300万円で買って300万円で売れた初代NSXは今ならいくらで売れたのか?
―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―
腕時計投資家の斉藤由貴生です。どケチな私は、お得に生きることをモットーとしているのですが、「単なるケチ」ではなく、「快適なケチ」を目指しています。
「ケチ」といえば、極力お金を使わないというイメージがありますが、私の場合、平気で高いモノを買っています。以前の愛車はロールスロイスですし、今着けている腕時計はパテックフィリップ。これら2つのブランドは、それぞれ頂点に立つ「最高級ブランド」として知られていますが、私はケチってこれらを楽しんでいます。
しかし、ケチと高級という要素は、本来相反する要素です。私は、どのようにしてこれらを結びつけたのかというと、「売る」ということにより、それを実現させたのです。
通常、人はモノを買うとき、「買う」値段だけを意識します。しかし、私にとっては「買う」ほうの値段はどうでも良いのです。では、私が最も重視する値段とは何なのかというと、それは「いくらで売れるか」ということなのです。
つまり、買った値段と同額かそれ以上で売れるのであれば、実質消費額がゼロとなるわけです。こういったことにより、私はこれまで誰もが憧れるような高級品をどケチにお得に所有してきました。
買った値段以上で売るのが難しいのがクルマだけど……
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある
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