“前哨戦”は中日の圧勝! 高橋監督を手玉にとった森監督の“死んだふり作戦”
プロ野球開幕を今週末に控えた27日、「セ・リーグファンミーティング2017」がパシフィコ横浜で行われた。
このイベントの目玉である「開幕直前6球団監督トークバトル」では、セ・リーグ全チームの監督が一同に会し、開幕への意気込みやドラフト1位選手への期待を語り“舌戦”を繰り広げるのだが、今シーズンより、中日の指揮を執る森繁和監督(62歳)が他5チームの40代の“先輩監督”たちを圧倒した。
イベントの冒頭、司会である野球解説者の青島健太氏から、すかさず「風貌的にも全く別の世界から来ている感じがするんですが……」と水を向けられると「ルーキーですので、よろしくおねがいします」と一礼。さらに、「その苦みばしった風貌は、相手を威圧しようとしているんですか?」と質問されると「(他の5監督は)威圧して聞くようなメンバーではないです」と妙にしおらしくして見せて笑いを誘った。
昨年最下位に沈んだ、チームの仕上がり具合を尋ねられると、「前半良かったんだけど、オープン戦中盤から後半、若いピッチャーが結果を出せずに苦しんだ」「他のチームに比べて足の速い選手がいなかった」「ウチはあまり駒が豊富ではないので……」「よそのチームがみんないいことばっかり言うんで、自信なくしてきます……」とかなり自虐的発言を連発。青島氏も「謙虚を装って牙を研いでいるんですかね」とフォローするほどに。
「風貌的にも全く違う世界から……」!?
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