セダンやワゴンが国産車から消えゆくなか輸入車だけが生き残っている謎
ただし、セダンやワゴンのシェア低下は、世界的な傾向でもあります。そこで、欧州メーカー各社、生き残るために工夫を凝らしています。
スーツつまりセダンに関しては、かつては仕事や冠婚葬祭用でフォーマルさが重要でしたが、現在は各社こぞってスポーティなイメージに振っています。仕事人間から、休日はスポーツマンになるヤンエグ(死語)へのリボーンですね。
このたびプジョーがリリースした新型508は、さすがおフランス製だけに内外装とにもスタイリッシュ。セダンながらハッチゲートを持ち、休日はテニスやラクロスを楽しむイメージでしょうか。こういうのを昔はハッチバックと呼びましたが、プジョーは「ファストバック」と呼んでおります。ちなみにアウディは「スポーツバック」と呼んでますが、この際一蓮托生でセダン系ということにさせてください。
このプジョー508、乗ってもまさにヤンエグでした! 走りは羽のように軽快、乗り心地はフランス車っぽくしなやかで印象グンバツ、とってもイケてる感じです。これで417万円からは安い!
しかも3年後には、中古車が100万円台で狙えそう。個人的には今から中古車狙いです。100万円台でヤンエグになれる! 新車の軽と大差ないやんけ。
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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