格安シェアハウスの荒れた実態…サイコな同居人のせいでパニック障害に
“テラハ”などの恋愛リアリティ番組に憧れ、シェアハウスで生活してみたいと考える人は少なくないだろう。家賃を節約しながら、そこで恋人までGET……。
そんななか、「人間関係はギスギス、マナーが悪い人もいて、精神崩壊寸前まで追い込まれました」と話すのは都内のシェアハウスに住み半年になる井上潤一郎さん(仮名・30歳・グラフィックデザイナー)。彼が見た格安シェアハウスの実態とは!?
家賃を節約してお金を貯めようと考えていたところ、たまたま友人の紹介でこのシェアハウスを知った井上さん。せっかくなのでこの機会に入居を決めた。ぶっちゃけ、テラハのような出会いに憧れていた部分もある。
「シェアハウスの男メンバーは、新入りの僕とN夫さん(34歳・会社員)の2人。一方で、女メンバーはS美さん(26歳・美容部員)とM子さん(25歳・カフェバー勤務)の2人と聞いていた。本心を言えば、もしかしたら新しい恋が始まるかも? とほのかに期待していました(笑)」
しかし入居初日、出ばなをくじかれることになる。他のメンバーに「これからよろしくお願いします」とケーキを渡して挨拶すると、N夫さんとS美さんは喜んでくれたが、M子さんからはつれない返事が……。
「私、ダイエット中だからいらない。S美にあげる~」
ダイエット中なのかもしれないが、これから共同生活を送るわけだし、もっと感じ良くしてくれてもいいのに……。井上さんは早くも凹んだ。
その後、自室に戻り荷ほどきをしてからシャワーを浴びようとバスルームへ行くと、洗面台には茶色の長い髪の毛がたくさん落ちていた。
「あのダイエット女、M子の仕業だ……と思いました。S美さんは黒髪のショートカットなので犯人確定ですよ。もうこのシェアハウスで恋が始まることはなさそうだと思いながら、洗面台を掃除しましたね」
数日後にシェアハウスのグループLINEでN夫さんから「バスルームは次に使う人のことを考えて、綺麗に使いましょう」と送られてきたので、きっとM子さんはバスルームを汚す常習犯なんだろうなと思ったそう。
「なぜか、運悪く僕がM子さんの後にバスルームを使うことが多く、毎回イラッとしていましたが僕もN夫さんを見習って、直接本人に怒ったりせず、グループLINEなどでやんわり注意していました」
人間関係ギスギス…格安シェアハウスの乱れた実態

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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
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