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夏の生ごみ臭う問題は、"パリパリに乾燥"するのが正解でした!【8商品比較】

夏の生ごみ臭う問題は、"パリパリに乾燥"するのが正解でした!【8商品比較】

夏場になるとひときわ強烈な悪臭を放つキッチンの生ごみ、皆さんはどうやって対策していますか?


フタ付きのごみ箱に入れておいても開けるたびにニオイが漏れてくることがあり、さらにコバエが発生する原因にもなるので、本当に厄介ですよね。

24時間いつでもごみ出しが可能なマンションならすぐに捨ててしまえばOKですが、住宅街の集積所などは週2〜3回しか生ごみを出せない自治体もめずらしくありません。


そこで今回は、一晩で生ごみのニオイを消し去る魔法のようなアイテム、「生ごみ処理機」のマストバイをご紹介します。重さも半分以下になるので、集積所まで運ぶのもラク。まさに一石二鳥なんです。


しかも、購入後には自治体から助成金がもらえる可能性も……。これを逃す手はありません!

本コンテンツの情報は公開時点(2024年7月26日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。
2024.07.30
箕原実花
ガイド
家電製品アドバイザー/マイベスト 白物家電担当
箕原実花

マイベスト入社後、空気清浄機やエアコン・ドラム式洗濯機・ロボット掃除機などの白物家電を専門に担当し、シャープやパナソニック・ダイソンなどの大手家電メーカーから、ダイキン工業・アイロボットジャパンなどの専門メーカーまで、200を超える白物家電を自ら比較検証してきた。 「愛着を持てる家電製品を伝えること」を自身のモットーにしており、性能の高さだけでなくメンテナンス性・静音性・デザイン性・電気代などユーザーの生活に直結するスペックを徹底的に比較し、各製品の長所短所を発信している。

箕原実花のプロフィール
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キッチンの厄介者・生ごみ。"パリパリ乾燥"すれば、ニオイも量も解決できます!

キッチンの厄介者・生ごみ。"パリパリ乾燥"すれば、ニオイも量も解決できます!

夏休みに入り、子どもたちが家で3食食べるようになると、いやでも増えるのが生ごみ。ごみ出しできる日が週2〜3回に決まっている自治体では、自宅に溜まった生ごみがキッチンに悪臭を漂わせることになり、対策は必須です。


生ごみの発するイヤ〜なニオイの原因は、ずばり雑菌。雑菌は生ごみを栄養として、水分が多く気温が30℃以上という条件がそろった環境で活動が活発になります。

これが、夏場になると生ごみのニオイが強烈になる要因です。


逆にいえば、生ごみの水分を減らすか、保存する際の温度を20℃以下にできれば、雑菌の活動を抑制することが可能。


とはいえ、そもそも約8割が水分といわれる生ごみは、手で絞っただけではその水分を完全になくすことはできません。冷蔵庫に入れるのも気が進みませんよね。


でも、ごみ出しの日まで放っておけば、コバエが繁殖してしまうことも……。フタ付きのごみ箱を使っても、完全には対処できません。

まさに、キッチンの一大事ともいえる生ごみ問題。でもじつは、「生ごみ処理機」を使えば解決できるんです。

自宅でできる生ごみ処理は「乾燥式」がもっとも手軽

自宅でできる生ごみ処理は「乾燥式」がもっとも手軽

自宅で「生ごみを処理する」と聞くとコンポストを想像する人も多いでしょう。確かにコンポストも有効ですが、処理が完了するまでに1〜2か月かかるうえ、屋外で使用する商品が一般的です。


熟成させた生ごみは堆肥として利用できるため、家庭菜園などを行っている人には便利ですが、定期的にかき混ぜるなどの手間もあり、手軽とはいえません。


そこで、マイベマガジンがおすすめするのが電動の生ごみ処理機です。

生ごみ処理機の最大の役割は「生ごみを乾燥させる」こと。乾燥することで水分がなくなり、悪臭の原因となる雑菌の活動を抑えられます。


つまり、生ごみの悪臭問題は解決!ニオイに誘われて集まってくるコバエの対策にもなるので、夏場でもキッチンを清潔に保てるということ。

しかも、乾燥した生ごみは容量が減り、軽くなります。水分を含んだ生ごみと比べれば1/2以下になることもあり、ごみ集積所まで運ぶ労力も半分以下に。有料のごみ袋が必須の自治体なら、ごみの量が減ることで使う袋の枚数が減るので、ごみ袋代の節約にもなりますよ。


処理方式が異なる「乾燥式」と「粉砕式」がありますが、今回おすすめするのはより使い勝手がいい乾燥式の商品。商品比較サイト「マイベスト」で8商品を比較検証した結果、一晩で生ごみのニオイをほぼゼロにした実力派の1台を発見しました。

