港区女子も見習うべき! タイのお金持ちマダムが愛用する男性用高級腕時計
―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―
腕時計投資家の斉藤由貴生です。最近、「好きな女優は?」とよく聞かれるのですが、私は若尾文子さんが好きです。『青空娘』と『浮草』を見たら、今の20代の人でも若尾さんに惚れると思います。
さて、街にもきれいな女性がたくさんいますが、10年ほど前まで彼女らは20万円程度のルイヴィトンの鞄を持っているのが定番でした。しかし、2010年前後より「ブランドは嫌」という女性が増え、ブランド品を持った女性は以前よりも少なくなったように感じます。実際、渋谷などの繁華街を見てみても、ルイヴィトンだとひと目で分かる柄の鞄を持っている人はあまり見かけません。しかし、その一方で「港区在住」といったような女性が愛用しているのが、バーキンを筆頭とした100万円級のエルメスの数々です。
彼女たちが選択する高級品には、バーキンだけでなく様々な代名詞的存在があるのです。クルマといえば、こぞってメルセデス・ベンツのGクラス(通称ゲレンデ)。また、靴はクリスチャン・ルブタンと決まっています。ですから、“バーキン、ルブタン、ゲレンデ”といえば、港区エリアにおける現代の三種の神器なのです。
しかし、そんな港区女子&マダムにおいて、唯一ブランドが定まっていないのが腕時計。彼女らが選択する腕時計の“バーキン的”存在は、まだ定まっていないのです。20年ほど前から、女子高生までもがルイヴィトンを持っていて世界的にブランド愛用先進国だった日本ですが、女性用腕時計においてはまだまだでしょう。しかし世界を見渡せば、日本よりも進化した国が存在するのです。それが、タイのお金持ちマダムの腕時計の選択です。

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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある
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