カランダッシュの万年筆のおすすめ人気ランキング【2025年】

はじめてカランダッシュの万年筆を使う人は、手に取りやすい価格帯のエントリーモデル、849シリーズをチェックしましょう。カランダッシュの万年筆のなかでもカジュアルな印象のデザインで、ビビッドな色から落ち着いたトーンまで幅広く展開されているカラーにも注目です。

軽量な万年筆を探している人にも849がぴったり。ボディはアルミニウム製で、長時間の筆記でも負担がかかりにくい軽さでありながら耐久性にも優れています。カランダッシュのアイコンでもある六角形軸で、持ちやすさなどの機能面も充実していることがうれしいポイントです。

なお、カランダッシュでは849シリーズのみ、コンバーター（ボトルインクを補充する部品）が付属していないので注意してください。差し込むだけで使用できるカートリッジインクは付属していますが、ボトルインクも試したい人は別売りのコンバーターもあわせて購入しましょう。

優雅な装飾が好みな人には、エクリドールシリーズがおすすめです。ギロシェと呼ばれるヨーロッパ伝統の彫刻技法を用いたものやゴルフボールをモチーフにしたものなど、細部までこだわったデザインを展開しています。繊細な彫刻による宝石のような輝きを楽しめる万年筆です。

エクリドールは、ゴールドやパラジウムなどで仕上げたエレガントな雰囲気漂うボディが特徴。つややかな金属ボディですが、細やかな彫刻によって滑りにくく安定した筆記が可能です。六角形軸を採用しているので卓上で転がりにくく、大切な万年筆を不意な落下などから守れます。

なお、金属ボディのエクリドールは、冬場など気温が低い環境ではボディが冷たく感じられることがあるので、持ったときの冷たさが気になる人は注意が必要です。寒い季節には、使用するまでペンケースに収納して外気に直接触れないようにするなど、工夫を心がけましょう。

自分の手に合った万年筆がほしい人は、レマンシリーズに注目しましょう。スイスにあるレマン湖の美しい色彩からインスピレーションを受けたシリーズで、深みのあるカラーリングとエレガントなフォルムが魅力。カランダッシュでは珍しい滑らかな丸軸デザインです。

レマンシリーズの特徴は、太さが2種類展開されていること。万年筆は力を入れずに握れるものを選ぶと書きやすさがアップします。レマンシリーズには通常サイズに加えて、手が小さくても軽い力で握れるスリムタイプがあるので、自分にぴったりの万年筆を探している人は必見です。

ただし、レマンシリーズはカランダッシュのなかでも高級ラインに位置付けられるシリーズ。一般的なモデルでも10万円前後と高めに設定されていますが、価格に見合うだけの品質を味わえるでしょう。こだわりのある万年筆を手にしたい人は、ぜひチェックしてみてください。

素材の質感を楽しみたい人は、バリアスシリーズも候補に入れましょう。厳選された素材を使っており、木材・天然ラバー・レザー・セラミックなど、ほかのシリーズにはない多彩な素材を採用しているのが特徴。非常に高価なハイエンドシリーズなので、特別な1本と出会いたい人におすすめです。

それぞれの素材の特徴から自分にぴったりのものを選びましょう。たとえば、天然木を使用したモデルは温かみのある風合いと個体ごとに異なる木目が魅力です。レザー素材のものには、ハンドメイドのレザーレースが施されているモデルもあり、個性的なデザインが目を引きます。

なお、天然素材を使用したモデルは、日頃からケアが必要になるものもあるので注意が必要。とくに天然木を使用したモデルは、湿度や温度の変化に敏感です。長く愛用するためにも、使用後は柔らかい布で拭き取りをするなど、日々のケアを忘れずに行いましょう。