業界震撼!話題の「クルマにアルミテープを貼ると性能が高まる」は本当なのか?
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アルミテープはステアリングコラム(ステアリングの付け根の下部分)に貼り、途中、アルミテープを剥がしたり、貼ったりを繰り返しながら走行性能の違いを探ってみたところ……。違いは確かにあった! アルミテープを貼ると時速50kmあたりからステアリングを指2本分(つまり、ちょっとだけ)左右に動かした時に、ステアリングがググッと重くなり、クルマの基本性能の1つである直進安定性が向上したかのように感じられたのだ。
さらにボデー四隅のバンパー部分とフロントガラス下端にも貼ってみると、路面の段差を越えた際に感じるボデーの揺れ(上下動)が小さくなった。しかしこのアルミテープ、どんなクルマでも効果はあるのだろうか? 乗り物だったら、たとえば大型バイクなどでも効果はあるのか? そこで筆者のマツダ・ロードスターと大型バイクにも貼ってみた。しかし残念ながら、いずれも86で感じたほどの劇的な変化はなし。「オープンカーは屋根がなくボデー面積が小さいため帯電しにくいかもしれません。同様にバイクもボデーそのものが小さく帯電しにくいですね」とは前出の山田氏。
取材をした結果、効果のほどはクルマの形状や、もともとの空力特性に関係してくるものであることがわかった。当然クルマによって効果が出やすい、出にくいといったことも生じる。とはいえ、たった数百円の市販のアルミテープで効果を試せるなら、たとえ効果を感じられなくても安いだろう。効果を感じられるかどうかは、あなたのクルマ(とあなたの感度)次第だ。 <取材・撮影・文/西村直人>
- アルミテープの狙いその1
- アルミテープの狙いその1
- 86のステアリングコラム下にアルミテープを貼った例
- マツダ・ロードスターのステアリングコラム下にアルミテープを貼った例
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