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高さ・可動範囲自在…100トン級のブーム交換型解体機、日立建機が投入

高さ・可動範囲自在…100トン級のブーム交換型解体機、日立建機が投入

マルチブーム解体仕様機「ZX1100K-7」

日立建機は100トンクラスのマルチブーム解体仕様機「ZX1100K―7」を国内市場向けに4月1日に発売する。解体する建物の高さや作業の進展に応じてブームやアームを交換し、作業の高さや可動範囲を変更して1台でさまざまな作業に対応できる。従来機種より大きな9800キログラムのアタッチメントの装着(従来機種は7500キログラム)が可能で、施工現場の生産性や安全性向上が見込める。

ブームやアームのフロント部分はハイリフト仕様、モンスタハイリフト仕様、ツーピースブーム仕様の3種をそろえ、すべてを選択した場合の消費税抜き価格は3億円程度。単独機種の場合も含め、年間で数十台の売り上げを目指す。

ハイリフト仕様は高さ40メートル、モンスタハイリフト仕様は同30メートル、ツーピースブーム仕様は同18・3メートルから地下5・9メートル(地下2階相当)の範囲に対応する。バルブ開閉のみでジャッキアップが可能で、ジャッキアップシリンダーと油圧ホース接続作業が不要となる。


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日刊工業新聞 2025年3月27日

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