室内なのに自然の風が吹く!? "エアコン苦手"な人に今夏すすめたい、心地よい扇風機【13商品比較】
酷暑の夏を乗り切るために、エアコンは必需品です。しかし、「エアコンの風が直接当たるのがイヤ……」「局所的に冷えすぎてしまう……」といった悩みを抱えている人も多いはず。
そこであらためて注目したいのが「扇風機」です。
近年はより風の質を高めるため、プロペラの形状開発に各社力を入れています。最新のモデルなら、サーキュレーターのように部屋の空気を循環させることでエアコンの効果を高めることも可能。エアコンの風に直接当たらずとも、柔らかな風で暑さを解消してくれます。
結果、電気代を抑えることができるし、なにより直接風に当たったときの心地よさが段違いなんです……!
今回のマストバイは、商品比較サービス『マイベスト』で比較した13商品のなかで、圧倒的No.1の一台。自然の風がすーっと入ってくるような心地よさを実感できる、その魅力をご紹介します!
本コンテンツの情報は公開時点(2024年7月12日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

マイベスト入社後、空気清浄機やエアコン・ドラム式洗濯機・ロボット掃除機などの白物家電を専門に担当し、シャープやパナソニック・ダイソンなどの大手家電メーカーから、ダイキン工業・アイロボットジャパンなどの専門メーカーまで、200を超える白物家電を自ら比較検証してきた。 「愛着を持てる家電製品を伝えること」を自身のモットーにしており、性能の高さだけでなくメンテナンス性・静音性・デザイン性・電気代などユーザーの生活に直結するスペックを徹底的に比較し、各製品の長所短所を発信している。
届く"風の質"が段違い……!最新の扇風機、進化してます!
実は、最新の扇風機、なかでも高価格帯の商品には、空気清浄機能つきや360度に首振りするもの、サーキュレーター兼用モデルなど、従来のイメージを覆すものがどんどん登場しているんです。
数年前からACモーターからDCモーターに変わり、今や定番化。「弱・中・強」ぐらいだった風量調節がより細かく行えるようになりました。より消費電力は少なく、より運転音も静かになっているのは、もはや当たり前。
そのなかでも、近年メーカー各社が力を入れているのは、羽根の形状や枚数など「風の質」をよくするための開発です。いかに自然の風に近づけるか、強い風を送れるようにするか、その工夫を凝らしています。
そのため最新の扇風機は、これまでよりも風ムラが少なく、より広範囲に届くようになっているんです。やわらかな肌あたりの風も、しっかり涼をとれる強い風も、自在にコントロールできるのが最大の進化といえるでしょう。
サーキュレーターとしてエアコンと併せ使いすれば、電気代の節約にも!
以下のように、扇風機とサーキュレーターの違いは"風の質"にあります。細かく風量を設定できる扇風機なら、サーキュレーター並みの直進性がある風を送れるので、室内の風を循環するために使うこともできるんです。
さらに、エアコンの設定温度を少し高くすれば、快適に過ごしながらも節電できるようになります。電気代の値上げも懸念されているこの夏には、ぜひ注目したいところです。
また、DCモーターは、運転音が静かなのも大きな特徴。これまでのACモーター搭載タイプは運転音がやや大きめでしたが、DCモーターなら就寝時に運転していても気にならないほどの穏やかさ。冷えすぎが気になる就寝時に、エアコンとセットで使っても快適です。
最近の扇風機は、サーキュレーターモードがついたタイプも続々登場中。初期投資は大きいものの、扇風機にサーキュレーターにと活用の幅が広く、日々の節電にもつながる。1台あれば得られるメリットは大きいんです!
扇風機のマストバイ:ドウシシャ「Kamomefan+c lite K-F25AY」
今回のおすすめは、13商品中、圧倒的1位になったドウシシャの「Kamomefan+c lite」(販売価格2万9,700円)。風当たりの柔らかさをはじめ、使いやすさにこだわった設計、活用シーンの多さなど、扇風機に求めるものがすべて揃っているといっても過言ではない1台です。
DCモーターを搭載の「Kamomefan+c lite」は、風量設定を細かく行えるのが特徴。自分が「気持ちいい」と感じる風量を48段階で微調整することができます。風量を上げれば、空気循環や洗濯物の乾燥に使うことも可能。
利便性も優れていて、比較した13商品のなかで最もコンパクト。リビングだけでなく、寝室やキッチンなどにも軽々運べるので、エアコンがない部屋で涼をとる、といった使い方も!
さらに、電気代を抑えられるのもうれしいポイント。エアコンと併用すれば、節電にもなります。
扇風機として機能性が高いうえ、サーキュレーターとしても使える。なにより心地よい風で涼しくなれる「Kamomefan+c lite」があれば、酷暑でも快適に過ごせること間違いなしです!

