日本酒を温めて味わうための酒器、ちろり。自宅で気軽においしい熱燗を楽しめるのが魅力です。とはいえ、一口にちろりといっても、錫・銅・アルミ・ガラスなど素材はさまざま。お酒の席をおしゃれに演出してくれるデザイン性の高いものもあり、いざ選ぼうとするとつい迷ってしまいますよね。
そこで今回は、ちろりのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。後半ではちろりを上手に使いこなすコツもご紹介していますので、あわせて参考にしてください。
唎酒師、国際唎酒師、ソムリエ、調理師、着物講師など様々な資格を持つ。 日本酒のミスコン「ミス蔵2017」でのグランプリ受賞をきっかけに、Instagramにて日本酒の魅力の発信を開始。酒蔵巡りなどの日本酒記事を執筆し、日本酒ライターとしても活動している。人気銘柄(獺祭、七田、黒龍、作、賀茂鶴など)の蔵元との日本酒会を企画、運営した経験も豊富で、Instagram(@love_sake_tokyo)のフォロワーは約8500人。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
ちろりとは、熱燗を作るための筒型の容器。酒たんぽとも呼ばれ、湯せんで好みの温度まで温めることができ、注ぎ口・取っ手がついて注ぎやすいのが特徴です。お酒全体を均一に温めることができるため、雑味が出にくいといったメリットもあります。
熱燗を作るのがメインですが、冷酒を入れると保冷の効果もあり、1年中活躍してくれるのもうれしいポイント。冷酒用のガラスタイプも人気です。お酒好きにはとても便利なちろりを使って、いつもの晩酌をワンランクアップさせてみませんか?
ちろりを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
ちろりは素材によって、性能が大きく異なります。自分に合ったタイプを選ぶことで熱燗をより楽しむことができ、杯がどんどん進みますよ。
居酒屋で出される熱燗の味を、自宅でも楽しみたいという方は多いですね。そんな本格派なら、「錫(すず)」製のちろりを検討するとよいでしょう。
錫は熱伝導に優れているため、効率的に温められることはもちろん、一気に温度を下げて冷酒を作ることもできるのが特徴。季節に合わせた飲み方で、日本酒が味わえますね。
さらに、錫に含まれる錫イオンが、酒の臭みや濁りの原因となるフーゼル油を溶かすため、口当たりがよくなるのも特徴です。小料理屋や割烹で味わうような、まろやかな風味を楽しむことができるのも、錫製ちろりのメリットですよ。
早くアツアツに燗したい、一つ呑んだらすぐ次が味わいたい。そんな方は、「銅」製のちろりをチェックしてみてください。
銅の熱伝導性は、錫の6倍とも言われています。たった1分で50度ほど、2分あれば70度にもなるので、素早く熱燗を楽しみたいという方におすすめです。仕事から帰って、すぐに晩酌したい方にはピッタリですね。
自宅で気軽に熱燗を作りたいという方には、「アルミ」製のちろりがおすすめです。
アルミ製のちろりの特徴は、なんといっても安価であること。他の素材のちろりと比較しても安く、お手頃なものだと1,000円ほどで購入できるのが魅力的です。
安価であるからといって熱の伝わりが悪いわけではなく、いつまで経っても温まらないということもありません。コスパに優れているので、熱燗初心者の方にもピッタリです。
湯せんだけはなく、直火でも熱燗を作りたいという方にピッタリなのが、「ステンレス」製のちろりです。直接火にかけて温めることができるので、熱源が限られるアウトドアでも熱燗を楽しめるのがいいところ。自然の中でも熱燗を楽しむことができますよ。
七輪にはめ込むこともでき、焼き魚とともに熱燗を味わうことも可能です。囲炉裏や暖炉などで使用すれば、風情あるお酒が楽しめそうですね。
お酒を楽しむ場をおしゃれな雰囲気で彩りたいなら、「ガラス」製のちろりを検討するのもアリです!
