【徹底比較】ペット用脱臭機のおすすめ人気ランキング【2025年】

富士通ゼネラルの「PLAZION DAS-15K」は、脱臭力と見栄えのどっちもこだわりたい人におすすめです。強力な脱臭力をウリにしつつも、本体の高さがわずか30cm以下と小さめのサイズ感が魅力。独自のヒーターユニットにより、フィルター交換の手間がかからないことも特徴のひとつです。

脱臭力が高いうえに手入れがしやすく、静音性にも優れているバランスのよさが総合評価1位の要因となりました。特に、しつこいタバコの付着臭への効果が高く、ほかの商品では10分以上かかるところをわずか5分で脱臭。圧倒的な脱臭力の高さを見せつけました。

また、猫砂のニオイは8分で脱臭したため、ペットのいる家庭でも十分効果を実感できるでしょう。お手入れ箇所が2か所と少なく、月に一度フィルターのほこりを掃除するだけなので、できるだけ手入れの手間を減らしたいという人にもおすすめです。

さらに、作動時の音も40〜50dBとエアコンの稼動音と同じくらい静かで、就寝時そばに置いてもそこまで気になることはないといえます。サイズは小さいゴミ箱と同じくらいコンパクトで重さはわずか2.2kgと、ほかの商品と比べてかなり持ち運びがしやすい点も魅力的。

脱臭力の高さだけでなく、お手入れのしやすさや静音性にも優れているバランスのとれた1台です。そのうえ空気清浄機や消臭剤などではとりにくいタバコ臭への効果が高いため、強いニオイでお困りの人でも十分効果が得られるでしょう。

富士通ゼネラルの「PLAZION 高機能プラズマイオン脱臭機」は、リビングで使いたい人におすすめの脱臭機です。浮遊しているニオイも付着しているニオイも8分以内に脱臭できたため、広い空間を素早く快適にできます。ただし、起動後10分以降はオゾン臭が発生したので注意が必要です。

本商品の最大の特徴は付着したニオイに対する脱臭力の高さ。長時間使うとオゾンが発生するため、狭い部屋で使用するには注意が必要ですが、リビングのようなやや広めの空間であればほとんど問題なく利用できるでしょう。検証では浮遊しているニオイに対する脱臭力も十分で、風量は強力ではないものの、しっかりと脱臭できます。

使い勝手にも大きな不満はありません。手入れが必要な部品は2か所のみで、掃除機やぬるま湯で簡単にお手入れできます。自立式なので壁に穴をあける必要もありません。静音性も高く、弱モード時の運転音は27.3dBとかなり静かでした。

以上のように、富士通ゼネラルの「PLAZION 高機能プラズマイオン脱臭機」は、リビング用の脱臭機として満足できる性能を持っています。付着したニオイ・浮遊しているニオイのどちらにも脱臭力を発揮するので、少し広めの部屋を脱臭したいときにはおすすめの一台です。

富士通ゼネラルの「PLAZION HDS-302G」は、同社の「DAS-15K」よりもサイズが大きく、重さは6.5kgと3倍ほど。脱臭機能のほかに花粉やほこりなどをつかまえる集じん機能も兼ね備えたモデルです。

サイズが大きく勢いよく風を吸い込むことで、猫砂のニオイは稼動後わずか5分で脱臭し、タバコの付着臭は10分で脱臭しました。脱臭効果は非常に高く、スピードとパワーを兼ね備えている商品です。

お手入れ箇所は2か所だけと楽にでき、使い勝手もよいといえます。

しかし、「DAS-15K」よりも風量が多い分、最大風量時の稼動音は58.9dBとやや大きいため、就寝時やリモートワークをするときなどは静音モードで稼動させることをおすすめします。

富士通ゼネラルの「PLAZION 集じん機能付き脱臭機」は、付着したニオイを素早く取り除きたい人におすすめの脱臭機です。起動後わずか5分で脱臭できたので、付着したニオイが気になる場所にサッと置いて使えます。

稼動音もほとんど気にならず、一番弱いモードでは測定環境騒音とほぼ変わらない27.6dBの静かさ。就寝時や勉強中に使ってもほとんど気にならないでしょう。

付着したニオイの脱臭力は非常に高く、タバコのニオイが染みついた布が5分ほどで脱臭できました。浮遊するニオイの脱臭力も優れていますが、起動してから8分ほどでオゾン臭が発生する点が気になりました。

