デジタル

災害・停電発生時の「スマホ再設定」のコツ、無駄な電力消費を抑えたい

キャッシュレス決済は「無用の長物」

 必要最低限の機能を見極め、それ以外はOFFにする。スマホの電力を長持ちさせる最良にして唯一の手段だが、一方で現代ならではの問題も発生する。  お金である。スマホを使った決済サービスのおかげで、現金を使う機会がすっかり減った。それは同時に、「現金を常備していない」ということだ。キャッシュレス決済は電力がなければ無用の長物。  とりあえず1000円札を数枚、非常用袋に忍ばせておくというのは有効な対策だ。大規模停電が起きればキャッシュレス決済も使えなくなることを、予め覚悟しておくべきだろう。

モバイルバッテリーは乾電池式を選ぶ

 スマホを充電するためのモバイルバッテリーにも気を遣いたい。日頃から乾電池式のモバイルバッテリーを備えておけば、必ず大活躍するはずだ。充電式のモバイルバッテリーではないことに注目していただきたい。乾電池で動く製品は、災害時に強いということで再評価されている。  これも前述の現金と同じく、普段からの備えが物を言う部分。今月13日に発生した地震は、関東地方にも大規模停電をもたらした。こうした災害は、ある時突然やって来るという事実を改めて意識しておきたい。<文/澤田真一>
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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