安室奈美恵だけじゃない! 人気絶頂で引退を発表した女性芸能人
歌手の安室奈美恵が自身の公式ホームページで引退を発表した。来年の9月16日をもって芸能界から姿を消すことになる。突然の出来事に驚いた人も多いのではないか。“アムラー”を公言するタレントのイモトアヤコをはじめ、台湾の人気女性歌手のジョリン・ツァイなど、国内外からコメントがあがっている。ネット上にも「子どもの頃からファンで、安室ちゃんの曲と青春を歩んできた」「悲しい」「引退しても一生憧れの存在」「ひとつの時代が終わった気がする」など、様々な声が並ぶ。彼女のファンにはもちろん、そうでない人たちにとっても複雑な心境をうかがい知ることができる。
さて、ここで想起されるレジェンド的な歌姫といえば、山口百恵。’70年代に活躍し、まさに人気絶頂の21歳という若さで俳優の三浦友和と結婚、引退したことで世の中に衝撃を与えた。これまでの芸能界を振り返ってみると、突然引退を発表して世間を驚かせた女性芸能人は数多くいる。近年の動向を見ていこう。
まずは今年最初の話題から。ドラマ『ショムニ』をはじめ、アネゴキャラで人気を博した女優の江角マキコ。2017年1月23日に引退の意向を明らかにしたが、主な理由に“子どもの成長”を挙げ、「いま私にしかできないことを選択し専念する時期だったと考え、このような決断に至りました」と説明。一部報道で出ていた不倫疑惑にかんしては否定した。その際、日刊SPA!では「江角マキコの電撃引退は20年前に“予言”されていた!?」という記事も配信した……。
引退する際、「お疲れ様」と温かく見守ってもらえれば言うことはない。しかし彼女の場合は、あまりに突然で判然としない部分が多かった。芸能界に波紋が広がり、各所からは厳しい意見が寄せられていた。
清純派女優では、2017年2月28日付で所属事務所との契約満了と同時に活動の休止を発表した堀北真希が記憶に新しい。2005年にドラマ『野ブタ。をプロデュース』で大ブレイクすると、同年出演した映画『ALWAYS 三丁目の夕日』での演技も評価され、第29回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞した。その後は朝ドラ『梅ちゃん先生』のヒロイン、CMの女王としても名を馳せた。2015年に俳優の山本耕史と結婚。昨年12月に第一子を出産している。今後はママタレントとして活躍が期待されていた矢先の出来事だった。
引退の理由は、家庭に専念するため。だが、その人気と注目度は引退した今も非常に高い。山本のドラマ撮影現場に子どもを連れて陣中見舞いに訪れたことが週刊女性などでも報じられている。
同じく今年2月で引退したのは乃木坂46の橋本奈々未。埼玉スーパーアリーナで卒業コンサートが行われた。2016年10月にラジオ番組『乃木坂46のオールナイトニッポン』のなかで、本人の口から乃木坂46の卒業および芸能界からの引退を発表。
グループを脱退後、ソロで活動するアイドルは多いが、彼女の場合は完全に芸能界を辞め、一般社会で生きていく。以下は彼女の言葉だ。
6月30日、東京・青海の特設会場にて、約8000人のファンに惜しまれながら引退したのは、“ももち”こと嗣永桃子。発表は去年、カントリー・ガールズのグループ結成2周年コンサートのときだった。その理由について、「メンバーがたくましく育ち、改めて自分の将来を考えたときに、以前から興味があった『教育』の分野に進むことを決意した」と語った。
「幼児教育について改めて勉強に専念し、いずれお仕事にできればと考えています」
ブログでは教員免許を取得するため、小学校に教育実習に通っていたことも明かしていた。ぶりっこキャラのももちだったが、じつはマジメで、アイドルとしてもプロ意識が高いことで芸能界での評価も高かった。
アイドリング!!!の元リーダーである遠藤舞。グループを脱退後は、ソロで歌手活動を続けてきた。しかし、去る8月30日。ストリーミングサイト『FRESH!』の生放送内で、年内での芸能界引退を告げた。
公式サイトでは「遠藤舞から皆様への大切なお知らせ」として、その意志が綴られている。
江角マキコ
堀北真希
橋本奈々未(乃木坂46)
「普通の一般社会で普通の女性として生きていこうと思っています。なので、乃木坂46の橋本奈々未として芸能界に入って活動を始めて、そのまま終わろうと思っています」引退に伴い、3月31日に彼女のブログも閉鎖。最後のエントリーには、2万件を超えるコメントが書き込まれていた。
嗣永桃子(カントリー・ガールズ)
泰葉
「音楽業界も芸能界も私には合わないようです。私はどうやってもお嬢様だから」続いては、人気絶頂というか“周囲を騒がせた末に”といったところか。8月17日のブログで2年後の2019年12月31日に引退することを宣言した歌手の泰葉(56歳)。落語家・初代林家三平の娘である。1987年、春風亭小朝との結婚を機に、一度は芸能界を引退し、マネージメントなど裏方の仕事を行っていた。しかし、2007年に小朝と離婚し、本格的に芸能界の活動を再開(ちなみに、一時はプロレスの『ハッスル』にも参戦し、プロレスラーにもなっていた)。元夫に対して「金髪豚野郎!」と発言したことでも話題となった。今年にはいってからは、その元夫からDVを受けていたことを告白したり(真偽のほどは不明)、親族と絶縁状態であることも報じられた。そして、8月上旬には週刊ポストの袋とじで初のヘアヌードも披露した泰葉だったが……。 昨日(9月20日)、都内でイラン人の会社経営者、メィヒディ・カーゼンプールさん(36歳)との婚約記者会見が行われた。そこで、改めて引退の意志が表明されたのだが、その後は彼との子孫を残すため“妊活”をするそうだ。
遠藤舞(元アイドリング!!!)
「30歳を目前にし、自分の将来について改めて考えたところ、新たにやりたいことが見つかり、このような結論に至りました」今後の“新たにやりたいこと”について、具体的な情報はまだない。だが、Twitter上で9月19日に気になるコメントを連投している。要約すると、彼女は光を浴びる存在のアイドル・歌手という職業に就きながら、人前が苦手という矛盾を抱えていた。光と影、表と裏、陽と陰。仮に人間を2つのタイプに分けるとすれば、彼女は後者だと自分で気付いた。とはいえ、ネガティブな意味ではなく、それを楽しむこともできる。無理をして前者になる必要はない。
「だからね、私はみんなの前に立つ人ではなくて、みんなの中に溶け込めるような人になりたい。対面するのではなく、同じ方向を向く。それが30歳からの人生プランよ〜」
芸能生活11年、今秋には自身初となるソロアルバムを発売予定。遠藤は、年末のライブを集大成にすると意気込みを語っている。だからね私はみんなの前に立つ人ではなくて、みんなの中に溶け込めるような人になりたい。対面するのではなく、同じ方向を向く。それが30歳からの人生プランよ~。
— 遠藤舞 (@endo_mai) 2017年9月19日
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