「ドロップシッピング」とは?

日本人が知らなかったネットで稼ぐ新手法 ドロップシッピングで「ドロップシッピング」について紹介して以来、自分の中でも「ドロップシッピング」がホットになりつつあるのを感じます。

「ドロップシッピング」とは、

商品も、それを売るネットのショップも、すべて提供してくれるビジネスモデル。スタート資金¥0、ものが売れなくて赤字が増えるリスクもまったくなし。発送もしてくれるので、発送の手間も時間もかからず在庫を持つ必要もありません。だから、手軽に副業を始めたい方にピッタリの方法!!です

とAmazonでは紹介されています。果たして本当に夢のようなビジネスモデルなのでしょうか?

「ドロップシッピング」の急激な盛り上がりの要因に、電脳卸がドロップシッピングサービス「電脳卸 drop shipping」をアナウンスしたことが挙げられるでしょう。無料商品仕入戦隊“電脳卸”今夏「ドロップシッピング」スタートというブログも立ち上がっています。

そのブログによれば、

ドロップシッピングとは「ECショップが在庫をもたずに商品を売ることができる」というビジネスモデルです。通常お客様から注文を受けた際、自分が持つ在庫から商品を配送しますが、ドロップシッピングの場合、ネットショップが商品を配送するのではなく、メーカーや卸業者が在庫を持ち直接顧客へ配送します。

と説明されています。ECサイトの視点からすれば、在庫リスクなしにオンラインショップが始められるということになります。

アフィリエイトプロクラムとどう違うの? という疑問が当然出てくると思いますが、ドロップシッピングでは小売価格を自由に設定できるのが大きな特徴となっています。

つまり、これまでは、アフィリエイトであれば3,000円の商品を販売して5%の成果報酬(150円)だったものが、2,000円で仕入れて3,000円で販売し、1,000円の利益を得ることができるようになる訳です。集客力のある物販系のアフィリエイターにとっては、非常に美味しい話に見えるのではないでしょうか。

例えば、ネタフルで「ドロップシッピング」を取り入れた場合、ガジェット系の小物やデジカメを取りそろえた「ネタフルショップ」を開設することができるようになります。

これまではAmazonや楽天にジャンプしていたのが、決済まで netafull.net の中で完結するようになるのです。ネタフルショップで購入された商品は、メーカーの倉庫から直送(ドロップシッピング)されるという訳です。

そして、かなりの割合で「手軽にはじめられる」「リスクがない」と宣伝されているように見える「ドロップシッピング」なのですが、アフィリエイター的視点から考えてみると、もちろんアフィリエイトと同列に語ることはできません。

というのも、

・顧客管理
・顧客サポート
・売掛金の回収リスク

などがあるからなのです。

アフィリエイトと同じように見えて、その実「ドロップシッピング」は自分のオンラインショップを本格的に持つことなのです。

ですから、アフィリエイトでは「紹介するだけ」で良かったものが、「ドロップシッピング」になると、顧客管理やマーケティングも必要になることが予想されます。

ただし、このあたりに関しては「電脳卸 drop shipping」では、何らかの解決策なりツールを用意してくれそうですので、期待して楽しみに待ちたいと思います。例えば集金を代行してくれるとか、そういうことになるのではないかと勝手に予想。

電脳卸 drop shippingのFlashを見ても分かるのですが、電脳卸の大将(社長)はこのシステムに非常に熱い思いをもっているそうで、メールで仕組みについて質問させて貰った際の、この言葉が非常に印象的でした。

猟師さんや、農家の人が頑張って今からホームページの作り方を学ぶ必要無いと思うんですよね。それは得意な人にやってもらったらより効率的だと思うんです。

つまりは、餅は餅屋ということで。販売店が売りたくなるような商品を作ることに専念、という訳です。

ということで、

・既に集客力のある物販系のアフィリエイトサイトを運営している
・在庫リスクなしにオンラインショップをはじめてみたい
・顧客管理が好き
・メールマガジンなどのウェブマーケティングが好き

といった風な人が「ドロップシッピング」に向いているのかな、と思いました。頑張る分だけ、アフィリエイトよりも収入が大きい、ということになるでしょう。

個人的には純粋なオンラインショップというよりも、

・いつも見ているブログ
・情報の信頼感を置いている人

のところから購入できるようにもなるのかな、などと夢想してみます。

販売店としては物作りに専念できますし、将来的に関係の深まったサイト(売上の大きい集客力のあるサイト?)に向けて、オリジナル商品をコラボレーションするなんていう可能性も考えられるでしょうね。

一方では、オンラインショップとしては、ドロップシッピングの潮流 : OSMCオフィシャルブログというエントリーもあります。

要するに、これまでのプロ・アマ、販売者・消費者を区別が明確でなくなってきて、誰もが商品を販売できる時代。「販売に専念する人」と「商品を作って納入する人」に改めて仕切りなおされる時代になってきています

「仕切り直し」の時代に突入、ということですね。これまで作って販売していた人が、メーカーだけに徹するなんてことも可能です。

ドロップシッピング、楽しみです。

日本人が知らなかったネットで稼ぐ新手法 ドロップシッピングも注文してみました。

日本人が知らなかったネットで稼ぐ新手法 ドロップシッピング