車・バイク・自転車のメンテナンスや、窓枠・シャッターといった住宅周りのDIYなど、使い道の多いシリコンスプレー。カインズなどのホームセンターや、100均でも購入できます。しかし、用途別に適した種類・成分があり、値段もさまざまなのでどれにすべきか迷いますよね。
そこで今回は、シリコンスプレーのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。DIY初心者向けに、シリコンスプレーとはどんなものなのか詳しく解説。使い方や落とし方、使ってはいけない材質も説明します。ぜひ参考にして、用途に適したシリコンスプレーを見つけてください。
DIYアドバイザー・第二種電気工事士・防災士・防災アドバイザー・福祉住環境コーディネーター2級・宅地建物取引士。各種資格を活かし、「住まいをDIYで快適に」をモットーに活動中。NHK・民放・公民館・生涯学習・公共施設・小学校・カルチャースクールなどのDIY講師や、『木工ガールのはじめてのDIY』(美術出版社)『家事の基本大辞典』(成美堂出版)などの監修、各種雑誌制作にも携わっている。
徹底した自社検証と専門家の声をもとにした、商品比較サービス。 月間3,000万以上のユーザーに向けて「コスメ」から「日用品」「家電」「金融サービス」まで、ベストな商品を選んでもらうために、毎日コンテンツを制作中。
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
シリコンスプレーとは、シリコンオイルを配合したスプレーのことです。乾燥するとシリコン塗膜を形成し、潤滑・防水撥水・ツヤ出し・防錆などの効果を発揮。さまざまな使い道ができるので、1本もっておくと住宅設備・家具・自動車・自転車・バイクなどをメンテナンスするときに活躍します。
たとえば、住宅周りのDIYでは、潤滑油として使うのが一般的。カーテンレール・シャッター・窓枠などに吹きつければ、シリコン塗膜によって摩擦が軽減されて動きやすくなり、ガタつきや異音を解消できます。手で触ってもベタつきにくく、DIY初心者でも気軽に使いやすいのもメリットです。
シリコンスプレーは、自動車・バイクのメンテナンスでも活躍。ヘッドライトや車のボディのコーティングに使えます。洗車後にシリコンスプレーをワックスのように塗布すれば、簡単な傷消しも可能です。タイヤ側面に吹きかけたらツヤ出し、金属部分に吹きかけると防錆・防水効果が期待できます。
ほかにも、マウス・マウスパッドの滑り改善や、キーボードのタイプ感改善にもシリコンスプレーを使用可能。キャンプで使うテントのファスナー・フレームスリーブなどには、布用のシリコンスプレーが重宝します。便利なシリコンスプレーを用意し、いろいろなシーンで活用しましょう。
まず、シリコンは絶縁体なので、電気接点に使うのはNG。時間経過で白くなる場合があるため、窓ガラス、とくに車のフロントガラスなどに使うと危険です。窓に使うなら専用の撥水剤が適しています。
ほかにも、自動車・バイク・自転車では、以下のパーツにシリコンが付着すると危険です。意図しないシリコンスプレー の付着を避けたいなら、しっかりと養生して作業しましょう。
住宅・自動車に限らず、鍵穴の内部に噴射するのは禁物。一時的に滑りがよくなるものの、時間経過とともに固まって回らなくなるリスクがあります。シリコンスプレーはオイルやグリスを溶かす場合があるため、自転車チェーンなどにも不向きです。鍵穴やチェーンには専用のスプレーを使いましょう。
シリコンスプレーを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
シリコンスプレーは大きく分けて、石油系溶剤と無溶剤の2種類です。成分の違いによって使える素材が異なるため、噴射する箇所に応じて選んでください。
金属部に塗布する場合は、石油系溶剤がおすすめです。金属部品のサビ防止に使えるだけでなく、機械部品間の潤滑剤として活躍します。高い浸透性で部品の隅々まで行き渡りやすいのも石油系溶剤のメリット。高温・高圧に耐えられる耐久性の高さも、機械向きの理由のひとつです。
一方、シリコンスプレーにはオイル・グリスを溶かすリスクがある点には注意が必要。同じ金属部でも、自転車チェーンのように異なる潤滑油を使う部位には適していません。プラスチック・ゴム・木材などに塗布すると、素材が劣化するリスクがあるので使用は避けましょう。
木材・プラスチック・ゴム・布などには、無溶剤を選びましょう。石油系溶剤を使っていないため、素材を劣化させることなく幅広い材質に使用可能。ガタつく引き戸が滑らかに動くようにしたい場合など、住宅のDIYを中心に幅広く使える汎用性の高さが魅力です。
一方、浸透性・耐久性・防錆効果などは、石油系溶剤のほうが高め。劣化を気にせずに使える金属製部品用として、石油溶剤系を用意しておくのもひとつの手です。対象材質ごとに使い分けることをおすすめします。
