更新日:2017年06月05日 15:00
ライフ

中国のコンビニで牛乳買ったら腐ってた…製造日から3日しか経っていないのに

「店に並ぶ商品は安心」は日本ならではの常識

 スーパーやコンビニに並んでいる商品は厳しいチェックを通っているから安心――それが「性善説」が浸透した日本人の常識だ。しかし流通管理も万全とは言えず食品偽装も割合も日本よりずっと多い中国では、スーパーの商品でも信用できない。消費者もよくわかっていて、商品を自分の目でしつこいほど確かめて買う。  ベースにあるのは基本的に人は人を騙すものという「性悪説」。中国では自分の身は自分で守るしかないのである。  性善説と性悪説、どちらが「健全」でどちらが「自然」なのか? 上海のスーパーで買い物をしながら、日中文化論に思いを馳せる今日この頃である。  『ブラック企業をやめて上海で暮らしてみました』では、その他にも、雲南から来た金満社長の夜の豪遊接待に付き合わされたり、尖閣諸島国有化に端を発する反日デモのただ中にさらされたりと、初田さんの上海サバイバル生活がコミカルに描かれている。なぜ中国人は爆買いに走るのか。中国人にとって「反日・知日」の使い分けはあるものなのか。日本製アダルトビデオの浸透ぶりとは……実際に現地で生活してきた初田さんならではの視点から分析される、中国の今と、そこに生きる市井の中国人の建前とホンネがリアルに伝わる一冊だ。 <文/日刊SPA!編集部>
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ブラック企業をやめて上海で暮らしてみました

ブラック企業での連日のパワハラに耐えかね中国へ。たどり着いた上海での編集記者生活、昼は反日デモ、夜は親日の中国人。洪水のような爆買い注文の果てに…。崖っぷちを転がり続けるアラフォーオヤジの運命は!?そう中国は、もっとブラックだったのだ!

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