宇垣美里が明かす「私がナメられたくない理由」
TBSの局アナ時代に『サンデー・ジャポン』でコスプレを披露し、「私には私の地獄がある」「この世の悪を焼き払いたい」といった女子アナらしからぬ発言から“闇キャラ”として話題になった宇垣美里。今年4月のフリー転身後は、その一挙一動がネット記事になるなど、さらに注目される存在に。
一方で、読書家として知られ、漫画・アニメなどカルチャーへの造詣も深く、繊細な観察眼と洞察に富んだ高い筆力で、執筆業にも活躍の幅を広げている。今号よりSPA!では月イチの映画コラムもスタート。女子アナという狭い枠組みから飛び出し、より自由自在に羽ばたき始めた彼女の素顔とは――。
――フリー転身から5か月がたち、ご自身の中で変化はありましたか?
宇垣:何人もの友達から「穏やかになった」「綺麗になった」と褒められるようになりました。以前は会うたびに、仕事でムカついた話を面白おかしく、ネタに昇華することに生きがいを感じていたんですけど、「最近、マリオカートの話ばかりしているからよかったよ」と言われます。
――なぜ、変わったと思いますか?
宇垣:自分ではどうしようもないことが減ったからでしょうね。会社員だと、経緯は不明だけど決定事項のみが下りてくることもあるじゃないですか。細かいことを言えば、メールでやりとりしたのに、もう一回紙に書いて提出しないといけないとか。無駄だと思っても、慣習を優先しなきゃいけない。しかも、その理由を知りたくても、誰に尋ねればいいのかわからない。今は「なぜ?」と疑問に感じたら、マネジャーさんに聞けば、解決しますからね。
――性格的にフリーに向いていた?
宇垣:もちろん、会社という居場所のありがたさも実感しています。ただ、私が辞めるとき、快く送り出してくれた人たちに「今のほうが楽しそうに過ごしていてよかった」と思ってもらえるようにしなきゃいけない。そう心に刻んでいます。
――以前、コラムで「怒りや絶望が原動力」と綴られていました。幸せばかり感じると、面白い文章が書けなくなる不安はありませんか?
宇垣:すごくイライラしているときは、書くことが溢れるように出てきて、編集者さんに「勢いがすごい」と言われていました。今はそれがなくなっちゃって。ほんわかとした文章もいいと思うのですが、それだけではダメな気はしていますね。

「今のほうが楽しそうに過ごしていてよかった」と思ってもらえるようにしなきゃ
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