「日本のネット児童保護関連は、世界的に見て無法地帯」ひろゆき
― ひろゆきのネット炎上観察記 ―
●児ポ通報1000件の学生、高い検索能力に懐疑の目
ネット上の援助交際募集や児童ポルノ画像などの投稿を探し関係機関に通報、削除やアカウント凍結につなげた19歳の大学生がネット上で話題だ。というのも、3月までの通報件数8841件中、1249件が同学生の通報だったから。日に最低10件の通報を課すなど問題探索能力に長けていることから、「こいつのパソコンを調べろ」とネット民が邪推している
一昨年から『4chan』という英語のサイトの管理人をしているんですけど、アメリカでコミュニケーションをするサイトを運営するには、アメリカのいろんな法律に従って運営する必要があって、児童虐待やら児童ポルノがユーザーからアップロードされた場合には、某NPOに報告する義務があったりします。んで、こういうのって日本だと任意で警察に報告したりするんですけど、アメリカの場合は報告を怠ると結構な罰則があったりするのですね。
ってなわけで、アメリカのサイト運営者は児童の被害者を守るってのが義務付けられていて、そういうのが起きないように気を使ったりするのですが、日本の場合って児童虐待を告白しているブログがあったり、児童ポルノがアップロードされていたりするサイトが普通に運営されてたりと、かなり緩いんですよね。。。
ってなところで、サイバー防犯ボランティアの大学生が児童ポルノの通報を最低一日10件やっているっていうのでニュースになったんですけど、そのニュースには「児童ポルノ画像などの投稿を見つけ、関係機関に通報。書き込みの削除やアカウントの凍結につなげた」って書かれているものの、加害者が逮捕されたことは書かれていないんですよね。
まったく逮捕されないんだったら、児童虐待とかをやる人は児童虐待をやり続けるだろうし、サイトも対応する義務がないんだから「言われたら削除しますよー」ってぐらいにしかならないですよね。。。
日本のネット児童保護関連は、世界的に見て無法地帯な件
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西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
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