メガネをかけるだけで動画視聴や音楽を楽しめるスマートグラス。スピーカー内蔵でモニター代わりとして使える近未来的なガジェットで、ARグラスとも呼ばれます。その機能から近年注目されていますが映像の見え方やそもそもなにができるのかなどわからないことが多く、どれを購入すればよいか迷ってしまいますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のスマートグラス11商品を集め、6個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのスマートグラスをランキング形式でご紹介します。
マイベストが定義するベストなスマートグラスは「映像がきれいで使い勝手がよく、イヤホンなしでも満足できるほど高音質なスマートグラス」。徹底検証してわかったスマートグラスの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
香港在住の携帯電話研究家。世界のスマホ・通信事情を取材するため1年の大半を海外取材に費やす。海外スマホ関連記事を多くのメディアに執筆しており、特に中国事情について詳しい。企業向けのセミナーや講演活動も行っている。また世界の携帯電話・スマホを2000台近く所有するコレクターでもある。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。屈曲試験機を用いた充電ケーブルの耐久検証や、陸上競技場でのランニングウォッチの測定精度検証などに取り組んできた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
日ごろから映画・アニメを視聴するモニター10人が、以下の方法で各商品の検証を行いました。
マイベストでは「仮想空間の中にいるような体験をすることができ、映像を見やすくするためのカスタマイズ性にも優れている」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「アプリやオプション製品を使うことなく、グラス単体ですべての機能を使えて、どの用途で使っても不便さを感じない」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
日ごろから映画・アニメを視聴するモニター10人が、以下の方法で各商品の検証を行いました。
日ごろから映画・アニメを視聴するモニター10人が、以下の方法で各商品の検証を行いました。
マイベストでは「隣の人にはまったく聞こえることがなく、音漏れの心配がない」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を45db以下の商品と定めて、以下の方法で検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
該当商品:XREAL|XREAL One
誤:本体で視度調整が可能
正:本体で視度調整が不可能
新商品の発売情報をリサーチした結果、検証しランキングに追加すべき商品はありませんでした。
新たに以下の商品の検証を行い、ランキングをアップデートしました。
新たに以下の商品の検証を行い、ランキングをアップデートしました。
スマートグラスはゲーム機、スマホ、タブレット、PCなどに接続すると大画面のモニターが見える次世代的なガジェットです。一般的なメガネとほとんど同じ大きさで、持ち運びが簡単。モバイルディスプレイよりも持ち運びやすいうえに、設置スペースを考慮する必要がなく、どんな場所や体勢でも大画面で映像を楽しめます。家でも外出先でもモニターの代わりとして使用できるのが魅力です。
画質はどの商品も大きな違和感はなく、十分にきれいな映像を楽しめました。また、画質に優れた機種なら、最新のスマホやテレビの画面と遜色ないほど発色がよく、PC作業時の小さな文字までくっきり見えます。
さらにスピーカーで音楽が聞けるほか、内蔵マイクで通話できるものもあり、さまざまなシーンで活躍できる最先端のガジェットといえるでしょう。
スマートグラスのなかには、ディスプレイが投影されないオーディオグラスも含まれています。オーディオグラスだと画面表示ができないので注意が必要です。
このコンテンツのランキングに掲載されている商品はすべてディスプレイを表示できます。
グラス内のディスプレイに映像を表示させて視聴するスマートグラス。ディスプレイと目の距離が近いので、目の負担が気になる人も多いでしょう。
実際に使ってみたところ、どの商品も目の疲れは少しあったものの、1時間に1回5分程度の休憩をとれば使い続けても大きな負担はありませんでした。しかし、頭が少し動くだけでも画面が揺れるので、注意が必要。映像で酔いやすい人は、背もたれが大きめのチェアに頭を預けたり、ソファに寝そべったり、頭の位置を固定する工夫をして画面の揺れを軽減するのがおすすめです。
普段は飛行機の移動時間に使用しています。機内の電気が消灯し、周囲が暗い状態で使用する場合もありますが、大きな画面で見られるからか、暗い場所ではスマホよりも目が疲れずに映像が見えるように感じました。
没入感が高く、長時間使ってしまいそうになりますが、こまめに休憩を取ったり、イスに座って頭を揺らさないように気をつけたりして使用しています。
スマートグラスを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
スマートグラスには映像を快適に見るために押さえておきたいポイントがあります。このパートではスマートグラスを最大限活用しながら楽しむために必要な「見え方」の選び方を紹介します。
一般的なスマートグラスは、頭の向きや目線をトラッキングしてディスプレイの位置が変わり、真正面に画面が表示されています。しかし、この状態では没入感に欠けているだけでなく、作業効率の向上も期待できません。
没入感のある映像を楽しみたいなら、3DoF表示対応のスマートグラスがおすすめです。3DoF表示とは、頭の向きや目線を変えても画面を空中に固定できる機能のこと。真正面に画面が現れ続ける映像と違い、3DoF表示対応のスマートグラスの見え方は画面の揺れが少なくなるため酔いを軽減できるほか、日常にモニターが浮かんでいるような感覚で見えるので没入感のある体験ができるでしょう。
また、3DoF表示に対応している場合、アプリが対応していれば複数ディスプレイの表示が可能です。資料用・作業用・動画用など、複数のディスプレイを表示させてモニター代わりに作業ができるためビジネスシーンでも活躍します。
しかし、3DoF表示はスマートグラス単体で対応している機種が少なく、アプリとの接続やオプション製品の購入が必要な場合がほとんど。各商品がどのような方法で対応しているのか確認が必要ですが、スマートグラスを選ぶなら3DoF表示はマストの機能といえるでしょう。
迫力のある映像を楽しんだり作業効率をあげたい場合は視野角が重要です。45度以上であれば、迫力も視認性も十分な性能といえるでしょう。
スマートグラスは周囲が明るいと映像がボヤけ、暗いと鮮明に見えます。商品によっては4K出力にも対応しており、鮮明な映像を見られるようにするには輝度調整と電子調光が重要です。
輝度調整機能とは、グラス内の映像の輝度を調整できる機能のこと。周囲の明るさに負けて色味が薄く感じた場合でも、輝度を調整してくっきりと見やすい画面にできます。最新のスマートグラスは搭載されているボタンで簡単に操作できるので、初心者でも直感的に調整可能です。