シリコンスプレーの基本的な機能として潤滑・ツヤ出し・撥水防水・防錆などがありますが、それぞれの効果は商品ごとに違う場合もあります。メインの用途が決まっている場合は、関連する機能に優れたシリコンスプレーを選べるとベターです。
締まりや滑りが悪くなった場所に使うなら、基本的にはどれを選んでもOK。潤滑効果はシリコンスプレーの基本的な機能性です。車や機械などの金属部品や木製のタンスなど、使用する場所の材質を考慮して選べば問題ありません。
滑り改善に特化して使いたい場合は、フッ素樹脂やシリコンレジン配合のスプレーに注目。フッ素樹脂やシリコンレジン入りだと、強い潤滑力が長持ちする傾向があります。サビのひどくて回らないネジの滑りをよくしたいときは、凍結による収縮作用と潤滑作用で緩められる商品を検討しましょう。
車のボディや家具などのツヤ出しに使いたいなら、高分子ポリマー含有の商品を選びましょう。大半のシリコンスプレーにツヤ出し効果がありますが、高分子ポリマー入りなら表面に均一なフィルムを形成して、よりきれいな光沢を形成します。
商品によっては、クリア・ナチュラルなどツヤの程度を選択可能。口コミなども参考にしながら、好みのツヤが出せるものを選びましょう。タイヤのツヤ出し用として密着性を高めたものなど、用途に特化したシリコンスプレーもあるので要チェックです。
車のボディのツヤ出しには、撥水防水性も備えた商品がおすすめ。ツヤ出しにはワックスも使えますが、ツヤ以外の付加効果も狙えるのがシリコンスプレーを使うメリットです。なお、ツヤの美しさではワックス、耐久面ではコーティング剤のほうが優れているので、状況に応じて使い分けましょう。
滑りの改善と同時に撥水・防水効果を持たせたい場合は、対応材質の確認が必須です。大半のシリコンスプレーは撥水・防水性があり、ほとんどの金属製品に使えます。しかし、バッグ・テント・傘のパーツなどに吹きかける場合、材質によっては色や質感が変わる可能性もあるので注意が必要です。
布や革製品の部品などに使う場合は、フッ素とシリコンを組み合わせたスプレーに注目。フッ素は防水スプレーに使われる成分で、撥水性に優れているのが強みです。撥水・防水だけでなく、防汚効果も備えています。革や布製品の防水対策には、以下のコンテンツも参考にしてください。
金属部分のサビ止めにシリコンスプレーを使うなら、防錆効果の高さを謳った商品や防錆剤入りのスプレーを探しましょう。金属部品への吹きかけがメインとはいえ、部品の周りにゴムやプラスチックがあるようなケースでは、素材を劣化させない無溶剤を選んでおくと無難です。
サビ防止目的なら効果の持続性も重要なポイント。口コミやレビューなども参考に、長期間サビを防止できる商品を探してみましょう。防水効果の高いシリコンスプレーもサビの防止に役立ちます。
シリコンスプレーには、より便利に使えるよう工夫を施した製品も多く販売されています。プラスαの性能にも注目し、使い方や使用環境に合うものを選びましょう。
きれいにコーティングしたいなら、速乾タイプのスプレーで決まり。シリコンスプレーは乾燥して被膜を形成しますが、乾いていないうちにほこりなどが付着するときれいに仕上がりません。速乾・べたつかない・ドライタイプなどの表記があるものだと、被膜をきれいに仕上げやすいでしょう。
主に屋内で使うなら、無香タイプがベター。シリコン特有のニオイは苦手な人も多いため、換気しにくい室内では注意する必要があります。無香タイプなら、噴射時のニオイはあっても、被膜を形成したあとは無臭になるのがメリットです。
パッケージや商品説明に、無臭・無香などと記載されているものを探しましょう。無香タイプとはいえ、換気はマストです。使用の際は、必ず室内の換気をしっかり行ってくださいね。
口に触れる場所・器具・機械の手入れに使うなら、フードシリコンスプレーを選択しましょう。おもに食品を製造・加工する機械のメンテナンスに使われるもので、家庭用としては台所周りなどの手入れに活躍。子どもが触るおもちゃや家具にも使えるのがメリットです。
フードシリコンスプレーはNSF H1規格を取得しており、食品と接触する部分に使える潤滑剤として認定を受けています。ゴム・プラスチックなどに利用でき、ほかのシリコンスプレーと同様に使用可能です。フードシリコンと記載されている商品を選びましょう。
スプレーの容量は、使用頻度に応じて選んでください。シリコンスプレーは420mLが一般的ですが、840mLの大容量サイズや、70mLのミニサイズもあります。高頻度で使う場合は、標準・大容量タイプがおすすめ。一時的に必要なときは70~100mLほどの小容量を選ぶと、無駄になりません。
スプレー缶は使用期限がないケースが多いため、保管中に缶が錆びたり液漏れしたりしていなければ、使い残しても後日通常どおり使えます。使用期限がある場合は表示に従い、長期保管したものは試しに噴射して異常がないか確認してから使うのが無難です。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