フィルターのお手入れは掃除機で吸うか、漬け置き洗いをする程度なので手間はかかりません。自立式なので、壁に穴を開けずに好きな場所に設置できるのもポイントです。

総合的に、素早く脱臭したい人には検討する価値のある商品だといえます。ただし、オゾン臭が発生するため注意して使用する必要があるでしょう。

ぶどうマークがシンボルの国内大手メーカー・シャープの「プラズマクラスター 除菌脱臭機」。ニオイやカビを抑えるプラズマクラスターを搭載しているのが特徴です。

検証用の狭いアクリルボックスのなかで20分間稼動させてもオゾン臭はしなかったため、脱臭機の購入を考えているけれどオゾン臭が気になるという人におすすめです。最大まで上げた際の風量は強く、稼動からわずか1分経過した時点で脱臭効果を感じるほどでした。タバコの付着臭も10分で脱臭したため、脱臭効果は高いといえます。

お手入れが必要な箇所は5か所で、イオン発生ユニットの交換が必要なため、ランニングコストがかかる点はマイナス評価に。さらに風量が大きいため、最も強いモードにした際の稼動音は63dBと大きいところも気になりました。

稼動音とお手入れの手間はネックな部分ですが、縦にスッと伸びた筒型で置き場所にはあまり困らない点は魅力的に感じます。持ち手は深めで、片手で簡単に持ち上げられるので、掃除機をかけるときもストレスにはならないでしょう。

パナソニックから販売されている「ジアイーノ 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 F-MV4420」は、ペットのニオイ対策に特化したモデル。お手入れの手間がかかり、使いにくい印象ですが、リビングなどの広い部屋のペットのニオイ対策と抜け毛対策ならおすすめできる商品です。

猫砂を使用した検証での脱臭力は高く、わずか1分でニオイの質を変え、5分で脱臭が完了しました。一方、タバコ臭への効果は脱臭完了まで10分かかる結果に。次亜塩素酸を使用しているため、タバコ臭などの同じ性質を持つアルカリ性のニオイにはやや効果が低いと考えられます。

次亜塩素酸と水を必要とするため、手入れが必要な箇所は8か所と多く、お手入れは面倒な印象。別途塩化ナトリウムのタブレットを購入する必要があり、ランニングコストがかかる点もネックです。

脱臭だけでなく、ほこりや花粉などをキャッチする集じんフィルターが搭載されているため、空気清浄機としても機能します。猫や犬を飼っていて抜け毛やニオイにお悩みの人にはおすすめです。

富士通ゼネラルの「PLAZION DAS-303K」は脱臭・除菌・集じん・加湿の4つの機能を兼ね備えたタイプの脱臭機です。ニオイだけでなく花粉から浮遊ウイルスまでをも抑制するため、ウイルス対策として検討してみてもよいでしょう。

脱臭効果は高評価を獲得。加湿モードを併用するとオゾンのニオイも気にならなくなる点がほかの富士通ゼネラルの商品と異なる点です。しかし、機能が多いため本体は重く、お手入れが必要な箇所は8か所とメンテナンス性の観点で評価を落としました。

本体がやや大きいものの作動音はあまり気にならず、最大風量にしなければ就寝時でも問題なく使えるでしょう。

脱臭以外の機能を兼ね備えている点は魅力的ですが、ペットのトイレ近くなど、置き場所に必要な機能かどうかを考慮してから選ぶことをおすすめします。

国内外で幅広く事業を拡大する日立から販売されている「ジアクリン 日立次亜塩素酸除菌脱臭機」。次亜塩素酸・加湿・空清の3つの運転モードが搭載されています。

猫砂を使用した検証での脱臭力は高く、わずか1分でニオイの質を変えて5分で脱臭完了。一方、タバコ臭への効果は脱臭完了まで13分かかりました。次亜塩素酸を使用しているため、タバコ臭などの同じ性質を持つアルカリ性のニオイにはやや効果が低いと考えられます。

次亜塩素酸と水を必要とするため手入れが必要な箇所は10か所と多く、別途塩化ナトリウムが必要なことから使い勝手の評価は低い結果になりました。

同じ次亜塩素酸を使用して脱臭するパナソニックのジアイーノにはない、ほこりや花粉などをキャッチする集じんフィルターが搭載されているため、空気清浄機としても機能するのはうれしいポイントです。

空気清浄機や脱臭機のほかに、ウォーターサーバーを取り扱うKiralaから販売されている「Air Prato」。スタイリッシュな見た目で空気清浄機としても使用できる点が魅力の一台です。

