“母乳ママ風俗”で働く主婦31歳「中学時代の援交が一番稼げた」
<風俗嬢のリアル Vol.3>
×月×日。今日は出産後の母乳ママが働く某店を取材。現れたのは31歳の主婦やよいさん(仮名)である。半年前に2人目の子供を出産したという彼女は、取材場所のラブホテルの一室に入ると、「いや~、今日は暑いっすねぇ。あ、私タバコ吸っていいですか?」と無邪気な姿を見せる。
色白で童顔ということもあり、見た目は20代前半といった印象。そんな彼女だが、想像もつかない過去を持っていた。それは私が初体験について尋ねたときのこと。
「あ、13歳っす。もう私って完全に援交世代なんすよ。中学時代から無料の出会い系サイトを使って、援交しまくってましたね。知ってます? 中学生だとけっこう高いんで、カネになるんですよ」
相場について質問したところ……。
「中学生だと5万から10万ですね。それで高校生になると上限5万って感じです」
やよいさんはあっけらかんと答える。そうして稼いだカネは、中学時代はブランド品の購入に遣い、高校時代からはホストクラブ通いに遣うようになったそうだ。
「高校時代、私と一緒にガンガン援交やって、夜もホストで遊んでた子がいるんですけど、その子は途中で心を病んじゃって、ウツになっちゃいました。私はなんでか平気だったんですよね。20歳からはソープで働いたりとかもしましたし……」
聞けば、両親や現在のご主人も風俗勤めを知っているという。
「やっぱ風俗とかであぶく銭を稼ぐようになると、どうしても生活が派手に変わるじゃないですか。だから隠しておけないっていうか……。とくに親が止めるとかはなかったですね。うちのダンナも風俗時代に出会ったし、『おお、稼いでこいよ』って反応です」
現在、そのご主人とは離婚を考えていて、彼女自身は子どもを連れて都内の実家に帰っていると語る。
「離婚してからの子育て費用を稼ごうと思って、2番目の子を妊娠して5カ月目からは妊婦専門店で働いてました。で、出産して1カ月くらい経ってから、いまの店で仕事に復帰したんです」
やよいさんに風俗での仕事について、どんなイメージを持っているか聞いた。
「私にとっての風俗は、黒いシートで目隠しされたガチャガチャみたいなもんですね。なにが出てくるかわからない。だから楽しい、みたいな……」
悲壮感のまったくない笑顔で彼女は答えた。
【ゴンザレス小野】
漫画原作も手がけるフリーライターで、男女の愛と性についての取材を続け、これまでに1000人以上の風俗嬢をインタビューしている。また、一般女性の愛と性の履歴についても取材を重ねており、こちらも近日中に発表の予定。
<TEXT/ゴンザレス小野>
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