マネタイズ、ダイバーシティ…カタカナ語のイラッとする用例集
外資系企業やIT業界発のカタカナ用語が広く使われるようになった昨今。
そんなイケてる職場でもないのに、わざわざカタカナ用語を使う人もいて、イラッとした経験は誰もがあるだろう。
そこで、日刊SPA!では「カタカナのビジネス用語を使われて、イラッとした経験を教えてください」とアンケートを実施。身の回りのイラつくカタカナ用語を聞いてみた。
「全社員当てのメールに、『プロジェクトが“ローンチ”したのでお知らせします』とあった。中途半端なカタカナで、なぜか今の今まで覚えている」(男性・45歳・IT関連)
最近とてもよく聞く単語、ローンチ。日本語では「立ち上げ」「公開」「開始」という意味だ。元々はIT業界で使用されていたが、現在では業種を超えて使われることが多い。
この程度ならばスルーできる範囲だが、中身が伴わないのにカタカナ用語を使われると、ショボさもひとしおだ。
「IT企業との会議でのこと。『まず、1P目の“アジェンダ”をご覧ください』と言われ、目を通すと<1.ミスの予防について 2.目標数字の共有>といったくだらない内容が羅列されていた。ショボすぎて、アジェンダって程じゃないだろと思わずツッコんでしまった」(男性・38歳・営業)
「行動計画」や「議題」の意味で使われ、実際に仕事の場でもよく聞くアジェンダ。ちなみに、2009年に「選挙公約」をドヤ顔で「アジェンダ」と呼んでいた「みんなの党」はわずか5年で解党してしまった。
また、グチ飲みのときまでカタカナ用語を使いたがる人も……。
「ベンチャーかぶれの同僚と飲みに行った時、『とにかく、あのボンクラ部長を“マネタイズ”しないと』と酔っぱらいながら話していた」(女性・35歳・営業)
使えない部長を働かせて、利益になることをさせるというニュアンスの発言。「マネタイズ」は、無料サービスを「収益化」するという意味でIT界隈で使われ始めたが、人間に対して使うと何とも冷酷な感じがしてしまう……。
「前科者から元お笑い芸人まで、様々な人材がいた前職。上司はそれが自慢だったらしく『ウチは“ダイバーシティ”なんです』と事あるごとに言っていた」(男性・40歳・編集)
こちらの上司も、カタカナ用語を使って「カッコいい俺」を演出したかったパターン。ただの寄せ集め的な職場を、ダイバーシティ(多様性)と表現するところが涙ぐましい。
さらには、業界によって意味やニュアンスが異なるカタカナ用語も存在する。
「『そんなことをしたら、“ハレーション”が……』と言われ、理解できなかった経験がある。自動車整備をしていた私は“幻惑”しか頭に浮かばず」(男性・54歳・自動車整備)
元々は写真用語で、「強い光が当たった部分の周囲が白くぼやける」ことを指すハレーション。ビジネス用語としては「悪影響」「副作用」といった意味だが、相手に通じなきゃ意味がない…。

カタカナ用語を使いたいだけの上司・同僚にイラッ
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