【Temuの330円が…!?】オーディオオタクが聴き比べ!格安ワイヤレスイヤホン最強音質決定戦!
いまイヤホンといえば「ワイヤレスイヤホン」が主流です。街中や学校、職場で見かけない日はないですよね。一般的なワイヤレスイヤホンがおおよそ5,000円〜なのに対し、500円、1,000円、中には100円台のものも。有線イヤホンではなくワイヤレスイヤホンの価格です。やべぇ…。
市場が拡大しすぎて起きている価格破壊。もはや心配になるくらいの価格ですが、気になるのはその音。
今回はマイベストのオーディオ担当である原がいろいろな格安ワイヤレスイヤホンをさまざまなところからお取り寄せ!実際に使って音質を検証!果たしておすすめ格安ワイヤレスイヤホンは何なのか?お楽しみに!
本コンテンツの情報は公開時点(2024年9月12日)の情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて購入時の価格・税込で表記しております。

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
こんにちは
みなさんこんにちは。原です。自宅から愛猫と失礼します。彼の名前は「ホピ」です。
ホピ…原の家にいるオスの猫。マンチカンなのに足が長いことで有名。
商品比較サービス「マイベスト」でオーディオ関連のコンテンツを担当しています。もともとはオーディオ専門店で働いていて、イヤホンやヘッドホンの販売に携わっていました。
学生時代からオーディオが好きでイヤホンやヘッドホンを買い漁ってきました。一番最初に買った良いイヤホンはSHUREの「SE215」です。「こんな音出るんすか!?」と大きな声を出してお母さんに怒られたことがつい昨日のことのように思い出されます。
SE215…音響メーカー「SHURE」のモニターイヤホン。数多の人間をオーディオ沼に陥れてきた名機中の名機。13,000円ぐらいで買えるので、気になる人はとりあえず買ってみてください。後悔しません。
というわけで、生まれてから今日に至るまでイヤホン大好き。好きな言葉は「バランスドアーマチュアドライバー」。それなりにオーディオの知識はあるほうです。よろしくお願いします。
(お願いします。)
知ってます?最近のワイヤレスイヤホンって500円で買えるんです
いま主流のイヤホン、そう「ワイヤレスイヤホン」。2016年ごろから一部のメーカーの販売が始まり、Appleの「AirPods」シリーズやSONYの「WF-1000XM」シリーズなどが市場を席巻。その後各メーカーからワイヤレスイヤホンが発売され、イヤホンといえば「ワイヤレスイヤホン」という時代になりました。いまや有線イヤホンをつけている人を見つけるほうが難しい状況に。
市場が拡大した結果、AmazonをはじめとしたECでちらほら見かけるようになったのが「格安ワイヤレスイヤホン」。一般的なワイヤレスイヤホンがおおよそ5000円台なのに対し、10分の1の500円ぐらいから買えてしまう時代になりました。東京で食べるラーメンより安い価格。やす〜。
いや、そりゃ安いに越したことはないですけどラーメンより安いイヤホンってなんか心配じゃないですか。爆発とかしそうだし。そもそも音がまともに鳴るのかもわからない。怖い。怪しい。
考えあぐねた末に、買って音を聴いてみることにしました。よっしゃ。そんでコンテンツにもしちゃおう。よっしゃよっしゃ。
ということで、いろいろなところからイヤホンを集めて、音に着目して勝手にランキングを作ってみます!買うぞ!!!!!!!!!!!
