ハイブリッド加湿で素早く潤うと謳う、アイリスオーヤマ トキメキデザイン ハイブリッド式加湿器 TMD-AK02。「静かでほとんど音が気にならない」と評判のよい口コミを見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のシャープやダイニチなどの加湿器とも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較行いましたので、加湿器選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
アイリスオーヤマ トキメキデザイン ハイブリッド式加湿器 TMD-AK02は、メンテナンスしやすくランニングコストを抑えられるのが魅力です。比較したほかの商品には部品を10個以上備えたものがありましたが、本品は4個と少ないのが利点。加湿フィルターも交換の必要がなく、手入れのしやすさはトップクラスの評価を獲得しました。
フタをしたまま上部の注ぎ口から水を入れられる点もメリット。タンクはバケツ型で扱いやすく、取り外してシンクで給水することも可能です。タンクには取っ手がないため、「シャープ プラズマクラスター HV-S75-W」のような持ち手つきの商品には及ばないものの、シンクにすっぽり入る大きさでスムーズに給水できました。
消費電力も高評価基準の300Wを大幅に下回る16.4Wと非常に低く、電気代が少なく済むのも強みです。「静かでほとんど音が気にならない」との評判どおり、運転音も静か。騒音計で全モードの音を測定すると、高評基準の45dBより静かな平均35.57dBを記録しました。寝室に設置しても音は気にならないでしょう。
使いやすさも良好。加湿量を自動で調節する機能があり、比較した非搭載の商品と比べて故障のリスクを軽減しやすいのが利点です。ただ、7日間連続で使った本品の水を専門機関で培養すると、菌の量が多かったのは気がかり。衛生面が気になる人は、「ダイニチ工業 ハイブリッド式加湿器 」のように菌の繁殖が見られなかった商品もチェックしましょう。
肝心の加湿性能は低評価です。本品を稼動させると、30分たっても湿度は設定値の63%までしか上がらず。ハイブリッド加湿で素早く潤うと謳う商品ですが、「シャープ プラズマクラスター HV-S75-W」のように100%に達した商品と並ぶと力不足です。しっかり加湿したいなら、上位商品も検討してみてください。
サイズは幅約19.5×奥行約19.5×高さ約33cmとコンパクト。湿度は40~90%まで、5%刻みで細かく設定可能です。切タイマーつきで、1~12時間の範囲なら1時間単位で設定できますよ。水位が下がったり本体が倒れたりした場合に自動で運転を停止する、センサー機能を搭載しているのもうれしいポイントです。
カラーはホワイトの1種類。シンプルかつスタイリッシュなデザインで、どんなインテリアにも合わせやすいでしょう。湿度やタイマーの時間は、デジタルでLED表示されます。
アロマオイルに対応し、ディフューザーとしても活躍。ただしアロマオイルは同梱されていないので、別途用意しておきましょう。付属品として、取扱説明書・保証書がついています。
今回は、アイリスオーヤマ トキメキデザイン ハイブリッド式加湿器 TMD-AK02を含む加湿器全48商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、加湿性能の高さの検証です。約2畳の恒温恒湿室を使用して室温20℃・湿度30%に統一。最も強いモードで加湿器を稼動させ、湿度がどれだけ上がるか測定しました。運転開始30分での湿度が96%の状態を上限に、より加湿できるものを高評価としています。
検証の結果、30分後の湿度は設定値に対して63%までしか上がらず、低めの評価に。比較した3割以上の商品が設定した湿度に対して十分な性能を発揮できていたなか、加湿力はあまり期待できません。「ハイブリッド加湿で素早く潤う」という謳い文句どおりとはいえない結果でした。
加湿方式には主に5種類がありますが、本品は超音波式・スチーム式を組み合わせた加熱超音波式を採用。比較した商品内でも加湿性能に優れていたのは、気化式・加熱気化式のものが多めでした。なお、加熱気化式の「シャープ プラズマクラスター HV-S75-W」は100%を記録。加湿能力にこだわるなら、加湿方法にも着目してみましょう。
続いて、カビの生えにくさ・お手入れのしやすさの検証です。
カビの生えにくさでは、実際に1日1回水を継ぎ足しながら加湿器を7日間連続で稼動。1週間後、加湿器内の水を専門機関に郵送し、寒天培地で1週間培養させてカビ菌の有無を確認します。カビ菌が少ない商品ほど、高評価としました。
お手入れのしやすさは、分解パーツの数・タンクの形状・フィルターの交換頻度をチェック。さらにメンテナンスなどのお知らせ機能や加湿フィルターの有無を確認し、お手入れがスムーズで頻度が低いものを高評価としています。
