八重洲一丁目の再開発、街区名称が「トフロムヤエス」に
2025年3月6日(木)11時17分 財経新聞
2施設の完成イメージ(東京建物発表資料より)
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TOFROM(トフロム)は英語の「TO」と「FROM」を組み合わせた造語で、世界中のヒト・モノ・コトを集めてつながり、ここから多様な価値が生み出されて発信されていく場所にしたいとする思いを込めた。多様な価値をつなぐ結び目を八重洲の頭文字「Y」でイメージしたロゴマークも決定している。
トフロムヤエスはA、Bの2地区に分けて整備を進めている。A地区には地下2階、地上10階建て延べ約1万2,000平方メートル、B地区には高さ約250メートルの地下4階、地上51階建て延べ約22万5,000平方メートルの施設を建設中。A地区の施設は「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロムヤエスザフロント)」、B地区の高層ビルは「TOFROM YAESU TOWER(トフロムヤエスタワー)」と命名された。
両棟とも商業施設とオフィスが入るほか、ザフロントには診療所などが、タワーには共同住宅や健診施設、文化発信基地となる劇場とカンファレンス施設などの入居を予定している。タワーの商業区画は地下2階から地上4階を中心に、売り場面積約6,000平方メートル。江戸の食文化を提供する飲食店など約70店が登場する。
両棟は地下街を通じて東京駅に直結し、国際都市東京の玄関口にふさわしい都市機能と国際競争力の強化を目指している。
建設工事は東京駅前八重洲一丁目東地区A、B両地区の市街地再開発組合によって、タワーが2021年、ザフロントが2024年から開始されている。完成はタワーが2026年2月、ザフロントが2026年7月の予定。