第103回全国高校サッカー選手権大会の静岡県代表がまもなく決まります。今年の静岡大会決勝に進出したのは、静岡を代表する強豪校、浜松開誠館と静岡学園です。多くのスター選手を輩出し「サッカー王国」と呼ばれる静岡ですが、今年はどちらがその王者となり全国への切符を手にするのか、注目が集まっています。
浜松開誠館、セットプレーで勝利
浜松開誠館は、9日の準決勝で藤枝明誠に2-1で勝利し、決勝進出を果たしました。セットプレーから2得点を決め、相手の反撃を1点に抑えた形で勝利を収め、2年ぶり3回目の全国選手権出場を目指しています。昨年は悔しい敗退を味わっただけに、今年こそ全国の舞台で戦いたいという強い意志が伺えます。
静岡学園、圧倒的な実力で決勝へ
一方、静岡学園は飛龍高校を相手に6-1という圧倒的なスコアで準決勝を制しました。静岡県勢で唯一のU-18プレミアリーグに所属している実力校であり、藤枝明誠や浜松開誠館が所属するプリンスリーグ東海よりも高いレベルで日々鍛えられています。そのため、選手層やテクニックの面でも一歩先を行っている印象が強いです。
因縁の対決、浜松開誠館へのリベンジなるか?
静岡学園にとって、浜松開誠館との対戦には因縁があります。2年前の選手権大会予選で、静岡学園は準決勝で浜松開誠館に敗れました。今年の決勝は、そのリベンジの機会でもあります。静岡学園が再び全国への道を切り開くのか、それとも浜松開誠館が壁となるのか、大変見応えのある一戦が予想されます。
両校の特徴と勝敗予想
浜松開誠館は堅実な守備とセットプレーで確実に点を取る戦術が持ち味で、チーム全体がしっかりとした守備意識を持っています。一方、静岡学園は高度な個人技とパスワークで相手を圧倒するスタイルが特徴で、試合の流れを支配する力に長けています。
勝敗の予想としては、静岡学園の実力が一歩上回る可能性が高いでしょう。しかし、準決勝で見せた浜松開誠館のセットプレーの威力も侮れません。特に決勝という緊張感のある試合では、思わぬ形で試合が動く可能性もあるため、最後まで目が離せない展開が予想されます。
決戦は16日、静岡の代表が決まる
この頂上決戦は11月16日(土)13時からエコパスタジアムで行われます。静岡のサッカーファンだけでなく、多くの高校サッカー関係者やサポーターが注目するこの一戦。果たして、今年の静岡代表として全国の舞台に立つのはどちらのチームになるのでしょうか。