首位はサムスン電子…2024年世界半導体市場の売上高、トップ3の社名
米調査会社ガートナーによると2024年の世界の半導体市場は前年比18・1%増の6260億ドル(約97兆円)だった。生成人工知能(AI)向けの画像処理半導体(GPU)やAIプロセッサーが伸びた。個別企業のランキングでは、メモリー価格の上昇を背景に韓国のサムスン電子が売上高で同62%増の665億ドル、シェアは10・6%と首位になった。前年首位の米インテルはAI向けの販売が振るわなかった。
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AI向けの半導体を手がける企業の躍進が目立った。前年5位の米エヌビディアは、GPUの販売を伸ばし3位に順位を上げた。そのほか広帯域メモリー(HBM)でシェアを持つ韓国のSKハイニックスが4位(23年は6位)、米マイクロンテクノロジーが6位(同12位)となった。
ガートナーはHBMの売上高が25年も伸長すると予測する。
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日刊工業新聞 2025年02月06日