国際G1香港国際競走の馬券ポイントは「京都競馬場」にあり
12日の日曜競馬は2歳牝馬のG11阪神ジュベナイルフィリーズが開催されるのだが、その発走時刻15時40分を前後して香港・シャティン競馬場での国際G1が4競走開催され、JRAのインターネット投票などで馬券が買えます。そんな香港国際競走を予想する上でのポイントをお伝えしていきますので参考にしてみてください。
香港国際競走の舞台、シャティン競馬場は1周1,900mの右回りコースで、直線の長さは430m。そして、1コーナーに2mほどの上り坂が設置されており、3コーナーから直線にかけて下り坂になるという起伏を有しています。直線は平坦であることは有名ですが、3コーナーからの下り坂が意識されていないので頭に入れておきましょう。
このコース形態、日本のある競馬場に似ています。ズバリ、京都競馬場です。
外回りコースだと1周1,894m(Aコース使用時)で直線の長さは403m。やや京都競馬場の方が小さめですが、3コーナーからの下り坂と直線が平坦という性質はまさに京都競馬場と同じ。どちらも下り坂でスピードをつけて、ゴールまで長く脚を使うという適性が問われるコースとなっています。
実際、香港での好走馬を見ると、京都実績がある馬の好走が目立ちます。2019年の香港ヴァーズは日本馬ワンツー。1着グローリーヴェイズは天皇賞(春)2着。2着ラッキーライラックはエリザベス女王杯の覇者です。
香港マイルと香港カップを制したモーリスも、マイルチャンピオンシップ勝ちがありました。香港スプリント連覇のロードカナロアも重賞ではシルクロードステークスが一番着差をつけていたのです。
また日本馬だけでなく、外国馬も同様です。エリザベス女王杯で圧巻の競馬を見せたスノーフェアリーが香港カップを制し、レッドカドーが香港ヴァーズを制した翌年に天皇賞(春)で3着に好走しています。外国馬にも傾向に当てはまっているので、なおさらシャティンと京都が近いコースであることがうかがえるでしょう。
香港国際競走の予想において京都競馬場の実績は重要な要素になるのです。
香港・シャティンは京都に似ている
京都での実績がある馬が成績を残している
各種メディアで活躍中の競馬予想家。新刊『安井式上がりXハロン攻略法(秀和システム)』が11月15日に発売された。『競走馬の適性を5つに分けて激走を見抜く! 脚質ギアファイブ(ガイドワークス)』『超穴馬の激走を見抜く! 追走力必勝法(秀和システム)』、『安井式ラップキャラ(ベストセラーズ)』など多数の書籍を執筆。
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