煌びやかであり、繊細な美しさが特徴。耐熱ガラスで作られているものが多く、熱燗も冷酒も作ることができ、金属製のものと違って錆びることもありません。涼やかな見た目で、冷茶などを入れても素敵。お客さまが来た際にも喜ばれるちろりです。
熱燗をよりおいしく味わうためには、フタつきのちろりがおすすめ。フタを締めれば、湯せん中やお酒を楽しむ間も蒸発を防ぎ、温度低下を遅らせてくれるので、時間が経ってもおいしい熱燗が楽しめます。
さらにはフタで香りを閉じ込めて日本酒のよい香りを長く楽しむこともできるので、時間をかけて、まったりとお酒を楽しみたい方にもおすすめです。
取っ手部分の仕様も重要なポイントです。熱はちろり全体に伝導しますので、取っ手が素のままだと熱湯から取り出すときに火傷をする恐れも。
取っ手部分に熱が伝導しにくい籐巻加工があれば、火傷の心配も少なく取り出すことができますよ。酔ったときこそ、安全性に配慮された酒器のありがたみを感じるはず。ぜひチェックしてみてください。
お燗機能つきのちろりも人気があります。ちろりを付属の陶器に入れ、お湯を入れることでちょうどよい温度をキープできる優れもの。卓上に置いても邪魔にならないサイズで、酒席とキッチンを往復する手間が省けるのは嬉しいですね。
より細かな温度調整を行いたい場合は、電気式がおすすめ。電気式は自分の好みの目盛りに合わせるだけで、自動的に好みの温度をキープしてくれます。より手軽に、おいしいお酒を飲むことができますね。
ちろりは自分用としてだけではなく、プレゼントとしても人気があります。贈り物に選ぶなら、風格があって眺めても楽しめる伝統工芸品がおすすめです。
「能作」のちろりはシンプルなデザインなので、卓上にあっても主張しすぎることがないのが魅力です。
表面に細かい凹凸を作ることで表面積を増やし、普通のちろりよりも熱伝導率を高めてあるのが特徴で、お酒を素早く温めることができます。高度な技術によって独特な色合いを帯び、風格・威厳を感じる見た目となっているのも人気の理由です。
大正5年創業の能作は、富山県高岡市の伝統技術を用い、お皿・カップなど多種多様なテーブルウェアを製造する老舗。高岡銅器の特徴である独特なデザインと風格、飽きのこないシンプルさ、機能性の高さはまさに別格。お酒好きな方に贈れば、きっと喜んでくれることでしょう。
「大阪錫器」のちろりは、美しさが特徴。国の認定する伝統工芸士の手によって作られているので、品質はお墨付きです。
大阪錫器は昭和24年創業で、国認定の伝統工芸士が数名の在籍しており、高い技術を誇っています。ほぼ全ての商品が、国から「大阪浪華錫器」という伝統工芸品として認定を受けているのも特徴です。
飾ってあるだけで伝統工芸品の風格や威厳さを感じることができ、見る者を楽しませてくれます。こんなちろりを眺めながら熱燗を飲むのは、贅沢なひとときですね。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||||||||||||
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サイズ | 重量 | 容量 | 素材 | 形状 | フタ付き | 氷ポケット付き | 籐巻加工 | 加熱方法 | 電子レンジ対応 | お燗機能 | セット内容 | 種類 | |||||
1 | 能作 ちろり|501242 | ![]() | デザイン性と機能性を両立。籐巻加工であつかいやすい | 幅133×奥行79×高さ152mm | 572g | 440mL(満水時) | 錫100% | 不明 | 湯せん | 不明 | ちろり | ||||||
2 | 能作 ちろり|501241 | ![]() | 熱伝導率のよい錫の特性を生かしたちろり | 幅110×奥行65×高さ128mm | 381g | 245mL | 錫 | 不明 | 湯せん | 不明 | ちろり | ||||||
3 | 能作 蓋付ちろり|600190 | ![]() | お酒の香りをとじこめて逃がさない蓋付きちろり | 幅147×奥行83×高さ165mm | 600g | 460mL | 本体:錫100%/フタ、持ち手:ステンレス | 不明 | 湯せん | 不明 | ちろり | ||||||
4 | ヤマコー ちろり 手造り | ![]() | 錫を手作業で叩き出して造形した独特の存在感が特徴 | 約12.3×7.5×H10.3cm | 約200g | 約240mL | 錫 | 不明 | 不明 | 不明 | ちろり | ||||||
5 | 廣田硝子 角ちろり 漆(中子つき)|154-GT | ![]() | 漆塗りのフタと持ち手がアクセントな、気品あるガラス製 | 幅9×高さ16×奥行き16cm | 310g | 450mL | 本体:ホウケイ酸硝子/蓋・取っ手:木地に吹き漆仕上げ | 不明 | 不明 | 不明 | 中子、化粧箱 | ちろり | |||||
6 | ヤマコー 鋳造 ちろり | ![]() | 鋳造で厚みがありしっかりした存在感があるちろり | 直径8×高さ9cm | 約283g | 約180mL | 錫 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ちろり | |||||
7 | 岩切美巧堂 片口ちろり 白吹雪加工|75-5 | ![]() | 年齢を問わず使用できるシンプルなデザイン | 幅9×奥行7.5×高さ9.2cm | 不明 | 260mL | 錫 | 不明 | 不明 | 片口、ちろり | |||||||
8 | ヤマコー 硝子・角ちろり (シルバー)正角|24754 | ![]() | カジュアルな雰囲気で涼やかな、シルバーのガラス製ちろり | 16×9×高さ13(全高:18)cm | 370g | 450mL | 不明 | 角形 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ちろり | ||||