風の心地よさに加えて弱モードで24.2dB、強モードで48.3dBと静かだったのもポイント。弱モードでは音がほとんど聞こえないので、寝室で使いたいときにもピッタリです。
スタイリッシュでおしゃれなので、リビングに置いても生活感が出にくい扇風機をお探しの人も、ぜひ検討してみてくださいね。
13商品を比較してわかった!「Kamomefan+c lite」がマストバイな3つの理由
ここからは風の強さや肌当たり、電気代、使い勝手などを比較した検証結果をもとに、ドウシシャ「Kamomefan+c lite K-F25AY」をおすすめする3つの理由を深掘りしていきます。
理由①:まるで自然の風みたい!ムラがない、心地よい風が広がります
理由②:汎用性が高い!エアコンの風が届かない場所にも持っていける
理由③:サーキュレーター代わりに使える!夏の節電にも一役買います
ほかの扇風機も見てみたい、もっと安い商品はないの?という人はマイベストの扇風機検証コンテンツも参考にしてください!
理由①:まるで自然の風みたい!ムラがない、心地よい風が広がります
やさしい風でも強い風でも、自分にとってちょうどいい強さの風を浴びることができる。
それが「Kamomefan+c lite K-F25AY」の最大の特徴です。そもそも細かく風量調節できるのがDCモーターを搭載したタイプの利点ですが、こちらは比較した13商品のなかで最も細かい"48段階"で調節することが可能。しかも、ダイヤルを回すだけで簡単に風力チェンジできます。
また、風を送るための羽根は7枚構造で風ムラが少なく、風量や直進性も申し分ありません。羽根の枚数が5枚の下位商品と比べると、風ムラや直進性の違いは一目瞭然です。
そしてなによりも、風の柔らかさが段違い……!風量がありながらも肌当たりは柔らかく、検証に参加したモニターからは
- 「風当たりが滑らかで心地よかった。」(20代・女性)
- 「見た目は小さいのに、しっかり全体的に風があたる。体の一部分に風が当たらないので、不快な寒さがない。風質もふんわりと柔らかく長時間使用できそう」(30代・女性)
- 「風音も非常に小さく、柔らかな風が体を駆け巡るため非常に心地が良い。草原を巡る風が連想できる」(30代・男性)
と良好な評価でした。
風の肌当たりが柔らかく気持ちがいいため、長時間浴びていても疲れにくい。窓を開けて風が優しく吹き込んだときのような、自然な風です。

