ハムスター用ヒーターは、寒さに弱いハムスターの冬の寒さ対策に役立つ小型の暖房器具。ハムスターが快適に過ごせるようにヒーターを用意したくても、ケージの中に入れたり外に掛けたりするパネルタイプ・ハムスターが上で寝られるパネルタイプ・ドームタイプなど、種類が多くて迷ってしまいますよね。
そこで今回は、ハムスター用ヒーターのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。いつから使用するかの基準や、つけっぱなしにしたときの電気代や火事などの心配事についても解説していますよ。本記事を参考に、自宅の環境とハムスターに合ったヒーターを見つけてくださいね。
生体販売・トリマー・トレーナー・新規事業開発・成田空港内ペットホテル開業に伴うプロジェクトリーダー等を経験し、現在は大手ペット専門学校講師、海外製ペット用品の開発・販売、ペット関連プロモーション事業にも従事。トリマー兼トレーナーとして動物保護活動にも取り組む。
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冬場のハムスターの飼育で気をつけたいのは「擬似冬眠」です。擬似冬眠は、暖かい春に目覚めるための通常の冬眠とは異なり、そのままゆっくりと死んでいく仮死状態のこと。擬似冬眠を防ぐためにハムスター用ヒーターを設置すべき期間や、擬似冬眠に入った場合の対処方法をご紹介します。
人間用の暖房器具は、ハムスターの過ごす巣箱の中まで熱が伝わりにくいため、ハムスター用ヒーターが必要です。巣箱と巣箱の外で温度差ができることで、冬毛への換毛・寝床づくりに失敗することも。巣箱の中の温度が一定になるように、ハムスター用ヒーターを活用しましょう。
ハムスター用ヒーターを使用する期間は、最高温度が20度を下回っている間です。ハムスターは15〜28℃で活動可能ですが、15℃を下回ると動きが鈍くなり、擬似冬眠に入ってしまう場合があります。擬似冬眠は通常の冬眠とは異なり、脂肪や食料の蓄えがないまま冬眠に入るため、危険な状態です。
ハムスターの冬眠の特徴は、体が冷えきっている・触れてもまったく動かない・呼吸が少ないこと。冬眠に入ったハムスターの体温は室温と同じ程度で、呼吸は1分間に1回程度です。軽くお腹に手を当てると、体温と呼吸の確認ができます。
もしも擬似冬眠に入っていることに気がついたら、使い捨てカイロや湯たんぽなどでゆっくりとハムスターを暖めて起こしましょう。急に暖めるとハムスターの体に負荷がかかります。ハムスターをタオルなどで包んで人肌で暖めてください。
また、冬眠中は飲み食いができていないため、脱水症状を起こしている可能性があります。無事に目覚めてもすぐには安心せず、動物病院に連れて行くことも忘れないようにしましょう。
擬似冬眠に入った直後であれば部屋を温めることで元に戻る可能性もありますが、どのくらいの時間が経っているかわからないケースも多いです。また、擬似冬眠に入って数時間経っているようであればすぐに病院に連れて行きましょう。
できる限り深く冬眠に入る前にハムスターを温めて病院に連れて行くことが大切です。病院に向かう際は、ハムスターをカイロや湯たんぽなどで温めながら向かいましょう。
ハムスター用ヒーターを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
ハムスター用ヒーターの種類は、保温電球タイプ・フィルムタイプ・パネルタイプ・ドームタイプなどさまざま。部屋の環境・お手入れのしやすさ・ハムスターの好みによってタイプを選びましょう。
ケージの一部だけでなく、ケージ全体を暖めたい場合は放熱範囲の広い保温電球タイプがうってつけ。カバーがついているものを選べば、光が漏れず、ハムスターが自然に近い環境で過ごせます。
ただし、電球部分が高温になるため、ハムスターが触れると、やけど・火事のおそれがあり危険です。背の高いケージを用意し、ハムスターの手が届かない上部へ設置してください。
また、保温電球タイプは温度設定ができないので、定期的な温度管理が必要になります。温度が上がりすぎると熱中症の危険もあり、家を留守にすることが多い人には向かないタイプです。ケージ内に温度計を設置し、健康なハムスターに適した20〜26℃を目安に、電源の入切で調節しましょう。
お手入れのしやすさで選ぶなら、フィルムヒーターがおすすめです。ケージの外側に設置でき、ハムスターにかじられたり、おしっこをかけられたりせずに清潔に使用できます。ケージの下に入れるだけで床暖房のように使用できるため、初心者や多頭飼育向きのヒーターです。
ただし、底足の短いケージや、飼育用ガラスケースなど、ケージ下に隙間がない場合は設置できないので注意。フィルムヒーターを購入する場合は、商品の厚さと、ケージの下にフィルムヒーターの入る隙間があるかどうかを確認してください。