格安イヤホンをいっぱい買ったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2024年の7月下旬から8月上旬にかけて、いろいろなECサイトやディスカウントショップから格安ワイヤレスイヤホン届き続けるという日々が続きました。私はこの期間を「KWEW(格安ワイヤレスイヤホンウィーク)」と名付け、毎年思いを馳せたいと思います。
AmazonをはじめとするECサイトからキャン★ドゥや3COINSといったディスカウントショップで格安のワイヤレスイヤホンをリサーチし、独断と偏見でよさそうなモデルを選んでいます。
届いた商品は以下のとおり。購買したECサイト・お店と気になる価格も記載します。
購入価格は、2024年7月下旬に購入時の価格をすべて税込で記載しています。
- 購買先|メーカー|型番・商品名|購入価格
- ひとことスペック
- Amazon|Basecou|S61|675円
- タッチ機能つきで、曲送りや曲戻しができる。見た目が丸っこくてかわいい。
- 楽天|Wapik|R1|980円
- 防水性能がIPX7と高い。30分程度の水没(常温の水)であれば耐えられる仕様。
- SHEIN|GENAI|E6S|537円
- ケースがめちゃくちゃコンパクト。カラバリにパステルカラーが多くてかわいい。
- AliExpress|M&J|Pro6|151円
- パッケージがめちゃくちゃシンプル。安すぎて怖い。
- Temu|Giceick|A6S|331円
- SHEINの商品とめちゃくちゃ似ている。型番もほぼ同じ。
- Temu|Rockmia|JS59|1,246円
- Temuで2番目に人気のあるイヤホン。めちゃくちゃ軽い。
Temuのみ1400円以上購入必須だったので2つ購入。
- 3COINS|クリアケースワイヤレスイヤホン|1,650円
- ところどころクリアで、最近のトレンドを押さえているあたりがスリコっぽい。
- キャン★ドゥ|キャン★ドゥ|ワイヤレスイヤホン|RS-BTEMSO1|660円
- 古きよき左右一体型。温故知新。
- ドン・キホーテ|ドン・キホーテ|完全ワイヤレスイヤホン|JNDQTWSS|3,298円
- 元オーディオメーカーの担当者が音質面で頑張ったらしい。すごい。
- しまむら|しまむら|オリジナルワイヤレスイヤホン|0円※
- しまむらのしまむらによるしまむらのためのワイヤレスイヤホン、という具合にしまむら感。
かつてしまむらが「5000円以上購入時にイヤホンをプレゼントする」というキャンペーンの際に配っていたノベルティ品。今回は中古品を910円で購入
最安で0円、高いものでも3000円台とかなり破格。爆発しないかヒヤヒヤしながら音質を検証していきたいと思います。
聴き比べじゃい!!!!!!!
それでは格安イヤホンたちの音質を聴き比べます。機能性はどれもほぼ同じなので加味しません。音質一本勝負です。シャオラッ
今回は最高の商品を「低音・中音・高音それぞれがクリアに鳴り、音質のよいイヤホンにできるだけ近い音が鳴らせる商品」として以下の3項目に注目をして聴き比べを行いました。
音質のよいイヤホンとは、このコンテンツでは「音の粒がそろっていて、解像度が高く、どの音もクリアに鳴らせるもの」としています。今回はSONYの「WF-1000XM5」の音を基準としています。
- 低音の質:低音の迫力があるか。低音を構成する音(ベースやバスドラム)の聴き分けができるか
- 中音の質:歌声が際立って聴こえるか。楽器の音に厚みがあるか
- 高音の質:シンバルなどの金属系のパーカッションの響きがしっかり聴こえるか。楽曲の中で細かく鳴っている音まで聴こえるか
試聴した楽曲は以下の通り。
- ドナルド・フェイゲン|I.G.Y.
- レッド・ホット・チリ・ペッパーズ|Dani California
- 相対性理論|LOVEずっきゅん
各項目を1〜5点の満足度でスコア化し、合計15点で満足度の評価を行いました。音質のほかに、イヤホンの形状、Bluetoothの対応コーデック、原個人の評価(S〜C)もまとめていきます。
満足度のラダー:5点:とても満足・4点:満足・3点:普通・2点:不満・1点:とても不満
原個人の評価ラダー:評価S:原'sベスト・評価A:いい感じ!・評価B:まあよい・評価C・微妙
なお、僕が作成したライブ用耳栓を紹介するコンテンツ同様、ダミーヘッドマイクによる音源の録音を実施。録音で使用したのは以下の音源です。
私が作ったオリジナル音源です。友人に聴かせたら困った顔をしていましたが、イヤホンの音をYouTubeで擬似的に聴けるという画期的なものです。いい時代ですね。
まとめて聴きたいという人は以下のプレイリストから。
※あくまでダミーヘッドマイクで録音した音になるので、実際の聴こえ方とは異なります。あらかじめご了承ください。