電子調光機能とは、レンズ自体を暗くする機能のこと。疑似的に暗室のような環境を作れるので、周りが明るい環境でも輝度調整機能と同様に映像が見やすくなるでしょう。もし電子調光機能が搭載されていない場合は、専用の遮光カバーで代用もできます。しかし、遮光カバーは同梱されていないモデルもあるので、購入時に確認しましょう。
明るさと暗さの調整は映像の鮮やかさに直結しているので、鮮明な映像をどこでも見たい人は両方の機能があるかどうかチェックしてください。
遮光カバーの使用感は、スマートグラスのレンズの前に暗幕を垂らすようなイメージです。映像の背景が真っ暗になるのでくっきり見えるようになりますが、日常に映像が浮かび上がっている仮想現実のような体験はできなくなります。
一方、電子調光機能であれば、段階的に暗さを調整できるものもあるので、遮光カバーをつける前にまずは電子調光機能で調整してから使いましょう。
スマートグラスの接続方法はUSBタイプCケーブルとマグネット接続の2種類。長期間使うことや使い勝手を考えるとUSBタイプCで接続できるものがおすすめ。
接続端子がUSBタイプCであれば付属しているケーブルだけではなく、他社製のUSBタイプCケーブルも選べます。使用環境に合わせて好きな長さのケーブルを選べるだけでなく、断線しても買い直しが簡単なのが大きなメリットです。
一方でマグネット式は着脱がしやすいものの、他社製だけでなくその商品のメーカーも交換用のケーブルが販売されていないことがあります。交換用のケーブルが購入できないと、断線時にスマートグラスごと買い替える必要があるので、iPhoneやスマホでも使用しているUSBタイプCケーブル一択といえるでしょう。
グラスが重たいと鼻が痛くなることがあるため、鼻への負担が軽いものを選びましょう。ノーズパッドが空洞だとクッション性が高くグラスの重量が分散され、重さを感じにくい傾向がありますよ。
スマートグラスは映画館やテーマパークの3Dメガネのように、通常のメガネの上から重ねがけはできません。見え方や視力を気にせずスマートグラスを使いたい人は、視度調整機能がついているものや度付きレンズが取り付けられるものを選びましょう。乱視や不同視が気になる人も、度付きレンズが取り付けられればメガネなしでもはっきりとした映像の視聴が可能です。
視度調整機能とは、グラスだけである程度の視力補正が行える機能のこと。視力補正が行えるものを実際に使用したところ、裸眼0.01の視力でも細かい文字がはっきり見えるレベルまで調整できました。
しかし、乱視や不同視などの影響が強い人の場合は調整機能を使っても見えにくい場合があります。メガネなしで確実に自分に合った映像を見たい人は、度付きレンズを装着できるものがおすすめです。
度付きレンズはインサートレンズとも呼ばれ、自分の視力にあわせて微調整をしながら作成できます。提携している取扱店で作成できるので、各メーカー公式サイトを確認してください。
スマートグラスにはスピーカーが搭載されているので音を聞けますが、実際に使ったところ音漏れすることがわかりました。このパートでは音漏れの少ないモデルの選び方と音質との関連性を紹介します。
耳の外側にスピーカーがあるため、音漏れしやすい構造のスマートグラス。商品によって音漏れのボリュームには違いがあるのか、実際に測定して比較しました。
静かな防音室内で検証をした結果、XREALの「Air」は14.1dBの音が漏れており、30cm先にいても曲名がわかるほどの音量でした。一方、VITUREの「VITURE One XRグラス」は5.1dBと比較的音漏れが小さく、30cm離れた距離で聞くと多少ノイズを感じる程度で、曲名がわかるほどではありません。
スマートグラスの音漏れが気になる人は、今回の検証で6.0dB以下だったものがおすすめ。しかし、音漏れ自体は構造上どうしても防ぎきれないので、絶対に音漏れさせたくないという人はイヤホンを併用して使いましょう。
スマートグラスで映像やゲームを楽しむなら、音質も気になりますよね。そこで画質と同様、検証モニター10人で全商品のサウンドを聞き比べました。
検証したところ、音漏れしやすいモデルほど迫力を感じにくく、音質のよさを感じられない傾向があることが判明。一方、音漏れしにくいモデルは音が拡散せず、耳にしっかり音が届いている感覚があり、迫力のあるサウンドを楽しめました。
音質でとくに満足度が高かったVITUREの「VITURE One XRグラス」は、空間オーディオシステムを搭載。音が耳元で立体的に聞こえる機能で、音を逃さずに耳に届けているような感覚がありました。音を逃さずしっかり聞ける機種のほうが音質のよさを感じやすいので、音質にこだわる人も音漏れが少ないモデルを選ぶのがよいでしょう。
商品 | 画像 | おすすめスコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||||||||||||||
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画質のよさ | 没入感の高さ | 利便性の高さ | 装着感のよさ | 音質のよさ | 音漏れの少なさ | 高さ | 幅(着用時) | 奥行(着用時) | 幅(折りたたみ時) | 奥行(折りたたみ時) | 重量 | ディスプレイ | 画面比率 | 視野角 | PPD | 最大解像度 | 映像サイズ | 3DoF表示 | リフレッシュレート | 輝度 | 視度調整機能 | 電子調光機能 | 接続規格 | 対応ハード | スピーカー搭載 | ディスプレイ搭載 | マイク搭載 | センサーの種類 | ノーズパッドの中が空洞 | |||||||
1 | XREAL XREAL One | ![]() | 1位 | 映像にこだわりがある人におすすめ!没入感に優れ利便性良好 | 50mm(実測値) | 146mm(実測値) | 164mm(実測値) | 50mm(実測値) | 41mm(実測値) | 82g | Micro-OLED | 32:9 | 50度 | 57ピクセル | 1920×1080 | 367インチ | 120Hz | 600nits | USB-C | iPhone、iPad、Windows、PS5、Steam Deck、PS4 | 不明 | |||||||||||||||
2 | XREAL XREAL Air 2 Ultra | ![]() | 没入感の高さを求める人に。映像技術が高く視野角も広い | 52mm(実測値) | 148mm(実測値) | 168mm(実測値) | 148mm(実測値) | 49mm(実測値) | 80g | ソニー有機ELマイクロディスプレイ | 不明 | 52度 | 42PPD | 1920×1080 | 130インチ | 2Dモード:120Hz/3Dモード:90Hz | 500nits | USB-C | iPhone、iPad、MacBook、Windows、Steam Deck、PS5、Android Devices、Nintendo Switch、Xbox | 3D環境センサー×2 | ||||||||||||||||