9 | 前川金属工業所 酒タンポ | ![]() | 籐巻付きであつかいやすいアルミ製タンポ | 直径89×高さ118mm | 30g | 350mL | アルミ、籐 | 不明 | 不明 | 不明 | ちろり | ||||||
10 | 岩切美巧堂 片口ちろり 白吹雪加工|75-6 | ![]() | 錫器の重みと質感が手になじむ片口ちろり | 高さ約5×口径10cm | 不明 | 120mL | 錫 | 不明 | 不明 | 片口、ちろり |
細かなデコボコと独特なツヤが美しく、シンプルで飽きのこないデザインが特徴のちろりです。取っ手には籐巻加工が施されていて、熱くなっても握りやすく使い勝手がいいのもポイント。熱伝導率も良好なので、急ぎの時でもお酒をすばやく温めることが可能です。
サイズ | 幅133×奥行79×高さ152mm |
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重量 | 572g |
容量 | 440mL(満水時) |
素材 | 錫100% |
形状 | 不明 |
フタ付き | |
氷ポケット付き | |
籐巻加工 | |
加熱方法 | 湯せん |
電子レンジ対応 | |
お燗機能 | |
セット内容 | 不明 |
種類 | ちろり |
お酒の香りをとじこめて逃がさない蓋付のちろり。素材には、お酒の雑味が抜けておいしくなるといわれ、古来より酒器や茶器などに用いられてきた錫を使用しています。錫は熱伝導率が高いため、お酒をはやく温めることができるのも魅力です。
サイズ | 幅147×奥行83×高さ165mm |
---|---|
重量 | 600g |
容量 | 460mL |
素材 | 本体:錫100%/フタ、持ち手:ステンレス |
形状 | 不明 |
フタ付き | |
氷ポケット付き | |
籐巻加工 | |
加熱方法 | 湯せん |
電子レンジ対応 | |
お燗機能 | |
セット内容 | 不明 |
種類 | ちろり |
漆塗りされたフタと持ち手の、重みのある色合いが上品なガラス製ちろりです。耐熱ガラス製なので、温めたお酒を直接入れられるだけでなく、鍋の中に布巾を敷くと湯煎もできます。内部に氷を入れておけるなかごがあるため、氷で薄まることなく冷酒を楽しむことも可能です。
サイズ | 幅9×高さ16×奥行き16cm |
---|---|
重量 | 310g |
容量 | 450mL |
素材 | 本体:ホウケイ酸硝子/蓋・取っ手:木地に吹き漆仕上げ |
形状 | 不明 |
フタ付き | |
氷ポケット付き | |
籐巻加工 | |
加熱方法 | 不明 |
電子レンジ対応 | 不明 |
お燗機能 | |
セット内容 | 中子、化粧箱 |
種類 | ちろり |
鍋などのふちに取っ手を引っかけて、お酒などを湯せんできるタンポです。本体部分に段がついており、一段目は160cc・二段目は340cc・満杯で470ccを温めることが可能。アルミ製なので軽くてお手入れしやすいのも魅力です。
サイズ | 直径93×高さ134mm |
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重量 | 45g |
容量 | 470mL |
素材 | アルミニウム |
形状 | 不明 |
フタ付き | |
氷ポケット付き | |
籐巻加工 | |
加熱方法 | 湯せん |
電子レンジ対応 | |
お燗機能 | |
セット内容 | 不明 |
種類 | ちろり |
熱伝導率の高い錫を100%使用しており、1合分のお酒をあたためるのにちょうどよいサイズが魅力。取っ手には藤が巻かれているため、ちろり自体が熱くなってもやけどの心配がありません。錫のちろりにお酒を入れることで雑味がなくなり、よりおいしいお酒を味わえるでしょう。
サイズ | 高さ120×幅110×奥行64cm |
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重量 | 378g(箱含む) |
容量 | 245mL |
素材 | 錫 |
形状 | 不明 |
フタ付き | |
氷ポケット付き | |
籐巻加工 | |
加熱方法 | 不明 |
電子レンジ対応 | |
お燗機能 | |
セット内容 | 不明 |
種類 | ちろり |
ちろりの使い方はとっても簡単。まずは鍋、もしくは酒燗器でお湯を温め、お湯が沸騰したら火を止め、あとは日本酒を入れたちろりを浸けるだけ。このとき、お湯を沸騰させ続けるとお酒の風味が逃げてしまい、またお湯がぬるすぎると燗に時間がかかって、アルコールが抜けてしまうのでご用心。
お酒はできれば温度計で測り、好みの温度になるまで待ちましょう。お燗は55度だと「飛びきり燗」、50度は「熱燗」と呼ばれ、温度で香りや味わいも変化します。お猪口に移す際わずかに温度が下がるので、少し熱めにお燗するのがおすすめです。
以上のポイントを押さえたら、早速ちろりを使ってみてください。いつもの日本酒がグッとおいしく感じるはずです。
使いやすいちろりを手に入れたなら、すぐにでも熱燗を味いたいもの。とはいえ、数多くの日本酒から熱燗に合う一本を見つけるのも一苦労です。以下の記事では熱燗に合う日本酒を、徹底的に比較してご紹介しています。こちらもぜひ、あわせてご覧くださいね。
1位: 能作|ちろり|501242
2位: 能作|ちろり|501241
3位: 能作|蓋付ちろり|600190
4位: ヤマコー|ちろり 手造り
5位: 廣田硝子|角ちろり 漆(中子つき)|154-GT
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