10位:しまむら「オリジナルワイヤレスイヤホン(0円)」
低音の質:1点(とても不満)
中音の質:2点(不満)
高音の質:2点(不満)
合計:5点
2023年に70周年を記念して配布されたノベルティ品となります。お手数ですが他ショップにて中古品を探すか、下部リンクより他の高スコア商品をご確認ください
しゃりしゃりとした音が目立つ、音の厚みに欠けるイヤホン
「ファッションセンターしまむら」が70周年記念のイベントで配っていたノベルティのワイヤレスイヤホン。元の価格は驚愕の0円。今回は中古品を910円で購入しました。
しゃりしゃりとした中高音が目立つサウンドで、低音の迫力がほとんど感じられない音質でした。音がスカスカで細かな表現も苦手。音のキレやクリアさはあるので、ラジオやポッドキャストを聴く用のサブのイヤホンとして使うのがおすすめです。
原の個人的な評価はC。見た目は面白いですが、音がなんともいえません。
- 価格(税込):0円(中古で910円で購入)
- イヤホンの形状:インナーイヤー型
- Bluetoothの対応コーデック:SBC
- 原の評価:C(微妙)
- 試聴はこちらから
- おすすめの人
- しまむらの熱烈なファンで音に興味がない人
しまむらのコーポレートカラーである真っ赤なボディにでかでかとロゴが映えるボディ。しまむらファンであれば持っておきたい1台です。
9位: AliExpress「M&J Pro6(151円)」
低音の質:2点(不満)
中音の質:2点(不満)
高音の質:2点(不満)
合計:6点
音数が増えると聴きづらく、中高音が耳に刺さる
AliExpressで購入した格安イヤホン、その名も「Pro6」。AirPodsを彷彿とさせるデザインを採用しています。メーカー名はAliExpress内には記載がなく、めちゃくちゃ調べた結果M&Jということがわかりました。どういうメーカー…?
音はハキハキとしていますが、中高音が耳に刺さるような音作り。ある程度音に芯があり迫力もありますが、音量をあげると音がひずんだり、音のアタック感が強くなり少し聴き疲れしやすいサウンドでした。音数が少ないシンプルな楽曲ではある程度きれいな音が楽しめますが、音数が増えると聴きづらい印象でした。
原の個人的な評価はC。よくも悪くも値段なりの音という印象。いやでも、151円でワイヤレスイヤホンが買えるなんて、すごい時代ですね。
- 価格(税込):151円
- イヤホンの形状:インナーイヤー型
- Bluetoothの対応コーデック:SBC
- 原の評価:C(微妙)
- 試聴はこちらから
- おすすめの人
- 格安でAirPods風のイヤホンがほしい人
AppleのAirPodsと並べるとこんな感じ。ぱっと見わからない…。AirPodsに似ている商品が多いのも格安イヤホンあるあるですね。
8位:SHEIN「GENAI E6S(537円)」
低音の質:4点(満足)
中音の質:2点(不満)
高音の質:1点(とても不満)
合計:7点
低音の迫力はあるが強すぎる!中高音が埋もれがち
格安ファッションアイテムでも有名なSHEINで購入したGENAIの「E6S」。カラーは緑を選択しました。丸っこいボディのコンパクトなイヤホンです。
低音がしっかり前に出る音作りで、迫力がしっかり感じられます。一方で、中高音が低音により埋もれ、とくに高音はドラムのハイハットやシンバルの響きが聴こえづらい印象。通信環境によるのか、曲を聴いていると音の聴こえ方がころころ変わり、高音が出てきたり引っ込んだりして気になりました。
原の個人的な評価はC。低音の厚みはよいですが、強すぎてほかの帯域を邪魔していました。
- 価格(税込):537円
- イヤホンの形状:カナル型
- Bluetoothの対応コーデック:SBC、AAC
- 原の評価:C(微妙)
- 試聴はこちらから
- おすすめな人
- 低音大好き、中高音のクオリティはそんなに気にしない人
ケースには充電残量がわかるインジケーターつき。格安イヤホンあるある。
イヤーピースはおおよそMサイズぐらいのものが1つのみ付属していました。耳のサイズに合わない人は自分の耳に合うサイズのものに変えることをおすすめします。
原の耳の穴は大きいので、イヤーピースを自分の耳に合う他社製のものに変更してレビューしています。
7位(同率):3COINS「クリアケースワイヤレスイヤホン(1,650円)」
低音の質:4点(満足)
中音の質:2点(不満)
高音の質:2点(不満)
合計:8点
かわいい見た目からは想像できない低音。音は全体的にこもり気味
おしゃれ雑貨がリーズナブルに購入できるお店、3COINSの「クリアケースワイヤレスイヤホン」。イヤホンケースの上のフタがクリアで中のイヤホンが見えるのが特徴です。
