ひろゆきが「徒競走で順位をつけない教育」はバカすぎると考えるワケ
運動会シーズン真っ只中だが、この時期話題に上るのが「順位をつけない学校方針」だ。初の子育て&教育論をまとめた『僕が親ならこう育てるね』の著者・ひろゆき氏は競争を子どもの頃から教えるの大切を説く。その真意とは?
「他人と比べるのはよくない」
そんな考えから徒競走で順位をつけないナゾ教育を方針とする学校があるようで、それに賛同する声も、最近チラホラと耳にします。
僕は、個人的にはこの“比べない教育”は微妙だと思っています。大人になって社会に出ると他人と比べられるのが当たり前。競争がない世界で生きていくことは、石油王の子どもでもない限り不可能です。
学校は社会で生きていくための準備をするところですから、学校で競争があることを教えておくのは必要なことです。
「世の中が平和でありますように」と唱えても平和にならないように、「争いがない社会がいいよね」と唱えても争いはなくなりません。
企業が生き残るのは、他社よりも優れた製品を安価に提供するからで、その競争があるからこそ、より便利で良いモノが出て、市民が幸せになるという側面もあると思うのです。
徒競走で順位をつけない“比べない教育”は微妙
学校で競争があることを教えておく必要がある
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
記事一覧へ
![]() | 『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』 仕事やプライベートで言葉に困ったとき…ひろゆきなら、こう言う! 50のシチュエーション別に超具体的な「言い換え術」を伝授。 ![]() |
![]() | 『ざんねんなインターネット』 日本のインターネット上で起こる様々な炎上事件や犯罪行為をどう見てきたのか? 満を持して出す、本気の「インターネット批評本」! ![]() |
![]() | 『僕が親ならこう育てるね』 2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏の新刊は“教育&子育て論” ※本の著者印税は、児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられます。 ![]() |
記事一覧へ
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
ひろゆきが考える「“テストの点がよくない子ども”に大人がするべきこと」
ひろゆきが「こども家庭庁は結局、何の役にも立たない」と悲観的なワケ
ひろゆきが思う「子どもに『戦争』を教える際に絶対にやってはいけないこと」
ひろゆきが考える「プログラミング学習でやってはいけない」ワースト1
ひろゆきが教える「人の子育てに口を出す」人の対処法ベスト1
54歳、シングルマザーとして歩んだ現役セクシー女優の軌跡。子どもは「ずっと前から知ってたよ」
「粉ミルクは体に悪い」と主張、“母乳を強要する夫”が怪しい動き…「子供がよく眠るようになった」まさかの理由に愕然…
「お年玉は全額子供に渡す」子育て歴20年のミニマリストが力説する“隠さない育児”のメリット。性の話もオープンに
ママ友は作らない、性の話は隠さない。ミニマリストが「子育てでやめてよかった」3つ
夏休みの“沖縄家族旅行”が台風で中止に…「地獄の空気」を切り抜けた父親の“機転”とは?
この記者は、他にもこんな記事を書いています