生産性45%向上…小型トラック自動組み立て、極東開発がライン新設
極東開発工業は横浜工場(神奈川県大和市)に、小型リアダンプトラックの車体自動組み立てラインを新設した。投資額は約12億円。従来のラインと比べ生産性を約45%高めた。溶接ロボットを増設したほか部品搬送も自動化し、一品一様で難しかった同トラックの自動組み立てを可能とした。
ラインは全長76メートル。ロボット20台や立体自動倉庫、部品搬送のフォーク型無人運搬機で構築した。ダンプトラックをはじめ特装車は受注生産で、サイズも小型から大型まで種類が多い。中型リアダンプトラックでは2021年から車体自動組み立てラインを稼働している。小型の同トラックでは24年7月から試験稼働し、当初想定の効率化の効果を確かめた。
日刊工業新聞 2024年01月01日