話題のタワーマンションが刑務所のような監視体制になったワケ
一生に一度あるかないかの大きな買い物である家。だがそんな高額な商品であろうとも、悔やんでも悔やみきれない“ヤバい商品”は紛れている。
ヤバい不動産、欠陥住宅や事故物件などが代表格だが、それ以外にも、家はいたって普通なのに、近隣住民のせいでヤバくなる物件もある。駅前という好立地、入居テナントも人気店が多い某タワーマンションは週末になると住民以外も集まる屈指のオシャレスポット。買い物客や取材でメディアも訪れるが、そこにはある難点が……。タワマン下層部のアパレルショップに勤めるTさんは、こう語る。
「買い物客の若いコがスマホで自撮りしていたり、地方から旅行できたお父さんが子供を撮影しているだけで、すぐに警備員が手を振りながら飛んでくるんです。うちの店でもお客さんのスナップ撮影などをするのですが、店から少しでも離れると怒られる。取材許可を持っているメディアの人間もブーブー言われるし、お客さんに来てほしい店の側からしたら、いい迷惑ですよ」
こんな状態となっているのには単なるプライバシー保護以上の理由がある。Tさんによると、このタワマンには、もともと別の地域でアパート暮らしをしていて、立ち退きと引き換えに部屋を与えられた住民がいるというのだ。
「そもそもこのマンションに引っ越す時点でごねていたクレーマー体質の人が多いうえ、テレビで販売価格が大々的に報じられ、セレブマンションともてはやされたことで、一部住民が『親類などから妬みや嫌みを言われた』と騒ぎ始めたんです」
ヒマな住民たちと警備員によって厳重に敷かれた監視体制はもはや刑務所並み。買い物客はもちろん、ほかのテナントにとってもヤバいマンションとなってしまったのだ。
― [ヤバい商品]を実際に買ってみた ―
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