3 | XREAL Air 2 Pro | ![]() | 2位 | 最大5面のモニター表示で没入感に優れる。画質音質も優秀 | 53mm(実測値) | 149mm(実測値) | 160mm(実測値) | 148mm(実測値) | 50mm(実測値) | 75g | Micro-OLED | 不明 | 46度 | 49PPD | 1920×1080 | 130インチ | 120Hz | 500nits | USB-C | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel | 不明 | |||||||||||||||
4 | XREAL Air 2 | ![]() | 3位 | 色鮮やかで美しい映像が楽しめる。利便性も高く使いやすい | 53mm(実測値) | 149mm(実測値) | 160mm(実測値) | 149mm(実測値) | 50mm(実測値) | 75g | Micro-OLED | 不明 | 46度 | 49PPD | 1920×1080 | 130インチ | 120Hz | 500nits | USB-C | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel | 加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー | |||||||||||||||
5 | VITURE VITURE One XRグラス | ![]() | 4位 | 単体で3DoF表示ができる数少ない機種。音質のよさが魅力 | 49mm(実測値) | 152mm(実測値) | 171mm(実測値) | 157mm | 53mm(実測値) | 78g | 有機EL | 不明 | 43度 | 55PPD | 1920×1080 | 120インチ | 60Hz | 1800nits | マグネット式 | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel | ジャイロセンサー | |||||||||||||||
6 | Rokid Rokid Max AR Grasses | ![]() | 黄色味が強めだが視野角が広く、大迫力の映像が楽しめる | 55mm(実測値) | 148mm(実測値) | 164mm(実測値) | 152mm(実測値) | 51mm(実測値) | 75g | Micro-OLED | 16:10 | 50度 | 55ピクセル | 1920×1080 | 215インチ | 120Hz | 600nits | USB-C | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel | 強化された9軸(IMU)、3DoF ヘッドトラッキング、装着検知 | ||||||||||||||||
7 | RayNeo RayNeo Air 2 | ![]() | 8位 | 発色のよい映像と音漏れの少なさが魅力。音質は迫力に欠ける | 52mm(実測値) | 154mm(実測値) | 160mm(実測値) | 151mm(実測値) | 54mm(実測値) | 76g | Micro-OLED | 16:9 | 46度 | 49PPD | 1920×1080 | 201インチ | 120Hz | 600nits | USB-C | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel | 加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー | |||||||||||||||
8 | XREAL XREAL Air | ![]() | 6位 | 映像のきれいさと利便性に優れる。音漏れの大きさは懸念点 | 53mm(実測値) | 149mm(実測値) | 150mm(実測値) | 149mm(実測値) | 50mm(実測値) | 79g | Micro-OLED | 不明 | 46度 | 49PPD | 1920×1080 | 130インチ | 120Hz | 400nits | USB-C | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel | 加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー | |||||||||||||||
9 | TCL NXTWEAR S | ![]() | 7位 | マグネットの接続端子が気になるが、画質も没入感も十分 | 52mm(実測値) | 164mm(実測値) | 166mm(実測値) | 154mm(実測値) | 56mm(実測値) | 82g | Micro-OLED | 16:9 | 45度 | 49PPD | 1920×1080 | 130インチ | 60Hz | 600nits | マグネット式 | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel | 加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー | |||||||||||||||
10 | VITURE Pro XR グラス | ![]() | 5位 | フィットしやすく装着感は良好。画質や迫力が物足りない | 53.7mm | 156mm | 56mm | 160mm | 47.7mm | 77g | 有機EL | 46度 | 49ピクセル | 1920×1080 | 135インチ | 120Hz | 4000nits | USB-C | iPhone、iPad、MacBook、Pixel、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、Steam Deck | 3DoFヘッドトラッキング、装着検知 |
視野角 | 50度 |
---|---|
最大解像度 | 1920×1080 |
3DoF表示 | |
対応ハード | iPhone、iPad、Windows、PS5、Steam Deck、PS4 |
良い
気になる
アニメ・ドラマ・ゲームのどの映像も発色がよく、画質は申し分ありません。寒色・暖色ともにとても自然で、細かい色味やグラデーションも鮮明に表現されていました。モニターからは「ゲーム映像は建物やロボットが立体的に感じた」と好評。解像度は高めでリアルに再現されており、「アニメでは人間の髪の質感が伝わり、人間ではない敵キャラの肌のごつごつ感までよく見えた」という声が挙がっています。
没入感の高さの検証では、画面を空中に固定する3DoF表示や、頭の向きに合わせて位置を動かす画面追従モードを切り替え可能。ブレ抑制機能もあり、画面酔いを軽減できる点も魅力です。輝度・画面サイズの調整、電子調光機能も搭載し、操作は本体から簡単に行えました。ノーズパッドを交換できるうえ、メガネとコードの接続規格はUSB-Cです。
鼻の痛みや側頭部への締めつけをほとんど感じず、装着感も良好です。ノーズパッドや耳周りがゆるく感じたモニターもいましたが、首を振ってもズレにくく、モニターの感想も「長時間つけていても問題なさそう」「違和感が少ない素材で作られている」と好意的な声が大半を占めています。
音質はクリアで、人のセリフや歌詞を聞き取りやすいのが魅力。モニターからは「音域がやや狭く感じる」とも指摘されましたが、音のバランスはおおむね良好です。30cm離れた位置で音楽を流すと、5.3dBの音漏れが発生。隣の人に気づかれる可能性もあるので、静かな環境での使用は向いていません。