音は全体的にウォームで角が取れていて、パワフルな太いサウンドが楽しめます。とくに低音の厚みがあるのでロックやヒップホップに合うような音作り。一方で全体的にこもり気味のサウンドで、楽器やボーカルの響きは楽しみにくい印象です。何よりも低音重視な人におすすめです。
原の個人的な評価はB。低音が強いながら音が柔らかく聴きやすい音質でした。高音の響きがもう少しほしい。
- 価格(税込):1,650円
- イヤホンの形状:インナーイヤー型
- Bluetoothの対応コーデック:SBC、AAC
- 原の評価:B(まあよい)
- 試聴はこちらから
- おすすめな人
- かわいさと低音の迫力を両立したい人
もしや…!と思いAirPodsのケースに入れてみるとサイズがぴったり。似たような型のデータが出回っているんでしょうか。真実は闇の中です。
7位(同率):キャン★ドゥ「ワイヤレスイヤホン RS-BTEMS01(660円)」
低音の質:2点(不満)
中音の質:4点(満足)
高音の質:2点(不満)
合計:8点
ボーカル中心の柔らかな表現が得意。迫力は感じにくい
最近ダイソーよりよく見る気がする100均、キャン★ドゥの「ワイヤレスイヤホン」。今回唯一の左右一体型のワイヤレスイヤホンです。名前に★がつくの、「e★イヤホン」と同じだな…。
ボーカルが一歩前に出た音作り。中音に厚みがあるので楽器やボーカルの声が太く、また柔らかな表現が得意なモデルです。一方で、高音の響きや低音の迫力は感じにくく、細かな音の表現にも不向きといえます。左右のイヤホンがケーブルでつながっており、首にかけっぱなしにしておける点は非常に便利。
原の個人的な評価はB。柔らかな音で聴きやすいのが特徴的。迫力重視の人には少し物足りないサウンドです。
- 価格(税込):660円
- イヤホンの形状:カナル型
- Bluetoothの対応コーデック:SBC、AAC
- 原の評価:B(まあよい)
- 試聴はこちらから
- おすすめな人
- 古きよき左右一体型に想いを馳せたい人
つけてみるとこんな感じ。今やめっきりみなくなった左右一体型イヤホン。左右がくっついているだけでイヤホンを失くすリスクを減らせるのもいいですよね。こちらもイヤーピースは1つのみ付属。買ってみて耳に合わない場合はイヤーピースを変えて調整しましょう。
5位(同率):Amazon「Basecou S61(675円)」
低音の質:3点(普通)
中音の質:4点(満足)
高音の質:2点(不満)
合計:9点
バランス重視のウォームサウンド!ボーカルの歌声に厚みがある
もはやチェックしない日はないぐらいお世話になっているAmazonの格安ワイヤレスイヤホンは「S61」。ほかにもう少し安いモデルもあったのですが、説明の文章が明らかに「中国語を日本語に無理矢理直したもの」で怪しかったのでこっちにしました。
聴き疲れしにくい角の取れた丸いサウンドなうえ、各帯域のバランスがしっかりとれていました。とくに中音が太く、楽器やボーカルの表現に少し余裕を感じるクオリティ。高音は角が取れて埋もれがちなので、パキッとした明るい音が好きな人には少し不向きです。
原の個人的な評価はA。柔らかい音ながらも厚みがあり、聴きごたえのあるサウンドが楽しめます。
- 価格(税込):675円
- イヤホンの形状:インナーイヤー型
- Bluetoothの対応コーデック:SBC
- 原の評価:A(良い感じ!)
- 試聴はこちらから
このイヤホンもインジケーターが!左右の充電残量もわかっていい感じです。合っているかはわからない。
5位(同率):Temu「Giceick A6S(331円)」
低音の質:4点(満足)
中音の質:2点(不満)
高音の質:3点(普通)
合計:9点
ハキハキとしたドンシャリサウンド!楽曲をノリ良く楽しめるクオリティ
最近よく名前を聞く中華系ECサイトであるTemuで販売されているGiceickの「A6S」。SHEINのモデルとぱっと見同じですが、メーカー名も異なり、若干仕様も違います。
全体的にタイトでハキハキとしたサウンド。低音が太く、高音のアタック感もしっかりあるわかりやすいドンシャリサウンドです。ハイハットやギターが小気味よく、ノリよくリスニングできるイヤホンでした。一方でボーカルは少しざらついていてマスクがかかっている感じが気になります。
原の個人的な評価はS。めちゃくちゃ音がよい訳ではないですが、300円でこんなことできんの…?という音。とりあえず買っても後悔しないイヤホンです。
- 価格(税込):331円
- イヤホンの形状:カナル型
- Bluetoothの対応コーデック:SBC、AAC
- 原の評価:S(原’sベスト)
- 試聴はこちらから
- おすすめな人
- とりあえず安いのでいっか!と思っている人
パッケージは一番シンプル。黄色い袋にイヤホンと充電器、説明書がそのまま入っていました。コストカットの鬼です。このイヤホンもイヤーピースが1つしか付属していないので、自分の耳に合うものに変えて使用してください!
