米国特許取得の高性能フィルターを搭載する空気清浄機、Airdog X5s。「ニオイが気にならなくなった」と評判です。しかし「サイズが大きすぎる」「お手入れが大変」など気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のダイキンやシャープなどの空気清浄機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、空気清浄機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
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目次
67,000円
Airdog X5sは、集じん力が高くフィルター交換のコストを抑えられるものがほしい人におすすめです。大きな特徴は、ウイルスより細かい粒子をキャッチすると謳うTPAフィルターの搭載。煙を充満させたアクリルボックス内で使うと、比較した多くの商品同様1分後には9割もの煙を吸い取りました。3分後も煙が残ったものが複数あったことを思うと、高性能といえます。
空気の汚れが数字でモニター表示され、状況がわかりやすいのも利点。フィルターは水洗いできるうえ交換不要なので、一般的なHEPAフィルターに比べて買い替え費用をカットできます。比較したなかでもフィルター交換が不要な商品はごくわずかでした。
脱臭力も申し分ない結果です。複合臭を持つ「くさや」をニオイの発生源として稼働させると、高評価基準の5分よりかなり早い3.5分で脱臭が完了。ニオイを嗅いだ臭気判定士の石川英二さんは、「ニオイが気にならなくなった」との口コミ同様、「稼働30秒後にはニオイがガクッと落ち、2分後にはほぼ消えた」とコメントしました。
センサーの感度も十分です。制汗剤スプレーを噴射したところ、わずか9秒で反応。10秒前後かかった比較した「ダイキン MCK504A」や「シャープ KI-SX75」に比べて高感度です。加湿機能は非搭載ですが、比較したなかでも空気清浄機能だけの単機能タイプほどパワーが強い傾向が。空気清浄機能を重視するなら、本品を含む単機能タイプがおすすめです。
お手入れするパーツの数は5か所と多め。「お手入れが大変」との口コミどおり、比較した1~2か所で済む商品と並ぶと手間がかかります。「サイズが大きすぎる」という口コミもあるように、サイズは高さ65×奥行31.6×幅30.6cmと大きめ。幅・奥行ともに30cm未満の商品と比べると、やや圧迫感がありました。
運転音はそれほど気になりませんが、強モードは若干大きいので、周囲に配慮したいシーンではモードの調整が必要です。付属品のリモコンには高級感があり、スマホアプリとの連携でリモート操作ができる点も魅力的な本商品。とはいえよりコンパクトで静かなものがほしい人は、ほかの商品も検討してみましょう。
エアドッグは、アメリカのシリコンバレーで誕生した空気清浄機のブランド。空気と水であらゆる環境課題の改善を目指す、トゥーコネクトが展開しています。エアドッグの空気清浄機は、全国10,000か所以上の医療機関にも導入されていますよ(参照:公式サイト)。
今回ご紹介するAirdog X5sは、30分間で約65m2分のきれいな空気を供給できると謳うモデル。適応スペース(※)は約42畳です。家庭のリビングだけでなく、店舗やオフィスなどでの利用も推奨されています。
メーカーの実証実験で計測した清浄空気供給量をもとに、高さ2.4mの空間で30分間で空気清浄ができる広さ
なお、Airdog X5sを継承する新型モデルの「Airdog X5D」も2022年9月より販売中。X5sとX5Dの空気清浄能力に違いはありませんが、X5Dには二酸化炭素を検知するCO2センサーやキャスターが搭載されているのが特徴です。
フィルターは全部で4層。汚染物質を0.0146μmまで吸着する「集じんフィルター」、オゾンを日本の安全基準よりさらに低い0.005ppmまで取り除く「オゾン除去フィルター」、電磁場により汚染物質にプラスイオンを帯電する「イオン化ワイヤーフレーム」、ホコリや髪の毛を取り除く「プレフィルター」で構成されています。
空気清浄機には加湿機能を搭載する加湿空気清浄機もありますが、本品は空気清浄機能のみの単機能タイプ。一般的に、加湿空気清浄機に比べて空気清浄機としてのパワーが強く、お手入れの手間が少ないといわれています。詳細なスペックは以下のとおりです。
きれいな空気をスピーディに送り出すため、ハイパワーモーターと大型ファンを搭載。本体下部には3方向の吸気口が設けられており、部屋のどこに置いても高い吸気能力を発揮できると謳っています。
運転モードはオート・スリープの2種類があり、そのほか弱・中・強・最強の4種類の風量も用意。オートモードは、空気の汚れを検知して風量を自動調整してほしいときに便利です。スリープモードは、風量を弱にしつつライトをオフにできますよ。
リモコンからチャイルドロック機能をオンにすれば、本体操作の無効化も可能。小さな子どものいたずらによる誤操作を防げる仕様です。さらに専用のスマホアプリを使うことで、外出先から空気の状態を確認して操作できるのもうれしいポイントです。
付属品は全部で4つ。後づけの集じんフィルターに加えて、リモコン・集じんフィルター専用ブラシ・イオン化ワイヤーフレーム専用クリーナーが同梱されています。なお、オゾン除去フィルター・イオン化ワイヤーフレーム・プレフィルターはあらかじめ本体に格納されていますよ。
