山田孝之や知英がDOTAMAのラップを堪能。映画『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』完成報告会見【動画あり】
スーパーマンやバットマンが『鷹の爪』の吉田くんや総統たちと共演!! 10月21日に全国で公開される映画『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』の完成報告会見が、9月21日、東京・池袋のアヴェニールクラス東京で開催された。
昨年に『鷹の爪』がDCとコラボすることを聞きつけて以来、この一大プロジェクトを追ってきた日刊SPA!は、この会見に先立ち9月15日に行われた初号試写にも参加。主演の山田孝之氏をはじめ出演者、関係者で賑わっていた。映画の初号試写としてはごく当たり前の光景だが、実は2007年に公開された劇場版1作目『秘密結社 鷹の爪 the Movie 総統は二度死ぬ』の初号試写では同会場に20人程度しかいなかったことを考えると、大変感慨深い光景だった。
それから10年、『鷹の爪』を含めFROGMANが制作してきた映画は今作で11作目。テレビのアニメシリーズも何本もこなしてきたアニメ映画監督としては驚異的なハイペースだが、フラッシュアニメという特性を活かした映画制作システムのたまものと言えよう。
だが、普通の映画では考えられないような短期間で映画を制作してきたFROGMANにとって、『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』は完成までの道のりが険しい作品になった。その製作期間はDLEのプロジェクトでは最長となる足掛け3年を記録。スーパーマンやバットマンなどの看板キャラクターを出演させることになるDCは当然のように厳しいチェックを行い、FROGMANは何度もシナリオを書き直したという。「でも、それって普通のことじゃない?」と問う記者にあるDLEのスタッフは「そうです、ようやく『鷹の爪』が普通の映画づくりをしたんですよ!」と謎に誇らしげな顔をしていた。
さて、本日の会見には監督のFROGMANを初め、声優として出演した俳優の山田孝之や知英、プロレスラーのオカダ・カズチカ、ラッパーのDOTAMA、さらには音楽を担当したGLIM SPANKY(主題歌を担当)、KenKen(挿入歌を担当)らが駆けつけた。
会見の冒頭ではFROGMANが、「『鷹の爪』は去年が10周年を迎えたので、これを記念して何か大物とコラボしたいと思っていたんですね。いろいろなコンテンツに断られるなか、ダメ元でDCスーパーヒーローズにお話ししたところ、受けていただきました」と挨拶。
本日は風邪で体調不良というバットマン役の山田孝之は「作品も面白く、『鷹の爪』に参加できたのはうれしかったです。バットマンは常にローテンションで、今日のように風邪をひいたガサガサ声に近い演技ばかりで演じる側としては楽しくないのですが、一部かなり遊べるシーンがあり、そこは楽しかったですね」と見どころを紹介した。
ハーレイ・クイン役の知英は「声優は2回目でしたが、セリフが多い役は今回が初めてでした。不安も多かったですが、(DLE社内の1畳しかない録音ブースで)監督が横にいて、なんでも付き合ってくれたので楽しく収録できました」と笑顔を見せる。
本人役で出演する新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手は「オカダ・カズチカ役で出るために、自分のインタビューシーンを見て役作りを行いましたが、本人役だったので意味がなかったです。いつも通りの感じで演じさせていただきました。ただ、オファーがきたときはバットマン役かと思いましたが、本人役なので安心しました」と場内の笑いを誘う。
その後、GLIM SPANKY、KENKENが楽曲提供についての秘話を開陳し、同じミュージシャンながら本作には自衛官役で声優として登場するラッパーのDOTAMAは映画をPRするラップを披露。「チェックしな! 『鷹の爪』!」とラップスキルを見せつけた。
最後にFROGMANは、「映画は10月21日に公開予定ですが、衆院選が映画公開の翌日になりそうです。このタイミングで行うのは政府の陰謀かなと思いますが、これからも毒を吐き続けていきたいと思います」と語った。 注目の映画は、悪の秘密結社「鷹の爪団」がバットマンやスーパーマン、ワンダーウーマンなどで知られるDCスーパーヒーローたちと、まさかの“格差コラボ”を実現させた意欲作。鷹の爪団とジャスティス・リーグがタッグを組み、ジョーカー率いるヴィランたちと東京や島根でバトルを繰り広げる。
取材・文/黒田知道 織田曜一郎(週刊SPA!) 記者会見撮影/市原浩二

左からDOTAMA、スパ田、KenKen、FROGMAN、知英、山田孝之、オカダ・カズチカ、松尾レミ(GLIM SPANKY)、亀本寛貴(GLIM SPANKY)、バト田。そもそも『鷹の爪』は、CGクリエーターのFROGMANが監督、作画、声優をほとんど一人で務めるフラッシュアニメ。低予算で作れるのがウリの1つだが、完成報告会見には、予算を度外視したとしか思えない、豪華メンバーが集結



最後にFROGMANは、「映画は10月21日に公開予定ですが、衆院選が映画公開の翌日になりそうです。このタイミングで行うのは政府の陰謀かなと思いますが、これからも毒を吐き続けていきたいと思います」と語った。 注目の映画は、悪の秘密結社「鷹の爪団」がバットマンやスーパーマン、ワンダーウーマンなどで知られるDCスーパーヒーローたちと、まさかの“格差コラボ”を実現させた意欲作。鷹の爪団とジャスティス・リーグがタッグを組み、ジョーカー率いるヴィランたちと東京や島根でバトルを繰り広げる。
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