原の耳の穴は大きいので、イヤーピースを自分の耳に合う他社製のものに変更してレビューしています。

格安のカナル型イヤホンあるあるなのかもですが、イヤーピースが1サイズのものがほとんどでした。悲しい。
3位(同率):Temu「Rockmia JS59(1,246円)」
低音の質:4点(満足)
中音の質:4点(満足)
高音の質:3点(普通)
合計:11点
中低音の厚みがすごい!ボーカルの抑揚もしっかり表現
Temuで購入した2つ目のイヤホン、Rockmiaの「JS59」。もともと1台だけ購入するつもりが1,400円にならないと発送できないTemu仕様のため、泣く泣く購入したモデルです。
サウンドはかなり柔らかく自然な鳴り方です。どちらかというと迫力重視のサウンドですが、高音がしゃりしゃりしすぎず聴きやすいのが特徴。中低音が骨太で、ベースからボーカルにかけて迫力のあるサウンドが楽しめます。音数が増えると少し音がぼやける感じはありますが、ある程度クリアで聴きやすい音作りです。
原の個人的な評価はA。中低音が太く、骨太なサウンドが特徴的。ボーカルにも厚みがあり、表現力に長けています。
- 価格(税込):1,246円
- イヤホンの形状:インナーイヤー型
- Bluetoothの対応コーデック:SBC
- 原の評価:A(良い感じ!)
- 試聴はこちらから
- おすすめな人
- 聴き疲れしにくい骨太サウンドを求めている人
ケースをよく見るとシボ加工が施されており、高級感が漂っています。ぱっと見1000円台のイヤホンには見えないと思います。たぶん。
3位(同率):楽天「Wapik R1(980円)」
低音の質:4点(満足)
中音の質:3点(普通)
高音の質:4点(満足)
合計:11点
タイトでまとまりのあるサウンド。ドンシャリ好きにはもってこい
楽天で購入した格安ワイヤレスイヤホン、Wapikの「R1」。乳酸菌飲料ではありません。
タイトでまとまりのある音作りで、全体的にクリアなサウンドです。とくに高音の伸びがきれいで、ギターの細かなニュアンスをしっかり楽しめるクオリティでした。低音と高音がしっかり鳴るいわゆるドンシャリサウンドで、ダイナミックでわかりやすい音作りでした。
原の個人的な評価はS。ある程度のクオリティもありつつ1,000円を切っているのが純粋にすごい。サブ機にほしいかも。
- 価格(税込):980円
- イヤホンの形状:インナーイヤー型
- Bluetoothの対応コーデック:SBC
- 原の評価:S(原’sベスト)
- 試聴はこちらから
- こんな人に
- ノリ良く音楽が楽しめる、わかりやすく明るい音が好きな人
いやめっちゃ似てるやん…と思って並べてみた画像がこちら。一番右側から本家のAirPods、楽天、AliExpress、3COINSと続きます。よく見ると結構違いますが、ぱっと見わかりません。いやそもそも色が違うけども…。
1位:ドン・キホーテ「完全ワイヤレスイヤホン JN-DQTWSS(3,298円)」
低音の質:5点(とても満足)
中音の質:4点(満足)
高音の質:3点(普通)
合計:12点
骨太かつバランス重視の低音。サウンドのクオリティも高い
最近ブルーノ・マーズがCMに出ているドン・キホーテの「完全ワイヤレスイヤホン JN-DQTWSS」。今回セレクトしたイヤホンの中では最も高額です。それでも3000円台。
全体的にウォームで柔らかい傾向のサウンドですが、ベースの骨太さは1万円台のイヤホンに匹敵するレベルのクオリティでした。骨太ではありますがほかの帯域を邪魔せずバランスよく鳴ってくれます。ボーカルも厚みがあり、声の抑揚やコーラスの表現もしっかりしています。角が取れたサウンドで聴き疲れしにくいのもいいですね。
原の個人的な評価はS。3,000円台でこのクオリティのイヤホンが手に入るなんて。ええ時代やで、ほんまに。
- 価格(税込):3,298円
- イヤホンの形状:カナル型
- Bluetoothの対応コーデック:SBC、AAC
- 原の評価:S(原’sベスト)
- 試聴はこちらから
- おすすめな人
- ドンキで買い物中のあなた!カートに入れました?