対応ハードはiPhone・iPad・Macbook・Windows・Switch・PS4・PS5・Steam Deckなど幅広く、ゲームプレイやビジネスシーンでも活躍できるでしょう。カスタマイズ性に優れた、映像のクオリティの高さが際立つスマートグラス。没入感の高いスマートグラスを試してみたい人に、自信を持っておすすめできる1台です。
高さ | 50mm(実測値) |
---|---|
幅(着用時) | 146mm(実測値) |
奥行(着用時) | 164mm(実測値) |
幅(折りたたみ時) | 50mm(実測値) |
奥行(折りたたみ時) | 41mm(実測値) |
重量 | 82g |
ディスプレイ | Micro-OLED |
画面比率 | 32:9 |
PPD | 57ピクセル |
スピーカー搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
マイク搭載 | |
センサーの種類 | 不明 |
ノーズパッドの中が空洞 |
視野角 | 52度 |
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最大解像度 | 1920×1080 |
3DoF表示 | |
対応ハード | iPhone、iPad、MacBook、Windows、Steam Deck、PS5、Android Devices、Nintendo Switch、Xbox |
良い
気になる
ARグラスシェアは世界トップクラスと謳うメーカーであるXREALの「XREAL Air 2 Ultra」。没入感の高さを求める人や、画面をマルチに表示させたい人におすすめです。
発色は色調・コントラストの再現性が高く、自然なグラデーション。解像度は精細・なめらかで、きれいに描写できます。映像に奥行も感じられ、モニターからは「映画館と同じくらい臨場感がある」との声も挙がりました。アニメ・映画を観るときに迫力ある美しい映像を視聴できます。
没入感の高さの検証では、6DoFに対応し、XREAL BEAMを使用すればブレの抑制も可能。アプリを使用すれば拡張モニターも表示できます。輝度調整ボタン・グラスの電子調光機能を搭載しているため、周囲の明るさを問わず鮮明な映像を楽しめますよ。視野角は50度以上と広く、迫力も十分。メガネとコードの接続はUSBタイプCなので、万が一断線したり長さが気にいらなかったりする場合は簡単に買い替えられますよ。
装着しても側圧が窮屈に感じにくく、ほどよくフィット。ノーズパッドは柔らかくツルツルサラサラしていて、モニターからは「肌あたりがよい」「包みこまれるような装着感」との声がありました。多少顔を振ってもズレにくく、長時間でも安定して装着できるでしょう。
音質は人の声が非常に聴き取りやすく、アニメや映画を存分に楽しめます。高音・低音域は控えめであるものの中音域はクリアで、モニターからは「高音が伸びやかで臨場感を味わえた」との声も挙がりました。
音漏れはするものの、比較したなかでは控えめ。30cm離れた位置で音楽を流すと4.8dBの音漏れにとどまったので、周囲の人が多少ノイズを感じる程度でしょう。音漏れが少ないうえ画質・装着感も申し分なく、対応ハードはiPhone・iPad・Macbook・Windows・Nintendo Switch・PS5・Steam Deckなど充実。スマートグラスがほしい人すべてにおすすめできる商品です。
高さ | 52mm(実測値) |
---|---|
幅(着用時) | 148mm(実測値) |
奥行(着用時) | 168mm(実測値) |
幅(折りたたみ時) | 148mm(実測値) |
奥行(折りたたみ時) | 49mm(実測値) |
重量 | 80g |
ディスプレイ | ソニー有機ELマイクロディスプレイ |
画面比率 | 不明 |
PPD | 42PPD |
スピーカー搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
マイク搭載 | |
センサーの種類 | 3D環境センサー×2 |
ノーズパッドの中が空洞 |
視野角 | 46度 |
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最大解像度 | 1920×1080 |
3DoF表示 | |
対応ハード | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel |
良い
気になる
2017年に設立された中国発新進気鋭のメーカー、XREALの「Air 2 Pro」。同社で発売されているARグラスの上位機種で、2023年11月に発売された商品です。前モデルのAirから画質、音質などをアップデートしたと謳っています。
画質のよさの検証では、発色がよく鮮やかな映像が見えました。色味も解像度もスマホやテレビで見ている映像と遜色のないレベルだったので、アニメや映画を見ても違和感を覚えることはないでしょう。
3DoF表示にはオプション製品かアプリがインストールされたAndroid、MacBookに接続すると対応できます。MacBookとの接続であればPC画面のディスプレイが3面、対応のAndroidスマホであれば最大5面のディスプレイを使用可能です。
電子調光機能に対応しグラスの透過度を3段階に調整できるので、明るい場所でも遮光カバーを使うことなく鮮やかな映像が見えます。接続端子はUSBタイプCで、好きなメーカーや長さのケーブルを選択可能です。本体に視力の補正機能はないので、視度を調整する場合には提携の店舗で専用のレンズを製作し、購入する必要があります。
装着感の検証ではグラスが少しズレやすい印象を受けました。一方でノーズパッドの中が空洞になっており、クッション性が高く適度な反発力があるため重みを感じにくい点が魅力。締め付けも強すぎず、長時間着用しても痛みを感じません。
音質の検証では、前モデルから改良された新型のオーディオシステムを搭載しているためか、迫力があったという声が多数ありました。楽器の響きや人の声をはっきりと聞き取れるので、臨場感あふれるサウンドを楽しめます。
音漏れの検証では適正音量で音楽を流した結果、スマートグラスから30cmの距離で9.7dB音漏れしていました。静かな場所で隣にいる人には聞こえる程度の音が出るので、外出先で使用するときは周囲を確認しましょう。
高さ | 53mm(実測値) |
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幅(着用時) | 149mm(実測値) |
奥行(着用時) | 160mm(実測値) |
幅(折りたたみ時) | 148mm(実測値) |
奥行(折りたたみ時) | 50mm(実測値) |
重量 | 75g |
ディスプレイ | Micro-OLED |
画面比率 | 不明 |
PPD | 49PPD |
スピーカー搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
マイク搭載 | |
センサーの種類 | 不明 |
ノーズパッドの中が空洞 |
XREAL Air 2 Proを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
視野角 | 46度 |
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最大解像度 | 1920×1080 |
3DoF表示 | |
