かわいいコンビニ店員飯田さん新作は「僕をみつけて」、危うい瞬間を目撃しにきて

かわいいコンビニ店員飯田さん「僕をみつけて」が2月6日から16日まで、東京のOFF・OFFシアターにて上演される。

これは池内風が作・演出を手がけるかわいいコンビニ店員飯田さんの本公演。バイト先のメンバーを自宅に集め、男がゲーム大会を開こうと企画している。しかしそれぞれに好きな相手がいて、思惑があり……。

上演に向けて池内は「今回は20代前半の男女が一軒家に集まり一晩かけて「人狼ゲーム」をするという物語ですが、まさに他人を騙し、利用し、蹴落とし、悲惨な目にあわせていくの連続です」「若者たちが、人間を疑うテーブルゲーム『人狼』を通し、欲望がむき出しになっていく中で『自分らしい生き方、幸せなあり方』をみつけようと必死にもがき、互いに傷つけ合う姿が、切なく滑稽な形で蠢くと思います。ぜひ劇場で危うい瞬間を目撃しにきて頂けたら幸いです」とコメントした。

なお今回は「チーム復讐心」と「チーム猜疑心」のWキャストとなっている。

池内風コメント

「幸せになりたい」という気持ちは全ての人間に備わっている感情だと思います。

「全ての人間は、自分が幸せになるために行動している」こう言ってくれた方がいました。

それは他人を蹴落とし、悲惨な目に合わせる事であっても全て自分が幸せになるための行動なのだと。

今回は20代前半の男女が一軒家に集まり一晩かけて「人狼ゲーム」をするという物語ですが、まさに他人を騙し、利用し、蹴落とし、悲惨な目にあわせていくの連続です。

「若さとは何か？」という議題に対して、経験値が浅く、世の中のあらゆる時事に対して対処できる幅が限られており「わからないことが、判断できないことが、当たり前に存在する状態」ということで決着がつきました。そんな社会に向かって恐れを抱かず好奇心でズンズン冒険できる方も居れば、不安で前に進めなくなる方もいます。

そんな若者たちが、人間を疑うテーブルゲーム『人狼』を通し、欲望がむき出しになっていく中で「自分らしい生き方、幸せなあり方」をみつけようと必死にもがき、互いに傷つけ合う姿が、切なく滑稽な形で蠢くと思います。ぜひ劇場で危うい瞬間を目撃しにきて頂けたら幸いです。