パッケージはこんな感じ。箱に書いてあるメッセージの情報量がまさにドンキといった感じ。イヤーピースもしっかり耳に合うサイズがついてきます。当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。
番外編:SONY「WF-1000XM5(32100円)」
低音の質:7点(めちゃよい)
中音の質:8点(めちゃくちゃよい)
高音の質:7点(めちゃよい)
合計:22点
やっぱ音いいっすわ…。これっすわ…。
参考値として、SONYのワイヤレスイヤホンのフラグシップモデル※、「WF-1000XM5」も用意しました。価格はドン・キホーテの約10倍。ヒェ…。
2024年8月現在
いや、まあそりゃそうなんですけど、格安ワイヤレスイヤホンとは一線を画す音質で、低音・中音・高音のバランスがとれているうえ、各帯域で鳴っているそれぞれの音がハキハキとしているうえ音の厚みがあり、繊細さと迫力をすごいバランスで併せ持つかなりすごいワイヤレスイヤホンでした。改めてこの機種の音のよさを思い知らされました。すげ〜。
- 価格(税込):32100円
- イヤホンの形状:カナル型
- Bluetoothの対応コーデック:SBC, AAC, LDAC, LC3
- 原の評価:SSS(スーパー激アツイヤホン)
- 試聴はこちらから
- おすすめな人
- あらゆる人におすすめ。お金に糸目を付けないなら、これを買いましょう。
格安ワイヤレスイヤホンの音質ランキング2024です!!!!!!!
格安ワイヤレスイヤホンを買いまくった結果、最も音質がよかったのはドン・キホーテということがわかりました。ドンキすげ〜。
面白かったのは、価格=音質のランキングにはそこまでならなかったということ。ECサイトによってはディスカウントされてこの価格になってたりするので、購入の際は要チェックです。
個人的によかったもの3選!
まずはTemuの「A6S」。331円という破格ながらクリアなドンシャリサウンドが楽しめます。安すぎない…?会社に置いておく用のサブ機だったり、とりあえずワイヤレスイヤホン買ってみたい!という人はこれでいいかもしれません。
次に楽天の「R1」。乳酸菌飲料ではないです。はい。クリアでまっすぐな音が楽しめます。低音と高音がクリアなドンシャリサウンドなので、ロックやポップスにぴったりなイヤホンです。
最後はドン・キホーテの「完全ワイヤレスイヤホン JN-DQTWSS」。音が太く、中低音がふくよかで、ボーカルがかなりしっかりしています。格安ワイヤレスイヤホンの中では高い方ですがそれでも3,000円台。安く済ませたい人はこれで十分な音質だと感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。それぞれ格安ながら特徴があって面白かったですね。爆発しなくてよかった。
改めて、おすすめはドンキ!ただ、ドンキはネットで買えないので次点でTemuのイヤホンがおすすめ。331円のモデルも1,246円のモデルもいい感じです。Temuこわ〜いという人は楽天のイヤホンがおすすめ。ちなみにこうしている今も価格は変動し、今回紹介した最安イヤホンたちも販売価格が変わり続けているのであしからず。
ちなみに、普段の原はマイベストで検証コンテンツを制作しています。原が関わったコンテンツは以下のリンクから。もっといろいろなワイヤレスイヤホンを見てみたい!という人はぜひチェックしてみてくださいね。ほかにも、アメリカのデカいサウンドバーを紹介するコンテンツや、ライブ用耳栓を試しまくるコンテンツもあります。
安いイヤホンを聴き続けたので自前のイヤホンを聴こうと思います。このイヤホンですか?VISION EARSのVE2です。現在の価格は165,000円。エントリーモデルなのでまだ安いほうですよ。
それではまた。イヤホン最高〜
(執筆/マイべマガジン編集部・原豪士)
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