ダービー、桜花賞…来年のクラシックを沸かせる2歳馬の共通点は? 注目馬3頭を紹介
秋競馬がスタートし、ついに先週には 菊花賞も終了しました。これで長きにわたって繰り広げられてきたクラシックがついに終わりを迎えました。しかし、現3歳世代のクラシックが終わるとまた次の現2歳世代によるクラシックが始まります。
そこで今回のコラムでは「2歳馬を評価する上でのポイント」をお伝えできればと思います。来年の日本ダービーへ向けて今から強い2歳馬を探しておきましょう。
私は競走馬の才能を表すのは各馬が全力で走る勝負所、つまり直線でどれだけの「トップスピード」を発揮できるか、だと考えています。ですが、この才能は鍛えて伸びるというものでもなく、いわば先天的な能力でもあると考えています。
対してレースの序盤から勝負所までに速いペースで走ってもバテない「スタミナ」はレースに出走し鍛えられることで身につく後天的な能力だと考えています。
後天的であるスタミナについてはレースを重ねるごとに高まっていくので、クラシックまでのレースを経て変わってきます。しかしスピードというのはキャリアの浅い段階ですでに証明しているケースが非常に多いのです。
特に3歳クラシック戦のなかでも日本ダービー、桜花賞、オークスは直線の長い競馬場で行われるため、スピード能力はより重要になります。つまり、来年のクラシック路線を沸かす2歳馬を探すにはまず、スピード能力を見極める必要があるのです。
スピードというと多くの人は走破時計を見るかと思います。もちろん、それは否定しません。しかし、パンパンの高速馬場で逃げ馬がハイペースで進めると走破時計はいくらでも速くなります。つまり、走破時計はそのレースで速いタイムが出る状況だったか?を確認したうえで参考にするのが前提条件となります。
例えば、2019年にフィエールマンの妹としても注目を集めたルーツドールの新馬戦は東京競馬場の芝1600mで1分33秒3という好時計で勝利を収めました。それにより次走のシンザン記念では圧倒的な1番人気に支持されましたが、結果は7着に敗れています。
走破時計だけでスピードを見極めるのは不十分だった例です。ではどうすればよいか?実は、私が重視しているのがラスト2ハロン目のタイムなのです。
走破時計自体はペースや馬場次第でいくらでも速くなります。が、上がり時計となると話は別です。全体のペースによって引き上げられる走破時計と異なり、上がり時計は自身の力で加速をする必要があります。
加速力がないと自身の限界以上の時計を出すことは難しくなり、おのずと馬ごとのトップスピードの上限が決まってくるわけです。
なかでもレースにおけるラスト2ハロン目のタイムとは多くの競馬場で4コーナーから直線に入る区間に該当し、上がり時計のなかでも最も速いタイムが記録される区間となります。つまりラスト2ハロン目のタイムが速いという事はそれだけトップスピードが高いと言い換えることができるのです。
例えば、近年で3冠馬となったディープインパクトは10.8秒、オルフェーヴルは10.5秒、コントレイルは10.7秒を記録していました。ハロン11秒なら3ハロンで33秒。つまり11秒を切る馬は3ハロンに換算すると32秒台となることからも、ここで11秒を切れるかが評価の基準となるでしょう。
評価するのは走破時計ではなくラスト2ハロン目のタイム
走破時計は全体のペース、上がり時計は自身の力
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各種メディアで活躍中の競馬予想家。新刊『安井式上がりXハロン攻略法(秀和システム)』が11月15日に発売された。『競走馬の適性を5つに分けて激走を見抜く! 脚質ギアファイブ(ガイドワークス)』『超穴馬の激走を見抜く! 追走力必勝法(秀和システム)』、『安井式ラップキャラ(ベストセラーズ)』など多数の書籍を執筆。
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