対応ハード | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel |
良い
気になる
ARグラスの製造で世界的に知られる中国のメーカー、XREALの「Air 2」。上位モデルと同様に、前モデル「Air」から画質、音質などをアップデートしたと謳っています。
画質のよさの検証では、暖色も寒色もきれいに表現された映像が見えました。画面のザラつきもなく、細部の繊細な映像までしっかりと表現されています。実写の映画やアニメなど、どの種類の映像を見たとしても発色がよくなめらかな映像が見えるでしょう。
没入感の高さの検証では、3DoF表示に対応しており、オプション製品かアプリのインストールされたMacBookかAndroidスマホに接続することで使用できます。オプション製品だけの接続の場合、3DoF表示は対応しても画面は1つしか映せませんが、MacBookかAndroidスマホであれば複数のディスプレイを表示が可能です。
上位モデル「Air 2 Pro」との差は電子調光機能の有無で、Air 2には電子調光機能がありません。明るい場所で鮮やかな映像を見たい場合は遮光カバーをつける必要があります。接続端子はUSBタイプCで、仮に断線したとしても好きなメーカーや長さのケーブルの買い直しが容易です。本体に視力の補正機能はなく、視度調整には別途度付きのレンズを購入する必要があります。
装着感では荷重のバランスがグラス側に寄っているため、ややズレやすいというモニターからの声がありました。それでも、ノーズパッドの中が空洞でクッション性が高く、鼻に重みを感じにくい構造です。側圧の強さも適度で、締め付けられるような感覚はないでしょう。
音質の検証では、前モデル「Air」から改良された新型のオーディオシステムを搭載しているためか、クリアな音質で聞きやすい印象を受けました。人の声もはっきり聞こえ楽器の響きも感じられるので、BGMや楽曲を楽しみながら映画や動画を視聴できるでしょう。
音漏れの検証では適正音量で音楽を流した結果、スマートグラスから30cmの距離で9.0dB音漏れしていました。静かな場所で隣にいる人には聞こえる程度の音が出るので、図書館や静かなカフェなどで音を聞くと周りの人の迷惑になる可能性もあるので注意しましょう。
高さ | 53mm(実測値) |
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幅(着用時) | 149mm(実測値) |
奥行(着用時) | 160mm(実測値) |
幅(折りたたみ時) | 149mm(実測値) |
奥行(折りたたみ時) | 50mm(実測値) |
重量 | 75g |
ディスプレイ | Micro-OLED |
画面比率 | 不明 |
PPD | 49PPD |
スピーカー搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
マイク搭載 | |
センサーの種類 | 加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー |
ノーズパッドの中が空洞 |
XREAL Air 2を徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
視野角 | 43度 |
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最大解像度 | 1920×1080 |
3DoF表示 | |
対応ハード | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel |
良い
気になる
XRデバイスを主に手がけるアメリカの新興ブランド、VITUREの「VITURE One XRグラス」。オーディオメーカー「HARMAN」と共同開発したオーディオシステムが特徴です。
画質のよさの検証では発色がよく鮮やかな映像が見えました。寒色も暖色もきれいに表現され、肌の質感まで細かく見えるほどだったので、映画やアニメの映像の繊細な表現を楽しみながら視聴できます。
単体で3DoF表示可能な機種です。本体のボタンを押して3DoF表示と通常の表示を切り替えられます。しかし、 2024年5月現在はβ版の機能ということもあってか、複数ディスプレイの表示には対応していません。目の前に複数のモニターを表示させて使いたい人は、現状不向きといえます。
接続端子はマグネット式。メーカーからケーブルが発売されているものの、長さは1種類しかないので好みの長さのケーブルは選べません。本体に視度調整機能が搭載されており、視力に不安がある人でもある程度の補正ができます。視度調整機能で対応できない場合は、提携店舗で自分の視力に合わせたレンズを作成しましょう。
装着感の検証では、レンズ全体の荷重がグラス側に傾きがちで、グラスが下にズレやすい印象を受けました。一方、ツルの素材は肌触りがよく、耳にあたる部分の感触が良好です。また、ノーズパッドの中が空洞になっており、クッション性が高い作りで重みが分散され、鼻への痛みが軽減されました。
音質の検証では、空間に音が広がっていくような感覚があり、ヘッドホンで聞いたような臨場感や迫力を感じる音質が魅力です。どの音域も聞きやすいうえに楽器や人の声も繊細に聞き取れるので、実際にライブ会場にいるかのような迫力と臨場感で音を楽しめます。
音漏れの検証では適正音量で音楽を流した結果、スマートグラスから30cmの距離で 5.1dB音漏れしていました。曲名がわかるほどではありませんが、ノイズが漏れているのがわかる程度の音が出ているので、電車内のように人が密集している場所での使用は避けましょう。
高さ | 49mm(実測値) |
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幅(着用時) | 152mm(実測値) |
奥行(着用時) | 171mm(実測値) |
幅(折りたたみ時) | 157mm |
奥行(折りたたみ時) | 53mm(実測値) |
重量 | 78g |
ディスプレイ | 有機EL |
画面比率 | 不明 |
PPD | 55PPD |
スピーカー搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
マイク搭載 | |
センサーの種類 | ジャイロセンサー |
ノーズパッドの中が空洞 |
VITURE One XRグラスを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
視野角 | 50度 |
---|---|
最大解像度 | 1920×1080 |
3DoF表示 | |
対応ハード | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel |
良い
気になる
AR関連のハード・ソフトウェアを開発している中国のメーカー、Rokidの「Rokid Max AR Grasses」。視野角が50度と広く、映像の迫力を感じやすい点が魅力です。
画質のよさの検証では、ざらつきを感じないきれいな映像が見えました。視野角が50度と広いため、映画館のスクリーンで見るような大迫力の映像を楽しめます。しかし、発色は全体的に黄色味が強い傾向があり、暖色は赤がオレンジのように見え、青が深い青としては表現できていないなど、正確な色で映像が見たい人は注意が必要です。