検証した商品のなかでは、最大適用畳数が8畳と最も小さく、比較的コンパクトな部屋での使用に向いています。カラーはホワイトのほかにもピンクやネイビーの取り扱いもあり、インテリアに合わせて選べるのがうれしいポイントです。

稼動後5分で猫砂のニオイを消したため、ペット臭向きの脱臭機といえます。ただし、検証開始10分後にオゾン臭を感知したため、オゾン臭が気になる人にはあまり向いていません。

さらに、ほかの商品と比べると最大適用畳数が小さいためか、タバコ臭には素早い効果は見られませんでした。それでも、省スペースで空気清浄機能と脱臭機能どちらも得られるのはうれしい点でしょう。

富士通ゼネラルの「PLAZION 加湿除菌脱臭機 DAS-303R」は、トップクラスの脱臭機能のほかに花粉やほこりなどを捕らえる集じん機能や加湿機能も備えたモデルで、リビング空間をクリーンにしたい人におすすめです。

サイズが大きく、勢いよく風を吸い込むこの商品は、猫砂のニオイは稼動後わずか5分で脱臭しました。ただし、オゾン臭がわずかに発生したので、狭い部屋で長時間使用するのはおすすめできません。

タバコの付着臭もわずか3分で脱臭。脱臭効果は非常に高く、スピードとパワーを兼ね備えた商品です。

同社の「DAS-15R」にはない加湿機能を備えているため、その分タンクやトレイなどのお手入れが必要。手入れの手間がかかる印象ですが、ニオイ除去と同時にリビングの加湿も行いたい場合は検討してもよいでしょう。

「DAS-15K」よりも風量が多い分、最大風量時の稼動音は52.2dBと大きめ。就寝時には静音モードで稼動させることをおすすめします。

付着臭の脱臭力は検証した商品のなかでトップクラスに高いものの、加湿機能があることで手入れの手間がかかるため、使いやすさの評価は落としました。リビングで使える加湿機能つきの脱臭機を探しているの人にはおすすめできる商品です。

デザイン性の高い空調家電を販売しているカドーの「除菌脱臭機 SAP 001」は、メーカーの特徴どおりスタイリッシュな見た目が1番のグッドポイントです。稼動中はやさしいオレンジ色の光が足元をやさしく照らします。

肝心の脱臭力は、ほかの商品と比べると物足りない結果になりました。さらに、検証に使用したアクリルボックスのなかでは稼動後8分でオゾン臭を感じたため、オゾンのニオイが気になる人には不向きです。

ただし、手入れが必要なフィルターは小さく、外側のカバーを取り外すことなく簡単に取り出せるので、楽に済ませられるのはうれしいところ。

また、サイズはそこまで大きくなく圧迫感を感じないので、インテリアの一部として置きたい人にもおすすめです。

日本を代表する大手家電メーカーのパナソニックから販売されている「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ」。ほかのメーカーとの大きな違いは脱臭方式にあります。

ペット臭への効果は非常に高く、検証した商品のなかで最も速い1分で脱臭しました。ほかのオゾンや光触媒を使用した脱臭機とは異なり、次亜塩素酸水がニオイ成分に反応し、ものすごいスピードで無臭化させました。

しかしながら、次亜塩素酸がアルカリ性なのに対しタバコ臭もアルカリ性のため、同じ性質のタバコ臭には反応しませんでした。

さらにメンテナンスの手間やランニングコストがかかる点、検証した商品のなかで稼動音が最も大きい点が足を引っ張る結果となりました。

今回の総合評価は奮わない結果となりましたが、ペット臭対策としての購入を検討している人にはおすすめできる商品です。23年モデルのF-MV5400と性能は大きく変わらないため、値段の安いほうを選ぶとよいでしょう。

CORNMIの「オゾン脱臭機」は、浮遊臭対策はいまひとつな商品です。起動後わずか1分でオゾン臭が発生し、起動から5分後にはオゾンが高濃度に充満していました。

浮遊臭はほとんど取り除けず、最終的にはオゾン臭が強力になりすぎてニオイの評価ができないほどでした。アンモニア分子を分解しにくいオゾンの特性が影響していると考えられます。

一方で、布などに付着したニオイは取り除けています。起動してから5分後にはニオイが取れており、付着臭を素早く脱臭する点では効果が見られました。また本体のみの構成で清掃が必要な部品がないため、お手入れのしやすさは魅力のひとつといえるでしょう。