化学薬品を一切使用しない製法でカフェインをやさしく除去した、澤井珈琲のカフェインレスコーヒー。インターネット上の口コミでは高評価が多い一方で、「酸味が強い」「香りが足りない」といった気になる評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、澤井珈琲のカフェインレスコーヒーを含む21商品を実際に試して、コーヒーのおいしさ・手軽さ・一杯当たりの価格を⽐較してレビューしたいと思います。購⼊を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校を卒業後、7年間にわたりバリスタとしてスペシャリティコーヒーの提供や、ハンドドリップ・ラテアートセミナーでの講師を経験。現在はマイベストにて、カリタ・HARIO・デロンギなど大手メーカーのコーヒー器具から、スターバックス・UCCをはじめ、丸山珈琲・ブルーボトルコーヒーなどのスペシャリティコーヒーブランドまで、コーヒーに関連する商材全般の比較検証を行う。バリスタだった自らの経験を活かして「いつものコーヒーをもっとおいしく」をモットーに制作をしている。その傍で現在も焙煎士・バリスタとして焙煎所の運営やコーヒーの提供も行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
澤井珈琲のカフェインレスコーヒーは、コーヒー本来の味わいが好みの人におすすめ。おいしさの検証では、トップレベルの評価を獲得しました。
カカオのような香りが口に広がり、香ばしい風味を楽しめます。苦味は控えめで、酸味と甘みのバランスもよく飲みごたえも好評でした。コーヒーならではの味わいを楽しめますよ。
また、豆タイプにもかかわらず、一杯当たりの価格が35円なのも魅力的。検証した豆タイプの商品は一杯50円以上のものも多かったなか、比較的安めの価格設定だといえます。
ただ、豆を挽いたり、その器具を準備する手間がかかる点はネック。飲むまでに約5分の時間がかかり、手軽さには欠けました。しかし、本格的なコーヒーの風味を楽しめるので、時間に余裕がある休日などにぜひ試してみてください。
創業39年になる珈琲専門店の澤井珈琲。世界最高水準の焙煎機を使い、焼きたてのおいしいコーヒーの味わいにこだわって販売しています。
今回紹介するカフェインレスコーヒーは、豆のおいしさはそのままにカフェインだけを97%カットした商品です。
カフェインの除去方法には、スイスウォータープロセスを採用しました。水にコーヒー成分を溶かし、カフェインのみを取り除いた水を生豆に浸透させる製法です。
化学薬品は一切使っていません。
また、コーヒー豆には、マイルドコーヒーの代名詞でもあるコロンビア産のものを使用。高級感のある上品な香りとバランスのよい味わいが特徴です。
焙煎は、口当たりがよく飲みやすい中深煎りなので、ブラックだけでなくカフェオレ・アイスコーヒーといったアレンジにも適しています。
500g2袋セットを4000円程度で販売中です。1kgで100杯分のコーヒーを抽出できます。
また、購入時に「豆のまま」と「中挽き状態の粉」のどちらかを選べますよ。自分の好みの味にしたい人はそのままの豆を、手間をかけたくない人は挽いた粉の状態で買うとよいでしょう。
澤井珈琲のカフェインレスコーヒーは、全4種類。今回紹介したコロンビアのほか、マンデリン・ブラジル・モカがあります。
芳醇なコクが特徴の「マンデリン」、あっさりした口当たりの「ブラジル」、甘い香りが魅力の「モカ」とさまざまな味わいがあるので、好みに合わせて選んでみてください。
今回は澤井珈琲のカフェインレスコーヒーを含む全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1〜5点の評価をつけています。
検証①:コーヒーのおいしさ
検証②:手軽さ
検証③:一杯当たりの価格
まずは、コーヒーのおいしさの検証です。
実際にカフェインレスコーヒーを飲んでみて、香り・甘み・苦み・酸味・コク・雑味の6項目を軸に、味わいのバランスを評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
コーヒーのおいしさは、3.0点。検証した商品のなかでは、トップレベルの評価でした。
口に入れるとカカオのような香りが広がり、後味には枯れたような風味が残ります。コーヒーらしい香ばしさを感じられました。
また苦みが控えめで、酸味と甘みとのバランスがよいです。飲みごたえも良好でした。多少ざらつきのある雑味が気になりますが、コクはライトなので飲みづらさは軽減されます。
本来のコーヒーに近い風味を楽しめるので、カフェインレスながら本格的な味わいを探している人におすすめです。
次に、手軽さの検証です。
実際にカフェインレスコーヒーを抽出してみて、手間がかからずに行えたかをチェックしました。
豆からインスタントまで、抽出するまでの手軽さを5点満点で評価しています。
手軽さは、3.0点。豆タイプなので、飲むまでの準備に手間がかかります。
豆を挽く作業と器具が必要で、できあがるまでに約5分の時間がかかりました。インスタントやドリップのような手軽さはないので、時間の余裕があるときに淹れましょう。
続いて、一杯当たりの価格の検証です。
メーカーが推奨しているレシピから一杯当たりの価格を計算。検証商品の平均を3点とし、そこから加点・減点する方式で評価しました。なお今回は、2021年5月時点の価格で計算しています。
価格の評価は、3.0点とまずまずの結果。
検証した商品のなかで豆タイプは一杯50円以上のものも多く、値段がやや高めでした。しかしこちらは、豆でありながら一杯35円と比較的安めな点が魅力です。
最後に、飲むまでに手間がかからないカフェインレスコーヒーをご紹介します。
ネスカフェ ゴールドブレンドは、場面を選ばず使えるインスタントタイプ。お湯にも溶かしやすく、手軽に抽出できます。また、一杯当たり22円と価格が安い点も魅力です。苦み・酸味・甘味のバランスがよく、すっきりとした味わいで、おいしさの検証でも高評価でした。
キーコーヒーのドリップオンは、手間なくコーヒーが作れるドリップ式の商品です。カップにパックをつけて、お湯を注ぐだけで完成します。味わいは、香ばしさと強い甘みが特徴。酸味・苦みのバランスもよく、ミルクと合わせてもおいしいので、初心者にもおすすめですよ。
タイプ | インスタント |
---|---|
カフェイン除去率 | 97% |
良い
気になる
産地 | ベトナム、コロンビア |
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有機JAS認定 | |
カフェイン除去方法 | ウォータープロセス |
焙煎度 | 中煎り |
分類 |
ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレスをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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