気軽に温度を確認したいなら、温度設定機能のついたパネルヒーターを選びましょう。ダイヤルで温度設定ができる商品や、両面で温度の違うリバーシブルタイプがあり、温度管理が簡単です。
パネルヒーターには、ケージの中に設置してハムスターが直接乗って暖まることができるアイテムがあります。省スペースなものが多く、寒いときだけ乗って暑くなると降りるというように、ハムスターが自由に使えるのが特徴です。汚れやすくなるため、水洗いができるものなら清潔に保てます。
ただし、高齢・病気で自由に動けないハムスターの場合は、低温やけどに注意が必要です。自由に動けないハムスターには、ケージの側面に設置する遠赤外線タイプの商品がおすすめ。直接触れないのでやけどの心配がなく、遠赤外線により体の芯から暖められます。
巣箱などの狭いところが好きなハムスターには、ドームタイプのヒーターがぴったり。全体がドームで覆われているため熱が逃げにくいのが特徴です。ハムスターの種類によっては狭すぎることもあるため、事前にサイズを確認しましょう。
また、ドームが気に入らない・いつもの巣箱のほうが落ち着くといった理由で、ドームヒーターに入らない場合もあります。ドームが取り外しできる商品なら、パネルヒーターとして再利用も可能なので便利です。ドームを取り外すことで中の熱を解放し、温度調整もできますよ。
電気が使えない停電・災害での避難時や、引越しの移動時などに備えて、カイロケースタイプを用意しておきましょう。人間用のカイロを入れるだけで即席のパネルヒーターとして使用できます。電源コードが不要なので、コードをかじることで起こる感電・火事の心配もありません。
ただし、温度調節ができず、半日程度しか暖かさを保てないことがデメリット。カイロが熱くなりすぎると低温やけど・冷めたまま放置すると低体温症になるなどのリスクもあります。日常使用ではなく、非常時のみの使用がおすすめです。
初めてハムスターを飼う人におすすめなのはパネルタイプで、ケージ内などにとりあえず置いてみることであたたまるので便利です。最近はハムスターのハウスとパネルが一体化しているものも多いため、そちらも使いやすいでしょう。
一方で、電球タイプはケージ内のどこに熱が当たるようにするのか等、取り付ける位置を考えるのが難しいため、ペットショップの店員さんなどに相談してから決めることをおすすめします。
ハムスター用ヒーターを長時間使用する場合、ハムスターの低温やけどや火事が不安ですよね。温度調節機能付きのものであれば、長時間使用していても温度が上がりすぎる心配はほとんどありません。温度設定可能タイプ・自動温度管理タイプ・リバーシブルタイプそれぞれの特徴をご紹介します。
正確に温度を管理したいなら、温度設定可能タイプがおすすめです。室温やハムスターの様子に合わせて温度設定ができるため、節電効果も見込めます。室温20℃を目安に、暖房などで部屋が暖かいときや、気温の高い春先などは低めの温度に設定しましょう。
ただし、朝晩の温度差が激しい時期などは特にこまめな温度管理が必要です。季節や気温によっては、1日のうちに何度も温度調整が必要な可能性もあります。温度管理が大変なため、常に家にいて温度を確認できる人向きのタイプです。
家を留守にしがちな人や、温度管理に慣れていない初心者は自動温度管理タイプを選びましょう。設定温度以上にならないように自動で管理するため、留守中のやけど・火事のリスクが低下。自動温度管理タイプには、PTC(自動温度制御)式とサーモスタット式の2種類があります。
手軽に節電したい人には、PTC式がおすすめ。外気温に合わせて温度を調整し、一定の温度を保つため、消費電力量を抑えられます。サーモスタット式は設定温度になると一度電源を切り、温度が下がると再度電源を入れて暖めなおすため、電力消費が大きいのが特徴です。
手軽に温度を調整したいなら、リバーシブルタイプがぴったり。表面と裏面の温度が異なるため、ハムスターの様子や室温に合わせて簡単に温度を変更できます。
表面と裏面の温度差が大きく、少し寒くなってきた秋から真冬、暖かくなってきた春まで、長期間使用できるのも特徴です。ケージの中に入れて使用するパネルヒーターなので汚れやすくなりますが、水洗いができるものなら清潔に保てます。
初めてヒーターを選ぶ際のポイントは、まず大前提として購入時点でハムスター用・小動物用と書かれているのを必ず選ぶことです。また、お仕事などで長時間目を離す場合は電源コードが金属で覆われているものが安心です。
電源コードは、一般的に分厚いビニールで覆われているものが一般的です。金属カバーのタイプは少し値段が高いですが、かじられても破れる心配がありません。ビニールタイプを使用する場合は、かじった後が少しでもあれば交換するようにしましょう。
