い草ラグのおすすめ人気ランキング【2025年】

例えば、ソファ+ローテーブルのあるリビングの一部に敷きたい場合。一般的な2人掛けソファ+ローテーブルが6畳間にある場合、最小サイズなら140×100cmほどでも可能ですし、ソファ下を全てい草ラグで覆ってしまいたい場合には261×261cm（江戸間の4.5畳）サイズになります。

部屋のほぼ全体に敷きたい場合、部屋のサイズを正確にメジャーで測りましょう。部屋は畳の枚数で広さを表現することが多いですが、下記のように同じ6畳でもサイズが大きく異なります。

• 五六間（団地間）…255×340cm
  
• 江戸間（関東間）…261×352cm
• 三六間（中京間）…273×364cm
• 本間（京間・関西間）…286×382cm

い草ラグには不織布などで裏貼りされた商品が多く見られます。フローリングの部屋で使用するなら断然、裏貼りありがおすすめです。裏貼りがあることによって、フローリング床が傷つきにくくなり、クッション性もアップ。マンション・アパートなどにお住まいの場合は、下の階への防音効果も多少期待できます。

一方、裏貼りなしの商品は畳の上敷きとして使用されることがあります。

フローリング床にい草ラグを敷くなら、ある程度のクッション性があるものがおすすめです。全くクッション性のないい草ラグを床に敷くと、踏み心地が悪く快適ではありません。裏にウレタンフォームなどを貼り付けているものなどがよいでしょう。

中には1cmを超える厚みを持つい草ラグも。厚みがあるほど、よりふんわりとした踏み心地ですが、いくつか注意点もあります。ドアの開閉に邪魔にならないか、厚みによって躓く可能性はないかなど、部屋の状況や居住者の状態によっては、厚いものは避けたほうがよい場合がありますよ。

国産のい草は、成熟して中身が詰まった状態で収穫されるものが多く、外国産と比べて太い傾向があると言えます。また、輸出時に念入りに水分を飛ばすことでもろくなってしまう外国産に比べ、乾燥によってもろくなってしまうことが少ないというメリットもあります。

メリットばかりが目立つ国産い草ですが、デメリットも。それは、流通量が少ないということです。い草を育てるのはかなりの重労働。農家の高齢化に伴い、国産い草を生産する農家自体が少なくなってきており、日本国内での流通量割合は国産2割、外国産8割とも言われています。そのため、国産い草を使ったラグは、価格も外国産のものに比べて高額になりがちです。

外国産い草のほとんどは中国で作られ、日本国内から持ち込んだい草で生産拡大を続けています。大量に生産するため、日本国内でも安定供給されており、求めやすい価格での販売が可能です。

日本国内で幅を利かせる中国産い草ですが、デメリットもあります。生産性を上げるため、成熟する前に収穫してしまう場合があると言われており、一本一本が細く、短い草となってしまっています。そのため中国産い草ラグは、国産い草ラグに比べ、劣化が早く吸湿率も劣ります。

国内のい草ラグメーカーは、良質ない草確保のため工夫を重ねています。特に注目したいのは、中国産い草の品質アップ。国内のい草商品を扱うメーカーが直接中国の農場を管理することによって、太くて長いい草を使った商品を提供することが可能になりつつあります。

次に、全体の色目を見てください。ラグの場合は染色されているものが多いですが、例えば茶色の染色部分なら、色むらがない状態で仕上がっているかを確認しましょう。もし色ムラがあるようなら、一本一本が短いい草を使っている可能性があり、耐久性に難があることが考えられます。