羽根は船舶用プロペラのメーカーである「ナカシマプロペラ」との共同開発。羽根の角度や形状を1mm単位で調整したそうです。この工夫によって風のやさしさやキメ細かさを維持しながら、風量や到着距離が向上したといえるでしょう。
理由②:汎用性が高い!エアコンの風が届かない場所にも持っていける
比較した13商品のなかでいちばんコンパクトで軽量だったのが「Kamomefan+c lite K-F25AY」です。
本体は2.2kgと、比較した商品のなかでもトップクラスの軽さで、持ち運びもらくらくです。サイズも幅29×奥行26.5×高さ75cmとコンパクトなので、リビングはもちろん脱衣所などの狭いスペースにも置けるほど。
ちなみに、別売りのOtomo DockとGenki Packを併用すれば、コードレスで使うことも可能。コンセントがない場所でも使えると使い方の幅も広がるので、要検討です。
便利さを向上しているポイントなのが、さまざまな方向に首振りしてくれるということ。左右に最大90度、上に90度(真上)、下に30度と幅広い方向に風を向けることができます。比較した13商品のうち、とくに真上に向けられるものは4商品のみだったことを考えると、向けられる方向の自由度が高いといえます。
そのうえ、高さも3段階で調整することが可能。操作部背面のボタンを押しながら首を引き上げることで、高さを変えられます。
コンパクトで持ち運びしやすく、置く場所のスペースに合わせて風向き・高さを調整できる。家の中の"エアコンがなくて冷を取れない場所"で使えるのは、"かゆいところに手が届く"便利な機能といえます。

電源をオンにするとカモメが鳴くのも可愛らしくて和むポイント。また、羽根カバーの中心(センターバッジ)は取り外すことができ、ここにアロマオイルを垂らして香り付きの風を楽しむこともできるんです。
細かいギミックあり!操作性の高さも魅力です
意外と面倒なのが、ON/OFFのために都度しゃがまなければいけないこと。その点、「Kamomefan+c lite K-F25AY」の操作部はやや高い位置にあるのが特徴で、立ったままはもちろん、椅子に座った状態でも快適に操作できるようになっています。
風量調節はダイヤル式のほか、タイマーやモード変更も操作しやすく配置されているのもうれしいポイント。
さらに、扇風機としては珍しく、リモコンが付属しているのもハイスペックな一台らしい特徴。もうちょっと強い風がほしいと思ったとき、離れた場所からも操作できるのは意外に便利です。
理由③:サーキュレーター代わりに使える!夏の節電にも一役買います
最大風量にすればサーキュレーター代わりにもなるのが嬉しいポイント。直進性の強い風を送れるので、しっかり室内の空気を循環させることができます。「マイベスト」では、サーキュレーターの検証も行なっていますが、それらの平均値にも匹敵するパワーです。
また、DCモーター搭載の扇風機は、ACモーターよりも1ヶ月あたりの電気代が低め。同じDCモーター搭載タイプの扇風機でもバラつきがありましたが、とくにドウシシャは電気代が安い傾向に。強モードに設定で5時間運転したところ、「カモメファン」は1ヶ月あたりわずか5.8円という計算になりました。
エアコンと併用したうえで、設定温度を低めに設定すれば、夏の節電にもつながる。先述のとおり、使いやすさにこだわった機能性、いろんな場所で使えるといったことを加味すると、初期投資は必要なものの、総じてコスパは高いといえるでしょう。

サーキュレーター代わりに使うときは、あえて首振りをさせないのがポイント。一定の方向に強い風を当て続け、部屋の中にしっかり対流を作ることを意識しましょう。
まとめ:風の心地よさが別格!節電にもなる酷暑攻略のキーアイテムです
強力な風から肌当たりのいい優しい風まで、自分が気持ちいいと感じる強さに微調整できるのは48段階の風量調整ができる「Kamomefan+c lite K-F25AY」ならでは。また、首振りは左右だけでなく真上や少し下向きにもできるので、広い範囲に風を送れます。
エアコンと併用すれば、より効率よく部屋を冷やしたり、涼んだりできます。運転音も静かなので、夜間の運転にもピッタリ。
軽量・コンパクトで操作しやすく、風量調整も自在で電気代が安い。「Kamomefan+c lite K-F25AY」があれば、酷暑の夏も涼しく、節電しながら過ごすことができます。
みなさんも高性能な最新扇風機で酷暑を涼しく乗り切りませんか?
最後に、ほかの扇風機も確認しておきたいという人はこちらをチェックしてください。
(執筆/マイべマガジン編集部・佐藤 航)
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