井上咲楽「彼氏がやってたら家に閉じ込める」34歳カメラマンの仕事内容に驚愕
2025年1月12日(日)8時8分 ABEMA TIMES
殺人事件が連日発生しているメキシコ・ティファナで、人々に真実を伝えるため、事件の被害者となった遺体を撮影し続けているカメラマンがいる。麻薬カルテルに命を狙われることもある危険なその仕事を、もし自分の恋人がしていたら……。井上咲楽がそんな想像を巡らせる場面があった。
【映像】閲覧注意!井上咲楽がショックを受けたカメラマンの仕事内容
1月11日、東野幸治とあのちゃんがMCを務める番組『国境デスロード』#6が、ABEMAにて放送された。『国境デスロード』は、世界各国にある国境を命がけで越える人々の生活に密着する、ドキュメントバラエティ。本番組の企画・総合演出を手がけるのは、『不夜城はなぜ回る』(TBS系)で知られる、大前プジョルジョ健太ディレクター(以下、プジョルジョD)。プジョルジョDが各国の国境地帯に赴き、なぜ人々は危険を冒しながらも国境を越えなければいけないのか、その真実に体当たりで迫る番組だ。
番組前半で密着したのは、カメラマンのヘススさん(34歳)。活動拠点のメキシコ・ティファナでは、1日平均8件、最大で15件の殺人事件が起こると、ヘススさんは話す。そしてときには、ヘススさんのようなジャーナリストが標的にされることも。メキシコで発生する事件は、麻薬を製造・販売する組織である麻薬カルテルが関与していることが多く、口封じとしてジャーナリストが狙われるのだという。2000年以降に殺害されたメキシコ人ジャーナリストは、150人以上にも上る。また、ヘススさんによると、被害者の遺族から恨みを買い、危害を加えられることもあるそうだ。
さらに過去には、事件現場の通行規制を変更してほしいと要求したことがきっかけとなり、軍に拘束されたことも。その後ヘススさんは警察に引き渡され、逮捕されたが、最終的には不当逮捕という判決に至ったそうだ。
そして、遺体を撮影することについて、ヘススさんはこんな本音も漏らしていた。「遺体を撮るのは良いものではない。正直なところ気持ち悪いよ」。それでも彼がこの仕事を続けるのは、メディアが報じない事件を人々に伝えるのは自分しかいないという、強い使命感を持っているから。また、ヘススさんは2年前に、師匠と呼んで慕ってきた同業者の先輩を麻薬カルテルによる銃殺で亡くしており、彼の遺志を継ぎたいという思いもあるそうだ。
この日ゲスト出演した井上は、ヘススさんの密着VTRを見終えると「その場に行って誰かが撮っているから、自分たちはこういう情報を見て知ることができるんだということを、生々しく感じました」としみじみコメント。さらに、通行規制をめぐって軍と揉めたエピソードに話が及ぶと、井上は「彼氏がこんなことしていたら、絶対出て行かないように家に閉じ込めますね」と、自分の大切な人に置き換え、心配そうに語っていた。