総合評価が高かった「ダイニチ工業 ハイブリッド式加湿器 HD-RXT523-T」は、加熱気化式ながら1週間稼動させ続けてもカビが生えにくいことが確認されました。毎日水の入れ替えができない場合は、菌が繁殖しにくい商品を選択してくださいね。
お手入れしやすさは、比較した商品内でもトップクラスの評価を獲得。なかには部品数が10個以上あるものが見られましたが、本品は本体・タンクのフタ・ミストガイド・本体下部の合計4個と少ないのがよい点です。加湿フィルターはあるものの交換の必要がないため、お手入れをスムーズに済ませられるでしょう。
タンクはバケツ型で洗いやすい点もメリット。菌が繁殖しやすいため頻繁なお手入れが必要ですが、洗いやすいのはうれしいですね。ただし水が溜まる本体から電源コードが外れないため、コードが濡れないように気をつけましょう。
次は、給水・排水のしやすさと使いやすさの検証です。
給水・排水のしやすさについては、給水タンクの形状・サイズ・給水方法・排水方法などをチェック。上から注ぐだけで給水でき、排水もひと手間で済む商品を高評価としています。
使いやすさでは、稼動中も水量を把握できるか・加湿量の自動調節ができるか・本体上部に持ち手があるかをチェック。自動で加湿量を調整し、いつどこでも加湿しやすい商品を高評価としました。
中のタンクを取り外して、シンクで給水することも可能。比較した商品のなかでは、タンクがシンクの中にすっぽり入る大きさの商品や、タンクをひっくり返さなくてもセットできる商品が高評価を得る傾向がありました。本品もタンクの縦の長さが19cmとコンパクトで、扱いやすい点が魅力です。
ただしタンクを外して給水する場合、本体にセットするときに手が挟まりそうになる点には注意が必要。「シャープ プラズマクラスター HV-S75-W」のように、タンクに取っ手がついており楽にセットできた商品には一歩及びませんでした。
ただし、稼動中に水量を確認できない点はマイナスポイント。上位商品にはタンクが透明なものや、常に水量が表示されているものがあったなか、フタを開けたりタンクを取り出したりしなければ把握できません。本体上部に持ち手がない点も気になりました。
次は、静かさの検証です。稼動させた加湿器から50cmの場所に騒音計を設置。大・中・小モードそれぞれの騒音を測定しました。1番弱いモード(おやすみモードなど)の稼動音の上限を35dBとし、寝ているときも気にならないくらい静かなものを高評価としています。
検証したところ、各モードの騒音値の平均は35.57dBと低く、評価は優秀です。たまに水の逆流する音が聞こえるくらいの静かさでした。環境省によると、35~40dBは夜間の戸建住宅地程度の騒音レベルとされています(参照:環境省)。
比較した商品の最大値は65.4dB・最小値は33.43dB(※執筆時点)だったのに対し、本品は高評価の基準45dBを下回る優秀な数値を記録。加湿器から50cmの位置の音量ではあるものの、「静かでほとんど音が気にならない」との評判どおり、寝室に設置しても音は気になりにくいでしょう。
最後は、消費電力の低さの検証です。加湿力の検証と同時にワットモニターを接続。最も強いモードで1時間加湿した場合の消費電力を計測しました。消費電力20Wを上限とし、より数値が少ないものほど高評価としています。
調べたところ、消費電力は16.4Wと非常に低く、比較したなかでもトップクラスの評価を獲得。高評価の基準値300Wはもちろん、とても満足できるレベルの50Wもはるかに下回りました。
比較したほかの商品には、最大で1,000Wの商品も。本品のような超音波式は、本体価格が安いうえに消費電力も控えめな傾向があります。ランニングコストが安く経済的に使えるでしょう。
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加湿器の能力を最大限に活かすなら、温度の高い場所に置くのがベター。暖房の効いた場所・温度が上がりやすい場所に設置し、低い場所や窓の近くなど、温度が低いところは避けるようにしましょう。
置き場所は、「相対湿度」を左右する大事なポイントです。相対湿度とは、同じ水分量でも温度が高い場所に行くと下がり、温度が低い場所に行くと上がる湿度のこと。加湿器の湿度表示も、基本的に相対湿度で表示されます。室温20℃で湿度40%と表示されている場合、室温25℃になると湿度30%と表示されます。
表示湿度が低いと加湿器はさらに加湿をしますが、湿度が高ければ「もう十分」と判断して加湿がストップすることも。温度の高い場所に加湿器を置けば、効率的に加湿を行えますよ。高い位置に設置するなら、卓上加湿器を利用するのもよいでしょう。
最後に、加湿性能の高さで高評価だった商品をご紹介します。