自治体から購入金額が全額補助されることも

生ごみ処理機を購入するまえに、ぜひ確認してほしいのが居住している自治体(市区町村)の助成金事業です。

ごみの減量を目指す自治体では、水分を含む生ごみに比べて分量が減り焼却するエネルギーが少なくなる乾燥ごみを増やすため、生ごみ処理機の購入代金の一部を補助しています。

金額は自治体によって異なりますが、なかには購入金額の100%や最大50,000円(ともに上限あり)といった好条件もあるため、利用しないのはもったいない。


一部の自治体では特別価格でのあっせん販売も行っています。

なお、助成金は予算に上限が決まっていることもあるため、事前に確認することをおすすめします。


購入すれば得しかない生ごみ処理機。そのマストバイを紹介します。

生ごみ処理機のマストバイ:島産業「パリパリキューブ パリパリキュー PPC-11-PG」

生ごみ処理機のマストバイ:島産業「パリパリキューブ パリパリキュー PPC-11-PG」

余計な手間をかけずに「生ごみのニオイを消したい!」という人に特におすすめなのが、島産業「パリパリキューブ パリパリキュー PPC-11-PG」(販売価格:3万4880円)です。


投入した生ごみをパリパリに乾燥させて、ニオイをほぼ消し去った実力派。もちろん処理中に、生ごみのニオイが漏れることもないため、キッチンでも安心して使えます。


また、特筆したいのが下処理の手間が少ないこと。商品によっては事前にごみを細かくしたり、分別する必要がありますが、本商品は軽く水を切るだけでOK。キッチンも手もほとんど汚れません。


処理中の動作音が小さいので、寝ているあいだに稼動させても問題なし。生ごみを乾燥してパリパリ状態になるまでに4〜8時間ほどかかりますが、夜スイッチを入れて、そのまま寝て待っていればいいんです。夜に稼動させておけば、朝起きたら生ごみからコバエが……なんて心配もなくなります。


生ごみをまとめて放り込むだけで、キッチンを清潔に保つのに一役買ってくれるアイテム。生ごみに煩わされることなく毎日気持ちよくキッチンを使用できるなんて、夢のようですよね。

箕原実花
家電製品アドバイザー/マイベスト 白物家電担当
箕原実花
検証ではすべての項目でトップクラスの評価を獲得。どの生ごみ処理機を買うか迷ったらまず検討したい商品です。

8商品を比較してわかった!島産業「パリパリキューブ パリパリキュー PPC-11-PG」がマストバイな3つの理由

8商品を比較してわかった!島産業「パリパリキューブ パリパリキュー PPC-11-PG」がマストバイな3つの理由
ここからは、乾燥後のニオイや使い勝手などの検証結果をもとに、島産業「パリパリキューブ パリパリキュー PPC-11-PG」をおすすめする3つの理由を深堀りしていきます。

理由①:野菜も生魚もOK!生ごみのイヤ〜なニオイを解決!

理由②:下処理も後処理もほとんど必要ないから圧倒的に手早い!

理由③:稼動音が静かだから眠っているあいだに乾燥できます!


詳しい検証方法やランキング、ほかのおすすめ商品も知りたいという人は、「マイベスト」の生ごみ処理機検証コンテンツもチェックしてください。

理由①:野菜も生魚もOK!生ごみのイヤ〜なニオイを解決!

理由①:野菜も生魚もOK!生ごみのイヤ〜なニオイを解決!

生ごみ処理機にもっとも期待したいことが、生ごみの悪臭を解消すること。島産業「パリパリキューブ パリパリキュー PPC-11-PG」は、期待どおり生ごみのニオイをほぼ消し去ってくれました


処理後の商品はわずかに生魚のニオイが残りましたが、他商品と比較すれば許容範囲。ちなみに、処理中に、中に入れた生ごみのニオイが漏れることはありません。


乾燥が不完全なほどニオイは残ってしまうため、これは乾燥力が高いことの証明になります。検証では処理中に生ごみのニオイが漏れたり、終わったあとも生臭さが残った商品もあったことから、この商品の優秀さが際立ちます。


この実力に、8商品の処理中および処理後のニオイの有無を嗅ぎ比べ、評価してくれた臭気判定士※も太鼓判です。

人の嗅覚を用いてニオイを測定する臭気環境分野のスペシャリスト。国家資格。

モードは「ソフトモード」「パリパリモード」の2種類。どちらも枯れ葉のようになるまで乾燥させるという機能は同じですが、乾燥のパワーが異なります。例えば、野菜の皮だけなら「ソフトモード」で十分ですが、生魚や生肉など乾燥しにくいごみがあるときはパワー不足。そんなときは「パリパリモード」に設定して、限界まで乾燥させるのがベターです。


