更新日:2018年09月03日 23:26
エンタメ

『ちびまる子ちゃん』の楽曲を歌った大物列伝。KinKi Kidsや植木等も

『針切じいさんのロケン・ロール』植木等(1995年)

 第2期初代EDテーマ。オールディーズのヒット曲『The Purple People Eater(邦題:ロックを踊る宇宙人)』のカバーである。プロデュースは大瀧詠一。歌は昭和の無責任男・植木等。コーラスにはイルカ、ギターには野村義男と、豪華なサポートメンバーが加入していた。

『針切じいさんのロケン・ロール』

『ハミングが聞こえる』カヒミ・カリィ(1996年)

 第2期3代目OPテーマ。歌はカヒミ・カリィ、作編曲は小山田圭吾と、じつに渋谷系な一曲。

『ハミングが聞こえる』

『あっけにとられた時のうた』たま(1996年)

 第2期3代目EDテーマ。1990年に『さよなら人類』で『おどるポンポコリン』とともに世の中を沸かせたたまが担当。ちなみに1990年のNHK紅白歌合戦は、B.B.クィーンズ⇒たま⇒植木等、という曲順で歌われ、今考えればじつに「まる子」な紅白であった。

『あっけにとられた時のうた』

『KinKiのやる気まんまんソング』KinKi Kids(2000年)

 第2期6代目OPテーマ。「まる子」楽曲はジャニーズも歌っている。シングル『好きになってく 愛してく』のB面であった。長らくアルバム未収録だったが、昨年のベスト盤にやっと収録された。

『呪い』山崎ハコ(2002年)

 暗い歌で有名なフォークシンガー山崎ハコの迷曲。こんな曲がなんと1話限りでEDテーマとして使用されたことも……。2002年7月7日放送の「まる子、フォークコンサートに行く」の回でのことであったが、この回には山崎ハコも本人役で出演。伝説の回である。

『呪い』

 このほかにも桑田佳祐(『100万年の幸せ!!』)など、まる子ミュージックはまだまだあるが、こうした楽曲の作詞の多くを、さくら本人が担当していた。アニメ制作にも積極的であったと言われているが、アニメで使用されていた楽曲にも本人の意向が色濃く出ていたのではないだろうか。自由な発想でファンの多かったさくらももこ。ご冥福をお祈りしたい。 <文/串守シャモ>
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