグ」だ。 「晴海フラッグはかなりのお宝物件でした。板状棟(イタマン)のお得度は’08年にマンションマニアの間で話題となった、将来土地を東京都に返還する『定期借地契約』で超割安タワマンを実現した『シティタワー品川』に匹敵するほどです」  そう語るのは、新築マンションブロガーのキットキャット氏だ。
キットキャット氏

キットキャット氏

晴海フラッグの抽選倍率は100倍

「晴海フラッグの用地は東京都の払い下げ、建物は選手村からの改修物件という理由で、当時の相場より若干割安で分譲されました。それが五輪の延期で引き渡し時期が延びた間も都内マンション相場は高騰を続け、結果的に晴海フラッグの割安感が際立ちました。 さらに建物自体も高スペックでした。各階にゴミ置きや共用廊下に玄関ポーチの『アルコーブ』があり、各戸に『エネファーム×蓄電池』を完備など、最近の分譲マンションではコストを理由に削られがちな仕様が施されており、人気に拍車がかかりました」  こうした要因で人気化した晴海フラッグは、抽選倍率がなんと100倍を超える部屋も出てくるほどの過熱ぶりとなった。
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投資目的の購入者も多く倍率が高騰
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