カーライフ

日本人がビビるフランス車の欠点を克服したプジョー208

アモーレ! フレンチコンパクト!

 写真はワタクシの愛車シトロエンDS3と新型プジョー208であります。プジョーとシトロエンはフランスの自動車ブランド。フランスでは普通の人はプジョーを、公務員はルノーを、変わり者はシトロエンを選ぶなんて話もあります。そんな庶民のクルマ・プジョーの新型208は、これまでのフランス車の弱点を克服したステキな1台。思わず買い替えたくなりました!
オートクラブ

NEW PEUGEOT 208

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

トレビアーンなフランス車は、安くてオシャレで走りもイイ!

 読者のみなさまは、フランス車が欲しいなんて、コレッポッチも思ったことがないことでしょう。「だいたいフランス車なんてどこで売ってんだよ!」って感じでしょうか? 東京都杉並区在住のワタクシも、目黒区とか江東区まで行かないとディーラーがないので不便なのですが、鳥取・島根・佐賀の3県には、プジョー・シトロエンのディーラーが1軒もない。そりゃ買いたくても買えませんね。  でも私はフランス車が好きなのです。なぜフランス車が好きかというと、安くてオシャレで走りがイイからです。  私が今乗っているシトロエンDS3は、4年前、登録済未使用車を40万円引き(車両本体価格219万円)で買ったものです。219万円って値段は、ヤリスHVのGグレード(213万円)とほぼ同じ。輸入車なのにけっこう安いでしょ? フランス車の定価は、国産車とドイツ車の中間あたりですが、値引きが大きかったり、登録済未使用車が多かったりで、なんだかんだで「ほぼ国産車並み」なんですよ。
オートクラブ

プジョー208の新型と聞いて「?」と思った人は、少なからずフランス車好きです。これまでプジョーは205、206、207、208と、新型が出るたびに末尾の数字を1つ増やす方式だったんですが、今回からそれをやめました!

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昔は欠点がありました
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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