ハムスター用ヒーターをつけっぱなしにする場合は、消費電力が20W前後の商品を選択しましょう。消費電力(W数)が小さくなればなるほど電気代は抑えられますが、小さすぎると暖める力も弱くなります。
20Wのヒーターを24時間つけっぱなしにすると、1か月の電気代は約400円です。ハムスター用ヒーターのパッケージには、1日あたりの目安の電気代が記載されている場合があります。ご家庭によって負担にならない程度の電気代で、消費電力が低すぎずしっかりと保温できるものを選択してください。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
種類 | 遠赤外線使用 | 温度調整可能 | コードカバーあり | |||||
1 | KcBlueJp パネルヒーター | ![]() | 底面または側面に取りつけて使用する温度調整可能なヒーター | パネルヒーター | ||||
2 | サムコス ヒーターパッド | ![]() | 温度調節が可能な省エネタイプのヒーターパッド | パネルヒーター | 不明 | |||
3 | 旭光電機工業 ミニペットヒーター | ![]() | 寒さに弱いペットにおすすめ。感電防止の金属リング付き | 保温電球 | ||||
4 | Canplus カバーつき保温電球 | ![]() | スチールカバーつき。活動サイクルを妨げにくい | 保温電球 | ||||
5 | 旭光電機工業 アサヒ ミニペットヒーター 20W | ![]() | 壁掛けできるフック付きの丈夫なヒーター | 壁掛けフック | ||||
6 | DALIZA マルチパネルヒーター | ![]() | バランスの取れた温度分布が魅力のマルチパネルヒーター | パネルヒーター | 不明 | 不明 | ||
7 | 三晃商会 パネルウォーマー|E52 | ![]() | 自動温度制御機構つきでサーモスタットなしでも使える | パネルタイプ | 不明 | |||
8 | DALIZA マルチパネルヒーター | ![]() | 毎日の活動、食欲、代謝をサポートする | パネルヒーター | 不明 | 不明 | ||
9 | エコパネルヒーター | ![]() | 45℃まで温度調節可能。リーズナブルな価格が魅力 | パネルヒーター | ||||
10 | QOSEREN パネルヒーター | ![]() | ペットの種類や体調に合わせて、自由に温度設定ができる | パネルヒーター | 不明 | 不明 |
ケージの底に敷くパネルヒーターは、ケージの面積の半分以下のサイズを選び、ハムスターが熱から逃げられる場所を作るように置きましょう。ケージ全体にパネルヒーターを敷いてしまうと、暑くなったときに逃げる場所がなく、熱中症になる危険があります。
また、底足のついたケージの場合、パネルヒーターを足で踏まないように注意が必要です。足で踏まれたところに負荷がかかり、破損・故障の原因となります。
保温効率を上げたい場合は、下に断熱材を敷き、ヒーターとケージが密着するように配置しましょう。表面温度が安定するため、電気代も抑えられます。発泡ウレタンシート・厚手のフェルト・ダンボール・新聞紙・タオルなどが断熱材として使用可能です。
ヒーター置いたものの、ハムスターが使ってくれない場合は温度が高すぎる可能性があります。ケージの面積の半分以下の広さで置いていても使わない場合は、設定する温度を低くしてみたり、ヒーターの下に引く木のチップを多めにすると良いです。
寒い冬などでも使わない場合、ヒーターが嫌いというわけではなく熱すぎて使わないといったケースがほとんどですので、ヒーターを撤去するのではなく方法を変えて試してみましょう。
ハムスター用ヒーターを使用する場合、ハムスターに電源コードを噛ませないように注意しましょう。特にケージの中に入れて使用するヒーターは、コードもケージ内に入る場合があります。電源コード部分に感電・火事防止対策がされている商品を選んだうえで、床材などで隠すのがおすすめです。
また、ヒーターをつけっぱなしで使用する場合は、定期的に異常がないかチェックをしましょう。過去にヒーターが発熱してケージが焦げたという事例もあります。火事やハムスターの死亡事故を防ぐためにも、ヒーターの使用前・使用後には必ず異常がないかの確認が必要です。
ハムスターの寒さ対策には、ヒーターの使用だけでなくケージや巣箱の見直しもおすすめ。保温性能の高いケージや巣箱を選び、ヒーターの保温効率を高めましょう。
1位: KcBlueJp|パネルヒーター
2位: サムコス|ヒーターパッド
3位: 旭光電機工業|ミニペットヒーター
4位: Canplus|カバーつき保温電球
5位: 旭光電機工業|アサヒ ミニペットヒーター 20W
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