3DoF表示には対応していますが、アプリがインストールされたAndroidスマホでのみ対応。また、アプリを使えば3DoF表示は可能であるものの、複数のディスプレイを表示させられません。複数の仮想ディスプレイを並べて動画視聴やPC作業をしたいと考えている人には不向きです。
本体に視度調整機能が搭載されており、視力に不安がある人でもある程度の補正ができます。視度調整機能で対応できない場合は、提携店舗でレンズを作成しましょう。ボタンもついているので、動画を見ながらでも簡単に音量調整ができます。
ノーズパッドはシリコン製で柔らかく肌触りもよいものの、中が空洞ではないためクッション性が低く、鼻に重みを感じました。一方で、側圧の強さはほどよく締め付けられるような強さで、一般的なメガネやサングラスのような着け心地で着用できます。
音質の検証では、映画やアニメの人の声は聞き取れたものの、楽器の響きや深さを感じるほどではありませんでした。音声に粗があるわけではありませんが、BGMや曲の迫力を感じたり、臨場感を味わったりするには物足りなく感じるでしょう。
音漏れの検証では適正音量で音楽を流した結果、スマートグラスから30cmの距離で 7.6dB音漏れしていました。曲名ははっきりとはわかるほどではないものの、音漏れしていることはわかる程度の音が出るので、静かな場所で使用すると周囲の人が音漏れに気がつくでしょう。
高さ | 55mm(実測値) |
---|---|
幅(着用時) | 148mm(実測値) |
奥行(着用時) | 164mm(実測値) |
幅(折りたたみ時) | 152mm(実測値) |
奥行(折りたたみ時) | 51mm(実測値) |
重量 | 75g |
ディスプレイ | Micro-OLED |
画面比率 | 16:10 |
PPD | 55ピクセル |
スピーカー搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
マイク搭載 | |
センサーの種類 | 強化された9軸(IMU)、3DoF ヘッドトラッキング、装着検知 |
ノーズパッドの中が空洞 |
視野角 | 46度 |
---|---|
最大解像度 | 1920×1080 |
3DoF表示 | |
対応ハード | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel |
良い
気になる
RayNeoの「RayNeo Air 2」は外出先でスマートグラス自体から音を聞き、鮮やかな映像を楽しみたい人におすすめ。201インチの巨大なスクリーンを目の前に映し出せると謳っています。
画質のよさの検証では、暖色の表現が豊かで炎や夕焼けなどの映像がとくにきれいに見えました。寒色の表現も大きな不満はなく、発色のよい映像を楽しめるでしょう。一方、解像度は細かく小さい文字や動きの激しい場面では映像の粗さを感じて、見えにくい場面もありました。
専用の「RayNeo XR」アプリをインストールしたスマホと接続すると3DoF表示に対応します。仮想ディスプレイを複数表示させて、マルチモニターのように使用する機能はありませんでした。一方で、接続すると専用の360度映像やミニゲームなどのコンテンツを楽しめるようになり、仮想空間にいるような感覚を味わえます。
接続端子はUSBタイプCでメーカーの純正品だけではなく、好きな長さや柔らかさのケーブルに買い替えることも容易です。音量調整と輝度調整のボタンがそれぞれついており、メガネ本体で映像と音量周りの調整を完結させられます。
ノーズパッドは中が空洞ではないものの、シリコン製で厚みがあるためかモニター評価は良好でした。メガネ着用時のズレにくさは、首を左右に振っても大きくズレることはなく、長時間安定した位置で着用できます。
音質の検証では低音が物足りないため、音全体に厚みがなく臨場感にあふれるような迫力はありませんでした。人の話し声ははっきりと聞こえるので、YouTubeでの動画鑑賞は問題なく行えますが、アーティストのMVを見たり映画をBGMまで聞きながら楽しんだりする用途には不向きです。
音漏れの検証では適正音量で音楽を流した結果、スマートグラスから30cmの距離で3.3dB音漏れしました。ウィスパーモードという音漏れを効果的に防ぐ機能が搭載されており、この機能をオンにした状態で計測したところ、かすかに音が聞こえてくる程度に抑えられています。音を逃さず耳に届けているものの、イコライジングの調整のせいか音圧を感じられず物足りなさを感じました。
高さ | 52mm(実測値) |
---|---|
幅(着用時) | 154mm(実測値) |
奥行(着用時) | 160mm(実測値) |
幅(折りたたみ時) | 151mm(実測値) |
奥行(折りたたみ時) | 54mm(実測値) |
重量 | 76g |
ディスプレイ | Micro-OLED |
画面比率 | 16:9 |
PPD | 49PPD |
スピーカー搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
マイク搭載 | |
センサーの種類 | 加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー |
ノーズパッドの中が空洞 |
視野角 | 46度 |
---|---|
最大解像度 | 1920×1080 |
3DoF表示 | |
対応ハード | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel |
良い
気になる
アメリカや日本などにも展開している北京のメーカー、XREALの「Air」。ARグラスとしては先駆け的な商品で、2023年に発売されているモデルが多いなか、Airは一足早く2022年に発売されました。
画質のよさの検証では色域が広く見え、暖色・寒色ともにきれいに表現されていました。とくに明るい色は視認性がよく、鮮やかに映えている印象。一方で、暗い場面の映像ではグラデーションが曖昧で、解像感が少し欠けているように見えました。
没入感の高さの検証では、3DoF表示機能に対応しており、オプション製品かアプリがインストールされたMacBook・Androidスマホに接続すれば複数ディスプレイを並べられます。XREALの商品のなかでは古い機種にはなりますが、アプリやオプション製品を使用すれば3DoF表示に対応する点は最新機種と同様のスペックです。
接続端子はUSBタイプCで買い替えやすく、断線してしまっても対応しやすいでしょう。視度調整機能はありませんが、度付きレンズを提携店舗で購入できるので、視力に不安がある人は作成するのがおすすめです。
ノーズパッドはシリコン製で肌触りはよいものの、薄いうえに中が空洞がないため、クッション性が低く鼻にかかる重さを軽減できません。レンズの荷重バランスもグラス寄りになるため、グラスがズレやすい傾向がありました。一方、側圧はほどよく、頭を締め付けられるような感覚もないので、長時間着用しても違和感を覚えません。
音質の検証では人の声は認識しやすいものの、楽器の響きが耳の外に広がっているような印象がありました。楽曲の臨場感や迫力を感じ取りにくく、まとまりや厚みのある音で動画視聴をしたい人には不向きです。
音漏れの検証では適正音量で音楽を流した結果、スマートグラスから30cmの距離で 14.1dB音漏れしていました。曲名はもちろん、歌声もはっきり聞き取れるほど音漏れしていたので、静かな場所での使用は現実的ではなく、人がいないか確認したうえで周囲に十分配慮して使いましょう。