容量 | 溶剤タイプ | 成分 | においなし | |||||
1 | プロスタッフ シリコンマルチスプレー|D-70 | ![]() | 錆びて固着したネジ・ナットの緩め剤としても使用可能 | 420mL | 無溶剤 | 不明 | 不明 | |
2 | 呉工業 シリコンスプレー|1046 | ![]() | 車から家具類までマルチに使える | 420mL | 無溶剤 | シリコーンオイル | 不明 | |
3 | 呉工業 シリコンルブ DX|1403 | ![]() | 耐久性の高さが魅力で、過酷な環境下でも滑走力を維持 | 420mL | 無溶剤 | シリコーンレジン、シリコーンオイル | 不明 | |
4 | エーゼット シリコンスプレー シルバー | ![]() | 金属や木材などさまざまなものに使用できるドライタイプ | 420mL | 無溶剤 | 不明 | 不明 | |
5 | 呉工業 シリコンルブスプレー|1420 | ![]() | さまざまな素材の滑走・離型をサポート | 420mL | 無溶剤 | シリコーンオイル | 不明 | |
6 | エーゼット シリコーンスプレーイエロー|Y007 | ![]() | さまざまな素材に使用できる、無溶剤タイプのシリコンスプレー | 420mL | 無溶剤 | シリコーンオイル、噴射剤 | 不明 | |
7 | 呉工業 フードシリコンスプレー|1413 | ![]() | 食品機械の潤滑性アップ。調理用家電にも | 430mL | 石油系 | シリコーンオイル、石油系溶剤 | 不明 | |
8 | コーナン商事 コーナンオリジナル|LIFELEX シリコンスプレー|AL03 | ![]() | 840mLの大容量でたっぷり使え、手軽にメンテナンス | 840mL | 無溶剤 | シリコーンオイル、噴射剤 | 不明 | |
9 | グリーンエース シリコンスプレー|650 | ![]() | 自動車やバイク整備時の潤滑・つや出しなどに使用可能 | 420mL | 無溶剤 | シリコンオイル、噴射剤 | 不明 | |
10 | エーゼット AZ|滑るグリーン|AZ730 | ![]() | 潤滑性が非常に高く、ベタつかない | 420mL | 無溶剤 | 特殊シリコーンオイル、噴射剤 | 不明 |
シリコンスプレーの使い方は、直接噴射したり、布に吹きつけてからのばしたりする方法が一般的。特に、布を使うと被膜を均一に仕上げやすく、オイルが意図しない箇所に付着するのを防止できます。
シリコンの被膜ができると滑りやすくなるため、人が踏む場所・タイヤの接地面などに付着すると危険です。スプレーをかけたくない場所には、養生してから作業をしましょう。一般的なスプレー同様、火気厳禁なので、周囲に電源の入った家電製品がないか確認し、換気しながら作業してください。
シリコンスプレーの落とし方は、中性洗剤で拭くと簡単です。洗剤で落とせない場合は、ブレーキクリーナー・脱脂剤などを使えば除去できます。ただし、薬剤を使うと付着した材質を傷めてしまうケースもあるため、できるだけ負担が軽い方法から試しましょう。
類似した用途を持つオイルスプレー、養生に適したマスキングテープ、DIYに使う塗料など、シリコンスプレーと同様便利に使える道具は下記コンテンツで紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
1位: プロスタッフ|シリコンマルチスプレー|D-70
2位: 呉工業|シリコンスプレー|1046
3位: 呉工業|シリコンルブ DX|1403
4位: エーゼット|シリコンスプレー シルバー
5位: 呉工業|シリコンルブスプレー|1420
ランキングはこちらコンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
各商品の紹介文は、メーカー・ECサイト等の内容を参照しております。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
家電
パソコン・周辺機器
コスメ・化粧品
ビューティー・ヘルス
生活雑貨
キッチン用品
格安SIM
インターネット回線
クレジットカード・キャッシュレス決済
ローン・借入
脱毛
サービス
就職・転職
投資・資産運用
保険
ウォーターサーバー
ベビー・キッズ・マタニティ
食品
ドリンク・お酒
アウトドア・キャンプ
DIY・工具・エクステリア
住宅設備・リフォーム
インテリア・家具
ペットフード ・ ペット用品
カメラ
スマホ・携帯電話
車・バイク
釣具・釣り用品
スポーツ用品
趣味・ホビー
アプリ
テレビゲーム・周辺機器
本・音楽・動画
ファッション
靴・シューズ
コンタクトレンズ
腕時計・アクセサリー
ギフト・プレゼント
旅行・宿泊
その他