今回は、Airdog X5sを含む空気清浄機全51商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、集じん力の検証です。
あらかじめスモークマシーンで煙を充満させた状態のアクリルボックス内で、各商品を最も強いモードで稼働。1分後の煙の量を確認し、煙がまったくない状態を上限に煙の量が少ない商品ほど高評価としました。
検証の結果、1分後には9割ほど煙を吸い込み高評価を獲得。同シリーズのコンパクトモデルである「Airdog X3s」は1分間で7割しか煙を吸い込めなかったのに対し、性能の違いを見せつけました。
集じんの勢いが強いうえ、空気の汚れがモニターに数字で細かく表示される点も優秀。どれくらい空気が清浄されたかがわかりやすいのがメリットです。
比較した結果、大半の商品が1分後に9割以上の煙を集じん。10割を達成した「シャープ KI-SX75」にはやや及ばないものの、本品も十分満足できる結果といえます。
次は、脱臭力の検証です。
アクリルボックス内に複合臭が強い魚の干物「くさや」を入れ、サーキュレーターを使用。ボックス内にニオイが充満した状態にし、空気清浄機を最も強いモードで稼働しました。
臭気判定士の石川英一さんが、30秒ごとにアクリルボックス内のニオイをチェック。稼働から2分を上限とし、短時間で脱臭できた商品を高評価としました。
脱臭力も申し分ありません。3.5分で脱臭が完了し、高評価基準とした5分を難なくクリアしました。
臭気判定士の石川さんが判定すると、30秒後にはニオイが大きく減少。2分後にはほぼ感じないレベルまで脱臭できていました。「ニオイが気にならなくなった」という口コミどおり、ペットなどのニオイを残したくない人も満足できるでしょう。
人気の「ダイキン MCK504A」は約4.5分かかったのに対し、本品は約1分も早く脱臭を終えています。なお、比較したなかで高評価基準に達しなかった商品は3分の1以下で、脱臭力に優れた商品が多いことがわかりました。
機能性も高評価です。制汗剤スプレーを検知するまでの時間は9秒。「高感度のエアセンサー内蔵」と謳っているだけあり、比較した10秒前後かかった「ダイキン MCK504A」や「シャープ KI-SX75」よりスピーディに検知できました。
比較したなかには、検知するまでに30秒ほどかかる商品があった点を考慮すると、本品のセンサー感度は優秀。4~8秒で検知できた商品には及ばないものの、十分満足できる結果です。
加湿機能がないことで少し評価は下がったものの、比較した結果、加湿機能つきの商品は空気清浄機能のパワーが弱い傾向が。ハイレベルな空気清浄能力を求める人には、本品のような単機能タイプがおすすめですよ。
使い勝手のよさも十分。「ダイキン MCK504A」や「シャープ KI-SX75」と比較すると、フィルター交換が不要な点が大きな強みです。買い替えの手間が省けるうえ、ランニングコストも少なく抑えられるでしょう。
ただ「サイズが大きすぎる」という口コミもあるように、本体サイズは幅30.6×奥行31.6×高さ65cmと大きめ。比較したなかには、幅・奥行が30cm未満かつ高さ60cm未満の商品もありました。部屋の広さによっては、圧迫感が気になる可能性があります。
また、比較した商品には1~2か所の掃除でOKな商品があったのに対し、本品はお手入れが必要なパーツが5か所と多め。「お手入れが大変」という口コミどおり、掃除の手間が多いと感じる人もいるでしょう。
とはいえ、比較したなかには7~10か所のお手入れが必要な商品も複数あり、相対的に見るとパーツの数は平均的で多すぎるわけではありません。
最後は、静音性の検証です。各商品から50cm離れた位置に騒音計を設置。弱・中・強モードの稼働音の平均を評価しました。日本騒音協会が公開する基準と目安を参照し、40dBを上限に静かなものほど高評価としています。
検証の結果、静音性は特に不満を感じない結果です。弱・中・強モードの稼働音の平均値は53dBほど。高評価基準の50dBにはわずかに及ばないものの、音がうるさすぎることはありませんでした。
ただ、弱モード43dB・中モード49dBに対して、強モードは67dBと大きめ。使用モードによっては騒音が気になることもあるでしょう。
とはいえ比較した商品の大半が、強モードでは50dBを超える音量を記録。人気の「ダイキン MCK504A」や「シャープ KI-SX75」も、強モードでは50dBを超えました。騒音を抑えたい場面では、スリープモードや弱・中モードに調整するとよいでしょう。
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お手入れするパーツは全部で5つ。大気センサー・オゾン除去フィルター・集塵(TPA)フィルター・イオン化ワイヤーフレームと、プレフィルターです。
大気センサーは乾いた綿棒でホコリを拭き取るだけでOK。オゾン除去フィルターは掃除機などで付着した汚れを取り除きましょう。
イオン化ワイヤーフレームは、柔らかい布やスポンジで乾拭きします。プレフィルターは水洗いするか、掃除機のブラシで汚れを払い落としてください。集じんフィルターのお手入れ方法は以下のとおりです。お手入れ後は、各パーツが正しく装着されていることを確認してから稼働させましょう。