オールマイティーな加湿器を探すなら、シャープ プラズマクラスター HV-S75-Wがおすすめ。検証では、加湿性能はもちろん、給排水のしやすさ・カビの生えにくさ・消費電力の低さなど、すべての項目で高評価を獲得しました。自動モードつきのパワフルな加湿で、心地よく過ごせるでしょう。
衛生的に使いたいなら、東芝 スチームファン式加湿器 TKA-S45Aがぴったり。カビの生えにくさの検証では、まったくカビが繁殖せず、トップクラスの評価を獲得しました。加湿力も30分で湿度99%まで上昇させて優秀。運転中は前面に湿度レベルを表示するなど、使い勝手のよい1台です。
加湿方法 | 加熱気化式(ハイブリッド式) |
---|---|
素材 | 不明 |
設置方法 | 据え置き型 |
給水タンク形状 | バケツ式 |
タンク種類 | 着脱式 |
給水位置 | 上部、下部 |
適用畳数(木造和室) | 12.5畳 |
適用畳数(プレハブ洋室) | 21畳 |
幅(公称値) | 27.2cm |
奥行(公称値) | 20.6cm |
高さ(公称値) | 45.5cm |
重量(公称値) | 5.1kg |
幅(実測値) | |
奥行(実測値) | |
高さ(実測値) | |
重量(実測値) | |
電源コードの長さ | 1.8m |
タンク容量 | 約4.0L |
放散率 | |
加湿量 | 強:750mL/h/静音:200mL/h/エコ(強):480mL/h |
連続加湿時間 | 強:約5.3時間/静音:約19時間 |
連続加湿時間(給水持ち) | 不明 |
連続加湿時間(バッテリー持ち) | |
充電時間 | |
1日あたりの電気代目安 | |
消費電力(公称値) | 12~335W |
電源 | ACプラグ式 |
部品の数 | 不明 |
稼動音 | 23~41dB |
加湿フィルターなし | |
タンクの幅 | 不明 |
タンクの奥行 | 不明 |
タンクの高さ | 不明 |
チャイルドロック機能 | |
防カビ機能 | |
除菌機能 | |
アロマ対応 | |
自動運転機能 | |
タイマー機能 | |
自動調整機能 | |
空焚き防止機能 | |
静音設計 | |
2Way給水可能 | |
用途 | 不明 |
LEDイルミネーション機能 | 不明 |
次亜塩素酸水対応 | |
抗菌カートリッジ付き | |
タイマー設定最大時間 | 切:6時間 |
減灯・消灯機能 | |
満水ランプあり | |
水位確認可能 | |
転倒湯漏れ防止構造 | 不明 |
ヒーターオフ機能 | |
吹き出し口の温度 | |
最小稼動音 | 不明 |
最大稼動音 | 不明 |
転倒防止機能 | 不明 |
特徴 | |
対象 | 不明 |
形状 | |
使い捨てフィルター対応 | |
マグネットプラグ式 | |
キャップ取り付け式 | |
リモコン付属 | |
スマホ連携可能 | |
ドリンクホルダー対応 | |
折りたたみ可能 | |
組み立て式 | |
デザイン |
シャープ プラズマクラスター加湿器 HV-S75の評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
加湿方法 | スチーム式 |
---|---|
適用畳数(木造和室) | 8畳 |
適用畳数(プレハブ洋室) | 13畳 |
連続加湿時間 | 強:約8時間50分 |
1日あたりの電気代目安 | 約24.2円 |
最小稼動音 | 58.6dB |
良い
気になる
タンク種類 | 着脱式 |
---|---|
幅(公称値) | 26.4cm |
奥行(公称値) | 25.7cm |
高さ(公称値) | 28.5cm |
重量(公称値) | 3.3kg |
幅(実測値) | 25.9cm |
奥行(実測値) | 25.5cm |
高さ(実測値) | 27.9cm |
重量(実測値) | 3.11kg |
電源コードの長さ | 1.4m |
加湿量 | 450mL/h |
加湿フィルターなし | |
タンクの幅 | |
タンクの奥行 | |
タンクの高さ | |
チャイルドロック機能 | |
防カビ機能 | 不明 |
除菌機能 | |
アロマ対応 | |
自動運転機能 | |
タイマー機能 | |
空焚き防止機能 | 不明 |
2Way給水可能 | 不明 |
タイマー設定最大時間 | 4時間 |
減灯・消灯機能 | 不明 |
水位確認可能 | |
転倒湯漏れ防止構造 | 不明 |
吹き出し口の温度 | 42.0℃ |
転倒防止機能 | 不明 |
特徴 |
東芝 スチームファン式加湿器 TKA-S45Aの評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
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