なお、「パリパリモード」で野菜や果物の皮・白米・生魚などを乾燥したところ、約8時間で重さは約1/2まで軽量化。分量も減っており、ごみ出しはかなりラクになりそうです。

箕原実花
家電製品アドバイザー/マイベスト 白物家電担当
箕原実花

本体のサイズは、幅230×奥行270×高さ270mmで、炊飯器より少し背が高いくらいのサイズ感です。ゴミ箱の隣や、キッチン周りのちょっとしたスペースに置いておくのがよいでしょう。

理由②:下処理も後処理もほとんど必要ないから圧倒的に手早い!

理由②:下処理も後処理もほとんど必要ないから圧倒的に手早い!

検証結果から、購入意欲に影響すると感じたのが、下処理と後処理の手間です。


結論からいえば、島産業「パリパリキューブ パリパリキュー PPC-11-PG」は圧倒的に手間がかかりません

下処理は軽く水分を絞るだけです。三角コーナーにネットを入れておけば、ネットごと生ごみを絞って、そのまま生ごみ乾燥機のバスケットへ。生ごみがシンクに散らかることもなく、1分程度で完了します。ちなみに、本商品のバスケットは取り出して三角コーナーとして使用することもできます。


検証したなかには、大きめのごみをカットしたり、魚介類は洗浄したりと、下準備の必要がある商品もあったため、その手軽さが際立ちました。


また、乾燥式は生ごみの仕分けが不要なのもうれしいポイント。粉砕式だと貝殻やとり肉の骨のように硬いものは事前に取り出しておく必要がありますが、乾燥式の場合は混ざっていても大丈夫。ただし、あくまで水分が飛ぶだけになります。

乾燥式は使用後の掃除がすぐに終わる

乾燥式は使用後の掃除がすぐに終わる

ごみは基本的に原型をとどめているので、処理後はネットのまま取り出せばカスなどは落ちません。


バスケットも上図の写真のとおり、わずかに汚れがついただけ。肉や魚の油がついても、拭き取ればすぐに落ちます。バスケットは取り外しが可能なので、汚れがこびりついたときはしっかり洗えます。


一方、粉砕式は商品によっては細かくなったごみのカスが残りがち。水洗いや乾燥の手間が発生してしまうのに対して、乾燥式の手軽さは大きなアドバンテージです。

理由③:稼動音が静かだから眠っているあいだに乾燥できます!

理由③:稼動音が静かだから眠っているあいだに乾燥できます!

ごみの量や使用するモードによっても変わりますが、検証では生ごみ乾燥機で生ごみ乾燥するまでにかかった時間は4〜8時間ほど。それなりにかかるため、処理は就寝中に行うのがベストといえます。


幸い、島産業「パリパリキューブ パリパリキュー PPC-11-PG」は動作音が大きいパリパリモードでも43.6dB(編集部・実測値)と、比較的静か。壁を1枚隔てた隣の部屋なら、ほとんど気にせず眠れます

就寝まえにセットしておけば、朝起きてパリパリに乾燥した生ごみをごみ箱にポイするだけ。キッチンに悪臭が漂っていることもありません。

コンパクトでも処理量は大きい

コンパクトでも処理量は大きい

コンパクトさも本商品の特徴です。大きさは背の高い炊飯器といったイメージで、キッチンに置いてもジャマになりにくいサイズ感です。処理のために生ごみをキッチン以外の場所に移動する必要がないのは助かりますよね。


一度に処理できる容量は約1.0kgと、同じ乾燥式でより大きなサイズのloofenよりも上。家族の多い家庭でも安心です。

まとめ:悩むまえに買ってよし!キッチンを気持ちよく使うためにマストです

まとめ:悩むまえに買ってよし!キッチンを気持ちよく使うためにマストです

長年悩まされてきた生ごみの悪臭と、そこに集まるコバエ問題を解決してくれる生ごみ処理機。蒸し暑く雑菌が活動しやすい日本の夏には必需品でした。


「なんで今まで買わなかったんだろう?」というくらい、キッチンの環境は一変。キッチンが清潔になると、料理にも自然と力が入ります。

自治体によっては購入金額の一部を補助してくれるので、買うタイミングは今しかないかも…!


ごみの量を減らせるので地球環境にもやさしいというおまけつきです。ぜひ一家に一台取り入れてみませんか?


ごみが細かくなる粉砕式の商品も気になるという人は、こちらもチェックしてください!

(執筆/マイべマガジン編集部・ハナゾノゴウ)


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