嫁に内緒で“男のロマン”に大金をつぎ込んだ夫たち「年収は300万円台…だけど、12万円のクロムハーツが欲しかった」
いっこうに給料がアップする気配もない。そんななか結婚や妻の妊娠。子どもが大きくなるにつれ、教育費や家族としての出費は増える一方。いつのまにか趣味や自分の好きなことにまったくお金が使えなくなってしまったという既婚男性も少なくないのではないだろうか。
世の多くのサラリーマンがワンコインのランチを節約し、「家族のために……」と言い聞かせる毎日かもしれない。しかしながら、積もりに積もった欲望を抑えきれず、妻に内緒で欲しい物を買ってしまった経験があるひともいるだろう。彼らは、いかにして“男のロマン砲”を炸裂させたのだろうか?
雑誌やWebの広告関連の仕事に従事する藤代さん(30代・仮名)。3年前に結婚し、現在は1児の父である。学生時代から一眼レフカメラが趣味だったというが……。
「最初は万能なズームレンズを使っていたのですが、海外旅行にいったときに、せっかくならキレイな写真が撮りたいと思って。写真って、単焦点のレンズだと劇的に変わるんですよ。35mmからスタートして、50mm、28mmと揃えたくなって。さらにいろんなメーカーを試したくなったんです」
藤代さんは、いわゆる“レンズ沼”にハマっていったという。1本あたりの価格は、安くても3万円前後。買ったり売ったりを繰り返しながら、現在は8本を所有しているという。親族の集まりがあるときは、自動的に撮影係となる。とはいえ、仕事においてもカメラが必要になることがある。小さな広告案件で予算がない場合は、カメラマンを雇わずに自ら撮影を行うことも。一見、趣味と仕事をうまく両立しているように思えるが、会社から経費の補助はなく、基本的に全て自腹……。
「親族の記念写真や仕事として撮る写真はフォーマット通りにやっているだけですし、おもしろくはない。やっぱり、自分の好きなことを表現したいと思って。そのために、カールツァイスというメーカーの“ディスタゴン”というレンズが必要だったんです!」
価格は中古でも約10万円。嫁は大反対だったという。「仕事で使うから(※マニュアルレンズのため、実際にはほとんど使えないらしい)」と説明しても、「レンズはすでに8本あるからじゅうぶんでしょ」の一点張り。そこで、藤代さんは強硬手段に出た!
「とりあえず買っちゃえ、と。それで、家にはレンズを持って帰らずに、会社の引き出しにしまっておけばバレないかなって(笑)」
その後、レンズのほかにもストロボやスタンドを買いそろえた藤代さん。機材はすべて会社に置いてあるという。現在は、仕事の合間などに撮った写真をインスタグラムにアップし、どれだけ「いいね!」がつくのか楽しんでいるそうだ。
会社の引き出しにカメラレンズを保持「家には持って帰らない」
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