「オンライン夏祭り」に潜入、海外から参加者も“荒らし”対策で課題
コロナ禍で広がるオンラインイベントは、夏祭りにも波及している。自宅にいながら盆踊りや花火を楽しむ企画が打ち出され、参加者の間で好評を呼んでいる。東京オリンピックへ向けてボランティア活動などをする「学生団体おりがみ」が、8月末に2日間にわたってイベントを開催した。同団体は海外からも参加者がいた点など集客については手応えを感じている。一方でイベント終盤では運営アカウントが乗っ取られるトラブルが発生し、オンラインの利点と難点が浮き彫りになった。
8月29、30日に行われた「2020オンライン夏まつり~不忍夢(しのばずのゆめ)」。露店でよく見かけるリンゴ飴を作る料理体験教室や、各参加者から寄せられたメッセージを打ち上げ花火の映像に合わせて披露する上映会など。パソコンや携帯端末から会場にアクセスした参加者が、日々の鬱憤を晴らすかのように祭りを満喫した。
とりわけ盆踊り大会は、一段と盛り上がりを見せた。「東京音頭」や「炭坑節」といった定番曲に加え、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」やBon Joviの「Livin’ On A Prayer」に合わせて踊りを楽しんだ。画面横のコメント欄には「またやりたい」「コロナが終息して、夏祭りに行けるようになる日が待ち遠しくなった」など賛辞が相次いだ。
リンゴ飴作りや浴衣姿で盆踊り大会、工夫凝らした企画続々

学生団体おりがみ企画の「オンライン夏祭り」。盆踊り会場からBon Joviの「Livin' On A Prayer」 pic.twitter.com/eSmrVx0og2
— カイロ連 (@hokkairo_ren) September 3, 2020
続き。オンライン夏祭りを楽しむ人たち pic.twitter.com/0Dg8xPSjlt
— カイロ連 (@hokkairo_ren) September 3, 2020
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新聞記者兼ライター。スター・ウォーズのキャラクターと、冬の必需品「ホッカイロ」をこよなく愛すことから命名。「今」話題になっていることを自分なりに深掘りします。裁判、LGBTや在日コリアンといったマイノリティ、貧困問題などに関心あります。Twitter:@hokkairo_ren
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