高さ | 53mm(実測値) |
---|---|
幅(着用時) | 149mm(実測値) |
奥行(着用時) | 150mm(実測値) |
幅(折りたたみ時) | 149mm(実測値) |
奥行(折りたたみ時) | 50mm(実測値) |
重量 | 79g |
ディスプレイ | Micro-OLED |
画面比率 | 不明 |
PPD | 49PPD |
スピーカー搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
マイク搭載 | |
センサーの種類 | 加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー |
ノーズパッドの中が空洞 |
視野角 | 45度 |
---|---|
最大解像度 | 1920×1080 |
3DoF表示 | |
対応ハード | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel |
良い
気になる
モバイル機器を手がけるブランド、TCLの「NXTWEAR S」。4m先に130インチ相当の大画面を投影できるのが魅力の商品です。
画質のよさの検証では、自然な発色で寒色や暖色問わずきれいに映し出されていました。明るい色と暗い色のコントラストがはっきりしていて鮮やかに見えます。解像度は人や建物の輪郭が曖昧に感じるほどではないですが、動きが激しい映像になると粗さを感じる場面がありました。
アプリをインストールしたPCやスマホと接続すると3DoF表示に対応し、複数ディスプレイを表示できるようになります。アプリをインストールしたスマホであれば、スマホをリモコンのように操作しながら画面を操作でき、仮想ディスプレイを最大3面映せました。
接続端子はマグネット式です。メーカーからケーブルが販売されていないため、長さを調整できないのはもちろん、断線した場合は映像出力ができなくなります。輝度調整機能のほかに音量調節が本体でできるので、スマホやPCを使わなくてもスピーカーの音量を変更可能です。
ノーズパッドはシリコン製で柔らかく肌触りもよいものの、中が空洞ではないためクッション性が低く、鼻への重みを感じます。一方、側圧は弱めで締め付けられる感覚が少ないので、長時間着用し続けても快適でした。
音質の検証では低音の迫力は物足りないものの、全体的に音割れなくクリアな音質で聞こえて、楽器の響きや人の声もはっきりと聞き取れます。アニメや映画の音を聞く分にはとくに問題はありませんが、楽曲を楽しむための厚みやまとまりは感じにくいでしょう。
音漏れの検証では適正音量で音楽を流した結果、スマートグラスから30cmの距離で9.7dB音漏れしていました。静かな場所で隣にいる人には聞こえる程度の音が出るので、周囲を確認して人が近くにはいないときに使うとよいでしょう。
高さ | 52mm(実測値) |
---|---|
幅(着用時) | 164mm(実測値) |
奥行(着用時) | 166mm(実測値) |
幅(折りたたみ時) | 154mm(実測値) |
奥行(折りたたみ時) | 56mm(実測値) |
重量 | 82g |
ディスプレイ | Micro-OLED |
画面比率 | 16:9 |
PPD | 49PPD |
スピーカー搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
マイク搭載 | |
センサーの種類 | 加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー |
ノーズパッドの中が空洞 |
視野角 | 46度 |
---|---|
最大解像度 | 1920×1080 |
3DoF表示 | |
対応ハード | iPhone、iPad、MacBook、Pixel、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、Steam Deck |
良い
気になる
VITUREの「Pro XR グラス」は、装着感のよさを求める人の選択肢になる商品。ノーズパッドが空洞になっていてクッション性が強く、長時間の使用でも疲れを感じにくいのが魅力です。
画質のよさの検証では、暖色が強く出がちで発色はいまひとつでした。解像度も高くないので、砂ぼこりや水しぶきのような細かい描写表現がつぶれた印象に。奥行き感はありますが、全体的な立体感に欠け、アニメでもゲームでも没入感はそれほどありません。
3DoF表示には専用アプリのダウンロードが必要です。接続可能なデバイスはiPhone・iPad・MacBook・Windowsなどに幅広く対応。iPhoneやSwitchなどに特化した追加デバイスもあり、マルチスクリーン機能が使えたりゲームを一緒に楽しんだりもできます。
USBタイプCケーブルを採用していますが、メガネ側の接続はマグネットで行います。片手でサッとつけ外ししたい人にとっては便利ですが、他社製ケーブルが使えないため万が一故障した場合は別売りのケーブルで対応しましょう。
装着感の検証では、実際に使用したモニターから「圧迫感が少なく、痛くならなかった」などの声が挙がりました。ちょうどよい側圧の強さで、鼻の痛みも感じにくい印象。一方で、耳への引っかかりが足りずズレが気になるとの声もありました。
音質面では、中音域の再現度が高く、人やキャラクターの声はきれいに聴き取れました。しかし、ボーカルの声はややつぶれて聴こえ、低音の重厚感や高音の広がりも控えめ。映画館のような臨場感を求めている人は物足りなさを感じるかもしれません。
音漏れの検証では、30cm離れた場所で平均27.2dBの音漏れを確認。静かな場所では周囲の人にも音が聞こえる可能性が高いので注意してくださいね。
高さ | 53.7mm |
---|---|
幅(着用時) | 156mm |
奥行(着用時) | 56mm |
幅(折りたたみ時) | 160mm |
奥行(折りたたみ時) | 47.7mm |
重量 | 77g |
ディスプレイ | 有機EL |
画面比率 | |
PPD | 49ピクセル |
スピーカー搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
マイク搭載 | |
センサーの種類 | 3DoFヘッドトラッキング、装着検知 |
ノーズパッドの中が空洞 |
視野角 | 41度 |
---|---|
最大解像度 | 1920×1080 |
3DoF表示 | |
対応ハード | iPhone、iPad、MacBook、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPO、Windows、PS4、PS5、Steam Deck、Pixel |
良い
気になる
CPSpeedの「au Smart Glasses」は色彩表現豊かな映像が楽しめるでしょう。一方で、コードがメガネと一体で取り外せず音漏れも大きいなど、使用するうえで不便な点が目立ちます。
画質のよさの検証では、寒色暖色ともに豊かな色で表現されていました。アニメのキャラクターや実写の人物の髪色のグラデーションまで視認できるでしょう。一方で、海や空など、広範囲の映像であれば大きく気になる箇所がなく見えますが、服や人肌などの細かい部分を見ようとすると輪郭が曖昧に見えました。
