4億7000万円Win5的中者の馬券術を分析してみた
2月24日、日本競馬史上最高配当が飛び出した中央競馬Win5(※5重勝単勝式の勝馬投票券。指定された5つのレースの1着を当てる馬券)。この日のWin5は5レース中、実に3レースが単勝人気が10番人気以下という波乱の決着だったため、キャリーオーバーになるのでは……ともくされていたのだが、1票だけ的中。その払い戻しは4億7180万9030円となった。
的中者を強運の持ち主と言ってしまえばそれまでだが、このレース、的中した残り票数から辿ると狙い撃ちされた可能性が極めて高かったと思われるのだ。いったいこの日、どのようなレースが行われ、どのような馬券が購入されていたのか。レースと結果から振り返ってみたい。
この日のWin5対象レースは以下の組み合わせだった。
1レース目 2200m 阪神10RすみれSL 6頭立て
2レース目 1200m 中山10RブラッドストーンS 16頭立て
3レース目 1200m 小倉11R下関S 14頭立て
4レース目 1400m 阪神11R阪急杯G3 18頭立て
5レース目 1800m 中山11R中山記念G2 11頭立て
ここで票数の推移から的中した人の買い方を探ってみよう。
発売票数 6,740,129票
1レース目終了時点残り票数 1,541,364票
2レース目終了時点残り票数 4,784票
3レース目終了時点残り票数 164票
4レース目終了時点残り票数 5票
5レース目終了時点残り票数 1票
<5レース目からわかること>
まず最後のレース目前にして5票残っている。最後のレースとなった中山記念は、G1優勝経験馬が5頭もいるというレースだったため、上位人気馬と下位人気馬には力の差があると判断すれば5~6点に絞ることができる。
G1馬5頭は結果2~6着であり、勝った馬はG1未勝利馬の中では最上位人気の単勝5番人気馬・ウインブライトであった。5票残っていたが、これが複数人だったとは考えづらく、1人が最後5点にしていたとを考えるのが自然である。おそらく上位人気5頭を選んでいた可能性は高いだろう。2着だった6番人気馬・ラッキーライラックとはクビ差であったため、もし最後の結果が逆であったならばキャリーオーバーになっていたのかもしれない。別の見方ならば、的中者はクビ差で約4億7000万円を得たことになる。
(追記訂正 2/26 18:00:中山記念残りの5票は3頭の馬によるものであったとの指摘をいただきました)
狙いやすい&荒れると踏んで大口勝負があった?
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