アコギエフェクターのおすすめ人気ランキング【2025年】

アコギらしい豊かでぬくもりを感じるサウンドを作りたい人は、プリアンプをチェックしましょう。自然な響きを感じながら音質を補正するエフェクターです。ライブや録音でアコギらしいサウンドを出したいときにも重宝します。

音域を調整する機能やハウリングを防ぐ機能、PA機器への接続できる機能が搭載されたモデルがおすすめです。これらの機能が搭載されていると、演奏する環境やスタイルに合わせた調整ができて、柔軟な音作りが楽しめます。ほかのエフェクターに比べて多機能で大型なものが多いので、携帯性や操作性にも注目しましょう。

なお、プリアンプは設定が複雑なものも多く、調整の仕方によっては不自然な音になる場合があるため注意が必要です。音の調整を行う際に過剰な補正は行わず、アコギ本来の音を損なわないよう心がけましょう。

音量のばらつきを抑えたい人は、コンプレッサーに注目しましょう。ピッキングの強弱や音量差を均一に整え、滑らかで聴きやすいサウンドに整えるエフェクターです。ライブや録音で粒のそろった統一感のある音を作りたいときや、音の強弱をコントロールしたいときにも向いています。

コンプレッサーは、音の圧縮を細かく調整できるモデルが便利です。主に、圧縮をかける数値を設定するスレッショルドや、圧縮の開始や終了までの時間を表すアタックタイム、リリースタイムに注目しましょう。演奏スタイルに合わせて適切な圧縮がかけられるので、アコギ特有の自然な響きが楽しめます。

なお、圧縮をかけすぎると音の強弱が失われるので、慎重に設定することが大切です。抑揚のない音にならないように、演奏のニュアンスは活かしつつ安定感のあるサウンドに仕上げましょう。

空間的な豊かな響きを演出したいなら、リバーブがぴったりです。柔らかな響きから、ホールや教会のような広大な空間をイメージさせる響きなどが表現できるので、演奏に豊かさがプラスされます。残響音や反射音にこだわりたいときに、おすすめのエフェクターです。

残響の種類や調整幅が広いものを選ぶと、自分に合った音作りがしやすくなります。プレート・ホール・ステージなど複数のリバーブタイプを切り替えられるかや、残響時間が細かく調整できるかを確認しましょう。

リバーブを使いすぎると音が濁り、アコギの繊細なニュアンスを出しにくくなるので、控えめな設定がおすすめです。アコギ本来の音がしっかりと聞こえるように、少しずつ効果を足しながら調整しましょう。

臨場感のあるエコーを楽しむなら、ディレイがおすすめです。音を繰り返しを加えることで、山びこのようなエコー効果を演出します。幻想的で深みのある印象を与えたいときや、空間的な広がりを表現したいときに使用しましょう。

音の遅延時間やリピート回数を細かく調整できるモデルを選ぶと便利です。単純なエコーから複数のサウンドが入り混じる複雑なエコーまで、さまざまな楽曲に合わせた音作りが楽しめます。デジタルらしいクリアな音質や、アナログならではの温かみのある音に調整できる商品もあるのであわせてチェックしてください。

ただし、エコーを効かせすぎて音が曖昧にならないよう注意が必要です。ほかの楽器と干渉しないよう、控えめな設定を心がけましょう。ディレイには、エコーと重なるように演奏することでハモりを演出するなどの楽しみ方もあります。印象的なサウンドを実現する強力なツールとして適切に活用しましょう。

音の厚みや広がりを演出するには、コーラスがぴったりです。音をわずかにずらして重ねることで、立体感のあるサウンドを作り出します。まるで2つのギターが同時に演奏しているかのような、立体感のある音が楽しめるエフェクターです。

コーラスは、揺らぎの深さやスピードを細かく調整できるものを選びましょう。細かい設定ができるものなら、さりげない重なりやしっかり感じる深みなど、楽曲に合わせて効果がつけられます。

コーラスは、過度に効果をかけるとエレキのような響きになることがあります。エレキのような派手に聴こえる効果ではなく、アコギの音を活かしてより豊かに聴こえるよう開発された商品もあるのでチェックしましょう。