3DoF表示に対応していません。対応するアプリやオプション製品もないので、複数のディスプレイを表示させられず、ディスプレイまわりの拡張性は低いといえます。目の前に複数枚のディスプレイを投影させ、マルチモニターのようにして仕事や作業をしたいと考えている人には不向きです。
メガネとコードは一体型。使い込んでいるうちにケーブルが断線してしまった場合、交換をする手段がありません。本体に視度調整機能が搭載されており、極端に乱視や不同視が強くなければ視力を補正をして映像を楽しめるでしょう。
装着感の検証では、メガネのツル部分が太く大きいため、耳に乗りきらないうえに重さを感じて長時間着用すると違和感を覚えました。また、ズレにくさではシリコンのノーズパッドであるものの滑りやすい素材で非常にズレやすい印象。多少の揺れではズレないスマートグラスがほしい人には不向きです。
音質の検証では大型のスピーカーを搭載しているためか、低音の厚みや高音の伸びがあり、コンサートホールで聞いているかのような音の迫力と広がりを感じられました。各音域がはっきりと聞こえてくるため、人の話し声からバンドやオーケストラの楽曲まで幅広い種類の音がクリアに聞こえます。
音漏れの検証では適正音量で音楽を流した結果、スマートグラスから30cmの距離で13.5dB音漏れしました。音漏れを少なくするような機能が搭載されていないので、スピーカーからの音がそのまま聞こえてくるようでした。曲名がわかるほど音漏れしていたので、周囲に人がいないか確認してから使用しましょう。
高さ | 48mm(実測値) |
---|---|
幅(着用時) | 159mm(実測値) |
奥行(着用時) | 179mm(実測値) |
幅(折りたたみ時) | 162mm(実測値) |
奥行(折りたたみ時) | 46mm(実測値) |
重量 | 112g |
ディスプレイ | Micro-OLED |
画面比率 | 不明 |
PPD | 53PPD |
スピーカー搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
マイク搭載 | |
センサーの種類 | コンパス、加速度センサー、ジャイロセンサー |
ノーズパッドの中が空洞 |
マイべストではベストなスマートグラスを「映像がきれいで使い勝手がよく、イヤホンなしでも満足できるほど高音質なスマートグラス」と定義。
ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のスマートグラス11商品を集め、以下の6個のポイントで徹底検証しました。
検証①:画質のよさ
検証②:没入感の高さ検証③:利便性の高さ
検証④:装着感のよさ
検証⑤:音質のよさ
検証⑥:音漏れの少なさ今回検証した商品
日ごろから映画・アニメを視聴するモニター10人が、以下の方法で各商品の検証を行いました。
1.部屋の明かりを消した状態でモニターがスマートグラスで映像を見比べる
以下の項目ごとに「とても満足:5」「満足:4」「普通:3」「不満:2」「とても不満:1」の5段階で評価し、その平均点で各商品のおすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「仮想空間の中にいるような体験をすることができ、映像を見やすくするためのカスタマイズ性にも優れている」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「アプリやオプション製品を使うことなく、グラス単体ですべての機能を使えて、どの用途で使っても不便さを感じない」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
日ごろから映画・アニメを視聴するモニター10人が、以下の方法で各商品の検証を行いました。
1.スマートグラスをかける
2.20分間映像を見る
以下の項目ごとに「とても満足:5」「満足:4」「普通:3」「不満:2」「とても不満:1」の5段階で評価し、その平均点で各商品のおすすめ度をスコア化しました。
日ごろから映画・アニメを視聴するモニター10人が、以下の方法で各商品の検証を行いました。
1.モニターがスマートグラスで音声を聞き比べる
以下の項目ごとに「とても満足:5」「満足:4」「普通:3」「不満:2」「とても不満:1」の5段階で評価し、その平均点で各商品のおすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「隣の人にはまったく聞こえることがなく、音漏れの心配がない」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を45db以下の商品と定めて、以下の方法で検証を行いました。
1.防音室にてスマートグラスの側面から0.3mの位置に騒音計を設置
2.音楽を再生し、音漏れを測定。
3.測定した値から部屋の騒音を差し引いた数値を音漏れした音量とする
呼吸音とされる10dbを最高スコアとし、値が低いものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
現在発売されているスマートグラスは、どの機種も単体ではゲーム機と接続しても映像を映せません。SwitchやPS5などのゲーム機をつなぐ場合は、スマートグラス各商品の公式サイトから専用のオプション製品を購入しましょう。
また、ゲームをプレイしたい人にとっては、映像のなめらかさに直結するリフレッシュレートも重要。120Hzの出力が可能なモデルもありますが、すべてのゲームや映像が120Hzで楽しめるわけではありません。SwitchやPS4でゲーム、YouTubeやNetflixで動画を見る場合、ゲーム機や動画サイトの映像が60Hzまでしか対応していないので、スマートグラスが対応していても120Hzの映像は見られません。
自分がどの端末やサービスでゲームをプレイしたり動画を見たりするのかを確認して、自分に合ったスペックのスマートグラスを選んでくださいね。
最大で解像度4K、リフレッシュレート120Hzの映像を出力できるPS5の登場から、昨今のゲームのグラフィック性能は格段に進化しています。美麗なゲームの映像を最大限味わいたい人もいるかと思いますが、現状のスマートグラスの性能ではすべての魅力を引き出すのは難しいでしょう。
それでも、スマートグラスでゲームプレイを楽しんでみたいという人も多いはず。ゲーミングモニターのようななめらかな映像でプレイできなくとも、ゲームとスマートグラスをつなげば映像を映せるので、ゲームの画質にそこまでこだわりがなければ試してみるのもよいでしょう。
スマートグラスはミニPCやスマホとの接続の相性が良好です。コンパクトでどこでも大画面を映し出せるので、電車やカフェの限られたスペースでも大きな画面で快適に作業や動画視聴ができます。
1位: XREAL|XREAL One
2位: XREAL|XREAL Air 2 Ultra
3位: XREAL|Air 2 Pro
4位: XREAL|Air 2
5位: VITURE|VITURE One XRグラス
ランキングはこちらコンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
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パソコン・周辺機器
コスメ・化粧品
ビューティー・ヘルス
生活雑貨
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