<集じんフィルターのお手入れ方法>
①中性洗剤をつける
②付属のブラシを使って水洗いする
③1日かけて十分に乾燥させる
(参照:取扱説明書)
メーカーでは、2か月に1回程度のお手入れを推奨しています。メーカーがすすめるお手入れのタイミングは以下のとおりです。
<お手入れのタイミング>
利用する環境により必要なお手入れの頻度は異なります。お手入れのタイミングを見逃さず、定期的に掃除を行いましょう。
(参照:取扱説明書)
一般的に空気清浄機は、汚れ・ニオイの発生源の近くに設置するのが効果的といわれています。例えば、肉や魚などニオイの強い食材を調理する際はキッチンの付近に、花粉の侵入が気になる場合は侵入口となる玄関や窓際に置くのが有効です。
汚れやニオイの発生源がわからない場合は、部屋の中心に置くのがおすすめ。状況に合わせて柔軟に置き場所を変え、快適に過ごしましょう。
Airdog X5sはAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで販売されています。サイトにより値段に幅があるため、送料との合計金額を考慮して購入場所を決めましょう。
なお、Airdogの取扱店舗は公式サイトから確認できます。Airdog X5sの取扱状況が知りたい人は、お近くの店舗に問い合わせてみてください。
最後に、集じん力・脱臭力・使い勝手などで高評価を得た商品をご紹介します。
集じん力を重視する人は、Acerのエアサーキュレーターつき空気清浄機 AC551-50Wをチェック。稼働15秒後には煙を8割ほど吸い取り、圧倒的な集じん力を見せつけました。くさやのニオイも2分で消え、脱臭力も優秀。さらに最大風量でも音が小さめなので、シーンを問わず使えるでしょう。
スペースが限られた空間には、ZOJIRUSHI 空気清浄機 PU-SA35-WAがおすすめ。幅37×奥行12.5×高さ45.5cmのコンパクト設計で、圧迫感が少ないのがポイントです。集じん力や脱臭力も高評価で、最大風量時の運転音も大きすぎません。ボタンがシンプルで簡単に操作できるのも魅力です。
タイプ | 空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 27畳 |
加湿最大適用畳数 | |
設置方法 | 据え置き |
適用床面積 | 約27畳 |
適用床面積. | 約27畳 |
水式 | |
ペット向けフィルターあり | |
集塵フィルター | HEPAフィルター |
脱臭フィルター | 活性炭フィルター |
除去可能な物質 | 花粉、ほこり、ウイルス、PM2.5、ハウスダストなど |
幅 | 25.3cm |
奥行 | 25.3cm |
高さ | 85.0cm |
コードの長さ | 約1.8m |
重量 | 6.34kg |
充電方式 | ACアダプター |
清浄時間 | 不明 |
連続稼働時間 | 24時間 |
運転モード | 静音モード、お気に入りモード |
フィルター交換頻度. | 約1年に1回 |
フィルター交換頻度 | 約1年に1回 |
別売りフィルター | HEPAフィルター(ACF173) |
集塵方式 | ファン式 |
対応センサー | PM2.5、ニオイ |
加湿方式 | |
除湿方式 | |
適用床面積(加湿時) | |
最大加湿量 | |
タンク容量 | |
稼動音 | 25~54dB |
最強モード運転音 | 54dB |
最弱モード運転音 | 25dB |
最大消費電力 | 65W(定格) |
スマートスピーカー対応 | |
自動お掃除機能 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
加湿機能 | |
除湿機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き | |
アロマ機能 | |
扇風機一体型 | |
ハンドル付き | 不明 |
LEDライト搭載 | 不明 |
1か月あたりの電気代(実測値) | 不明 |
特徴 | |
用途 | 据え置き |
Acer エアサーキュレーター付き空気清浄機 AC551-50Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 16畳 |
良い
気になる
加湿最大適用畳数 | |
---|---|
適用床面積 | 16畳 |
集塵フィルター | アレル物質抑制除菌フィルター |
脱臭フィルター | アレル物質抑制除菌フィルター |
除去可能な物質 | 花粉、ほこり、ウイルス、PM2.5、ハウスダストなど |
運転モード | 標準モード、弱モード、静音モード、AUTOモード |
フィルター交換頻度 | 2年に1回 |
集塵方式 | ファン式 |
加湿方式 | |
タンク容量 | |
稼動音(弱モード) | 30.2dB |
稼動音(強モード) | 45.9dB |
スマートスピーカー対応 | |
自動お掃除機能 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
加湿機能 | |
除湿機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き |
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